本日、早起き。
目覚ましの鳴る丁度2分前に起きて、大勝利( ̄ー ̄)ニヤリッ
何でかねぇ、目覚ましの鳴るほんの数分〜数秒前に目覚めた時の、あの征服感。
「お前なんぞに頼らずとも、あたくしはこのように節制した生活ができるんじゃ」
と、思わず時計に向かって、不敵な笑みを込め、呟いてやりたい衝動にも駆られます。
とはいえ、寝不足(苦笑)。
昨夜、あまりに寝つきが悪いので、マイスリーに加えて、
件のアモバンを飲んだら、やっぱり気持ちが悪くなって(爆)
こんなことなら飲まなきゃよかったぜ・・・・と、明け方までレム睡眠だけで
乗り切ったのであります。
朝食とって、お風呂に入り、身支度整えて、レッツゴー病院・・・・( ̄∇ ̄;)
本日、対戦相手は、1回戦 メガネブタ、2回戦 オーアエという、
大変豪華なプログラム。
気合いも入ります。
まずは、婦人科。
トライディオール21の副作用について、語ってやる。
精神神経科のほうから出ている薬も飲み続けているのは、先方も既知している。
生理痛は確かに前よりも和らいだものの、前までは月の半分は元気だったのが
今では、浮腫みと倦怠感で1ヶ月が潰れるということを
とにかく必死に訴えた。
「生理だけは、とっても順調です。
休薬来間に入ってきちんと3日後に来るみたいです。
でも、前までは、浮腫みも口の中とかだけだったのが、
今は全身に広がっちゃって、とっても辛いんです。
休薬期間だけは、何とかまともなんですけど。
あ・・・・あと、熱も下がりません。寧ろ上がっちゃってます。37.5℃切りません。」
「37.5℃かぁ。そいつは少しハイだなぁ。
向こう(精神神経科)でもらってる薬も飲んでるんでしょ?」
「アモバンがマイスリーに変わっただけで、後は全部同じように・・・・。」
「浮腫みは、偏ってない?? 脚とか、両方来る??」
「はぁ・・・・キッチリ、両方。」
「よし、じゃあ、検査しよう♪ 血液検査。」
「あのぉ・・・・それ、向こう(精神神経科)でも2度ほど
やられたんですけど・・・・」
「フツーの検査♪ 腎臓と肝臓の様子を見てみましょう。」
「はぁ・・・・。」
「検査結果は1週間後に出るから、それ以後に確認に来てちょうだい。」
と、あたくしは検査オーダーの用紙を持たされて、メガネブタに帰された。
処方には、これで終わりになるか続行になるかまだわからない、
「トライディオール21」の文字・・・・。
そういえば、2診でいつもついていてくれる看護婦さん、
いなかったなぁ・・・・。精神神経科のフジワラさんもいなくなっちゃったし。
あたくし、あの2人を見ていると、何となくだけど癒されたのに・・・・。
とりあえず、そのまま同じフロアにある精神神経科に、診察券を出しにいく。
すると、おぞましいほどの人の数・・・・・
雰囲気は、同じフロアでも婦人科と全く違う。
寧ろ婦人科のほうが、うじゃうじゃと人もいて、子供とかもキャイキャイ騒いでいて
あたくし的には疲れるんだけど、
こっちの雰囲気は、異常・・・・・・。怖いわ。
婦人科の方は、看護婦さんもうじゃうじゃいるけれど、精神神経科は2人だけ。
1人は、フジワラさんと同じくらいの年齢で、
通い始めた時からいる看護婦さん(イマイさんだったかな)で、もう顔なじみ。
この人に、とりあえず事情を説明し、診察状況を聞いてみる。
「あ・・・・そうやねぇ・・・・。あと、5人くらい後になるかもしれへんけど。」
「微妙ですね・・・・・・。」
「先に、検査に行ってきた方がえぇかもしれんね。予約券だけもらっとくわ。」
「じゃあ、よろしくお願いします。」
検査受付は2階なので、階段で一つ下りる。
婦人科で説明してくれた看護婦さんは、
「エレベーターで降りられて、右手に行ったところですよ♪」
と、丁寧に教えてくれたけれど、あたくしはエレベーターに乗れません。
