2002年07月26日(金)
闘え! 起動戦士アサミンジャー 「お別れ宣告」の巻 〜残留・・・・それとも・・・・〜



「あのね、私、この9月で異動をするんだよ。」































あたくしにとってこの一言は、かなぁ〜〜り、ショッキングなお知らせだった。
この大病院に通い始めて1年。
あたくしのカルテもかなり分厚くなった。
そのカルテには、あたくしの支離滅裂な発言や、オーアエの極々偏った個人的な見解などなど、山のように記されて、このカルテを元に1冊の本でも出版できるんじゃないかってなくらいなほどの分量になった。





「勝負」と銘うって、このイージーオヤヂとやりあってきたわけだけど、この病院から間もなくいなくなってしまうとなると、それはそれで、正直すごく寂しい。大垣市の公務員じゃなくて、やっぱりちゃんとしたお医者だったのね、彼( ̄∇ ̄;)





加えて、「寂しい」などという単純な問題でもないのである。
このまま、この大病院に通い続けるとなると、あたくしの主治医は自然と変更という扱いになる。
コレは困った事態である。
今まで、あたくしの口から自然に溢れ出すように話し溜めたカルテの資料は病院に残るけれど、それはあくまでオーアエならではの個性的な見解であって、引き継がれた先生が、果たしてその真相をきちんと理解してくれるかどうかというのは、とても不安なポイントでもある。





ここにきて、多少なりとも信頼関係みたいなものもできて、あたくしはたまにオーアエにわがままを言えるようにもなってきていたし、彼の出したオーダー通り、少しは「悪く」なれたつもりでもある。
「5人目」の確固たる存在も彼は認めてくれた。
次の先生が、引き継いで、そこんとこまでちゃんと面倒を見てくれるのかどうかが心配なのである。
相変わらず、薬の出し方にまで注文をつけるようになったわがまま振りを発揮しながら、あたくしはそれだけで少し不安になっていた。




頭がザンザンする。
多分、これはアモバンのせい。
立ちくらみもする。
これも多分、あんまり寝てなくて、あんまり食べてないからだ。
原因も理由も自分で分析できるようになった。









「そろそろ治ってよ(笑)」

「あたしだって、こうなりたくてなってるわけじゃないもん。」

「でも、あれは凄かったぞ、5人目。
(本名)って名乗らなかったからな。『名前をつけてもらったことなんかない』
ハッキリそう言ってたからな。面白いぞ、彼の存在は。」


「面白がらないで・・・・彼が出てくる度に、
どれだけあたしがヘトヘトになると思ってんのさっ。」


「そういや、ヒィヒィ状態だったもんな。
今日、出せ。今からすぐ出せ(爆)。
彼は、どんどん出してやった方がいいぞ♪」










そんなことを言いながら、オーアエは約束の書類を書いていてくれていた。公費負担申請の書類だ。これがあれば、夢の5%負担で診察が受けられる♪


・・・・のだが。


オーアエのいないこの病院にあたくしは、本当に来る気になるのかなぁ・・・・。









その公費負担申請の書類のあたくしの病名は、うつ病ではなく解離性障害だった。
紛れもなく、オーアエは「5人目」を目撃してしまったので、面白がってそっちの病名をつけることにしたんだろう。何だか難しい言葉を呟きながら、症状やら、処方している薬やらを書き込んでいった。


その書類を持たされて、あたくしはカオナシさんと一緒に医事局に向かって申請しに階段で降りていった。









「あのぉ・・・・オーアエ先生が異動なさるって本当ですか・・・・?」

「あぁ、先生から聞かれた?
オーアエ先生ね、名古屋の病院に移られるのよ。」


「そ・・・・そうなんですか。
そういう場合って、やっぱり新しい先生になっちゃうんですよね・・・・?」


「そうなのよねぇ・・・・こればかっりは難しい問題なのよね。
今もね、先生を頼って静岡から通ってみえる患者さんもいるくらいやから、
日野さんも名古屋の方へ通えるんやったら、
そっちへ通われた方がひょっとしたらえぇかもしれんね。
次の先生との相性が悪かったら、治るもんも治らへんくなるし・・・・。」


「・・・・・・・・・・。やっぱり、そうですよね。」










手続きをしてもらっている間、何とも言えず不安だった。
恋人との別れ・・・・とは少し違う。
オーアエは書類を書いている時に「精神治療」云々という言葉を口走ったのだけど、あたくしが

「そんなもの、してもらったことあったっけ??」

と言ったら、

「こういうふうに、話したりするのも、精神治療の一環なんだ!
ややこしい言い方をするだけっ(爆)」

と彼は答えた。














今日、支払ったお金は、新しい薬が入っているのにも拘わらず、いつもの10分の1程の金額だった。夢のような企画だけど(公費負担申請)・・・・あたくしを解離性障害の患者として扱う新しいお医者のことを思うと、背筋がゾッとした。次の予約の時に、どこの病院に異動になるのか聞こう。交通の便のいいところだったら、名古屋まで通おう。・・・・決めた。




とりあえず、9月いっぱいはこの病院にいるらしいから、あたくしも一緒に異動するからねっ!!と、脅し半分に言っておかなきゃだわ(苦笑)。





もう1つ、不安なことがあった。
公費申請をしたのは、岐阜県に対してだけれど、これは愛知県でも通用するのだろうか? 保険証が岐阜県のものだから、大丈夫なのかなぁ・・・・? 名古屋まで彼を追っかけていくのはいいけれど、ここらは田舎なので、JRで名古屋まで行こうとすると、高々片道30分程の距離なのに、740円もかかるのだ。おまけに、夏場の電車はやっぱりそれなりの覚悟がいって、今はあんまり電車に乗らないからいいけれど、体調へのリスクが高くなるのも確実だ。エレベーターと同じ・・・・。この上、公費負担適用がされなかったら、あたくしは何のために名古屋まで行くのだろう・・・・?




病院に到着する頃にはヘロヘロになり、元も子もなくなっていたりしたら、それこそ恐ろしい。意外とオーアエの存在は、ここ1年であたくしの中で大きくなってしまっているようだった。彼のファジーさで、あたくしはここまで救われてきたんだから、当たり前といえば当たり前なんだけど・・・・。




あんないい加減なオヤヂでも、いざ、お別れがわかると、あたくしも体調に変調を来すよ。否、いい加減だったからこそ癒されてもきたんだけど・・・・。新しい病院になったら、今までみたいに長くお喋りしてくれるのかな? そうじゃないと行く意味もあんまりないんだけど・・・・。このままだと、9月まで発作が治まらなくなるかもしれないな・・・・。


色々と心配だな・・・・。
色々と不安だな・・・・。




来週火曜日、また病院へ行く。
口腔外科に通うため。普通の歯医者でチョコチョコとほんの少しだけ触れる度に動悸が激しくなって敵わないので、精神神経科で安定剤を注射してもらってから、口腔外科に向かう。
だから、親知らずの決着がつくまでは、この病院の精神神経科からは離れられないんだけど(笑)。あちこち悪いと、お金も時間も取られるのね。この上、心の余裕まで取られたら、あたくしは愈々、壊れていくのかもしれない。


何でだろう。




忘れてた( ̄∇ ̄;)
今日は、おばあちゃんの命日です。
そして、今日は、弟・リョウヘイちゃんの誕生日でした。
おめでとうございました( ̄∇ ̄;)>リョウヘイちゃん
(自分の時は盛大に祝ってもらったというのに( ̄∇ ̄;))

あさみ


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あなたの毎日にずぅむいん・・・・

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