階段とエレベーターはホールで対面しているので、
「え〜っと・・・・エレベーターから降りた時の右手・・・・」
などと復誦しながら階段を下りた際に左に曲がった。
生理中で、ただでさえ血液が足りないところ・・・・否応なしに抜き取られ・・・・
おまけに、薬の副作用で常に渇いているあたくしの身体から、尿までとられ・・・・
精神神経科に戻った時には、本日の体力を半分使ってしまったような感覚( ̄∇ ̄;)
うじゃうじゃいる患者の中、数十分ほど待たされて、中に通される。
恨めしそうにあたくしを見ないで。>他の患者
あたくしだって、元々ちゃんと予約を入れてあったんだから。
新しい看護婦さんは、無表情だ。
フジワラさんにしろ、イマイさんにしろ、
精神科にはやっぱこのくらいの笑顔があってもいいでしょう♪
というくらいにニコニコしていて、かつ元気なのだけど、この人は、
何だか突然、叫びだしながらどこかへ暴走する可能性を秘めているようで、
何となく怖い。
フジワラさんはベテランっぽく、患者が騒ぎ出しても、暴れだしても、
泣き出しても、喚き散らしても、
すぐに対応にあたり、時にやさしく、時に厳しく・・・・「お母さん」みたいな
感じの人だった。
こういう所に来る患者さんにとっては、ありがたい存在だったろうにな。
新しい看護婦さんに、あだ名をつけましょう。
すぐに決まりました(爆)。カオナシです(爆爆)。
オーアエは今日も元気でした(そんなコトはどうでもいい)。
あたくしは、血を抜かれてヘコんでるよ♪ と、早速メガネブタ戦の報告をした。
と、オーアエ。
「あなたには、帰る所があるの?」
「あなたのお父さんとお母さんは、あなたの誕生日を覚えてる?」
早速、前回献上した「雑」の作品の中から拾い上げて質問してくる。
読んでるよん♪ のアピールだ(笑)。
「帰る所はあります。」
「うちの山賊は、妻の誕生日を忘れることはあっても
娘の誕生日は忘れません( ̄^ ̄)」
「へぇ〜♪ 愛されてるじゃん♪ 箱入り娘じゃん♪」
「まあね( ̄^ ̄)」
「弟よりも大事にされてると思う??」
「そりゃもう、ガンガン思いますね。山賊に至っては
明らかに、あたしに対しての方が甘いもん。」
「本当に、生粋の、良い子だねぇ・・・・。」
あたくしが嫌がることを知ってて、こういう言葉を使うんだ、彼は。
じゃあ、悪い子っていうのはどんなだ・・・・と聞いた瞬間、
処置室の方から、多分・・・・女性だろうな。
泣き叫んで、ダダをこねるような声が聞こえてきた。
「あぁいうの。」
「・・・・・・・・。」
「あなた、ここであんなふうになったことないでしょ?」
「なかったっけ・・・・? あるよ、1回か2回。」
「あれは、ただぶっ倒れただけでしょ?
そういうのは『ワルい』とは言わない( ̄^ ̄)」
「ここではないけど・・・・家の中で暴れた。」
「でも、それって5人目のヤツとの攻防戦でしょ?」
「あ・・・・そうかぁ。」
「(本名)ちゃんのままで、やんなきゃ♪」
「やったこと、ないな。多分。
出来ないとも思う。あたし、元々こもってるのが好きだし。
休みの日も、どこかへ遊びに行くと疲れるでしょ。
そういうの、キライで・・・・休みの日は完全休養。外に出るのが嫌いなの。
遊びに行くのは休みじゃないのと一緒だもん。」
「じゃあ、どこかに遊びに行く時も、きちんと
演じ分けてるんだ??」
「うん。絶妙な配合で(笑)。
せっかく遊びに連れてきてくれるんだから、喜ばないと悪いよなぁ・・・・とか
せっかく綺麗な景色を見に、わざわざ来てるんだから、
感動しないとなぁ・・・・とか。あるある、そういうの(笑)。
親に対しても、友達に対しても・・・・」
「ある意味、すごいな、それ。完璧ないい子ちゃんじゃない。」
「でもさぁ、28でよ、普通は結婚してなかったら家にお金くらい入れるじゃない?
あたしなんか全然稼げてなくてよ、オマケに薬代もないものだから親にせびって
出してもらって・・・・・・・。」
「そのくらい、いいの、いいの♪ 何ならマケてあげようか?(笑)」
「まじ、そうしてもらいたい気分よ・・・・。」
「『うつ病』しちゃえば、5%負担でいけるけど、どうよ??
今、30%負担だから、おトクだよ♪」
おトク・・・・とか、そういう問題でもないと思う。
娘が、精神障害のレッテルを貼られて、ケラケラ笑っていられるほど
サヨコの神経も太くはないと見ている。
本当の意味での「親不孝」をしていないんだぞ、というのを
いい子ちゃんのあたくしにわからせようとして、わざと、こんな提案をしたんだ
オーアエは。
「( ̄∇ ̄;) ・・・・やだよ。それって、東京都では無料になる対象のヤツでしょ?」
「そうそう♪ あなた、住所もうこっちに移しちゃった?」
「もっと早く言ってよ・・・・遅いよ(診断下すの)。」
「そうだよなぁ・・・・田舎って人の目気にしすぎるとこがあるからなぁ。
その点、東京はそういう意味では暮らしやすい♪」
「確かにそうかも。『キチガイ手帳だよ♪』って、見せてくれた人もいたよ。」
「あははははは♪ そりゃ、いいな。」
「それよりもさぁ、センセー。
何とかして、熱下げたいんだけど・・・・」
「それはなぁ・・・・あなたの中のその鬱積した感情がだなぁ、
摩擦熱となって、こう肉体に影響を・・・・」
「( ̄∇ ̄;) そういう、いかにも科学的なことと
非科学的なことをごっちゃにして話さないで下さいよね。
こっちも必死なんですから( ̄^ ̄)」
「あははははははははははは♪」
こうして、本日の診察は終わっていった。
午前中は前述の通り、人が犇きあうくらいの盛況ぶりなので
長々と話していられない。
あたくしが診察室を出ようとした瞬間、オーアエは、こんなことをのたまった。
「あなた、今日はまた顔が違うねぇ・・・・。」
「センセー・・・・。」
それ、
毎回聞いてる!!
「毎回も言ってないよぉ。」
「いいえ。毎回聞いてます( ̄^ ̄)」
だるそうな患者たちの中を、ひとり笑顔で処方箋とともに颯爽と駆け抜け、
会計に向かった。
今日は、婦人科で検査をしたので、いつもよりまたさらに金がかかった。
こうなりゃ、オーアエの言うことを聞いて、
いっそのこと「うつ病」にしてもらって、容易く薬を入手できれば
こんなに快適なことはないのになぁ・・・・。
ヤツの書く一筆が、あたくしの財布の中身事情までも左右するとは
今まで、気づこうとしなかった事実の一つでもある。
ちなみに、東京都では、この条例を無くそうと石原都知事が動いているらしく
条例適応者たちから、総スカンを食らっている。
薬が飲めないと働けない。働けないとお金がない。
お金がないから病院に行けない。
この輪廻を巧く救ってくれたのがその「32条」なのだけど、
中には、なかなかその診断書を書きたがらないお医者もいるというのは
紛う事のない現実だ。
東京で通っていたクリニックの先生はやさしかったけれど、
痛恨の一撃(一言)をあたくしに残してくれた先生でもあった。
その一言とは・・・・・
何も言えずに帰ってきてしまった自分が情けない。
そして今では、パニック障害ではないよと、診断されているのだから、
あのお医者の言った言葉で、あたくしが都落ちしたといっても過言ではない。
脅してでも「書けっっ!!」と言うべきであった・・・・。