2005年09月24日(土)
美しい文字だなぁ・・・・。


先日の日記の内容を、美しい青春の思い出としてぷよ2にはリエが教えてくれたことも含めて
全部話して聞かせてみたところ、

「韓国ドラマみたいやな・・・・(-。-) ぼそっ」

と、サラリと言われた。
リエが教えてくれた部分というのをきちんと補足して話すと、
おぉ・・・・言われてみれば確かにそうかも! と納得せざるをえないような、そんな内容に
今更ながら気付かされた(爆)。


あたくしは、〜2000年くらいまでの韓国映画はとっても元気があって良いなぁ、と思っていたんだけど
昨今のブームにホントにゲンナリして、テレビで垂れ流しになっているこれらドラマを、
正直、一度もきちんと視聴したことはないのだけど、あらすじくらいは人から聞いて知っている。
偶然の出会いだと思っていたのに、腹違いの兄妹、姉弟だったりして叶わぬ恋をする・・・・という
韓国ドラマの王道的スジに、「え〜っ( ̄∇ ̄;) ど・・・・どこが純愛・・・・??」などと、
新しいドラマが流出する度に、またかよ・・・・と思うわけなんですが、
日本でも、そしてあんなに身近なところにも、似たようなことがあるんだなぁ・・・・と思うと、
そのリアルの方は純愛なのかもしれん・・・・という、奇妙な説得力はあったりする。
だって、戸籍上で兄弟なだけで、腹も種も違えば、それは赤の他人だけれど、
一つ屋根の下に暮らしながら、そういう恋心を持て余していたA子先輩のことを思うと
もし、コレがオノレのことならば、発狂しちゃうかもなと容易に想像がつくからだ。
いとこだって結婚できるのに。
血のつながりがなくても、やはり兄弟というのはタブー視されるのかな。
社会的概念の問題だろうな、きっとコレは。
体裁が邪魔をして、本当の気持ちを押し殺さねばならない人というのは、やっぱり哀しいや。


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さてと。おさらいはこのくらいにして(苦笑)。
この日、あたくし宛に「寿・祝賀♪」的封書が1通届いた。
差出人はおじょ〜・・・・たちの「親」になっていたので最初はピンと来なかったものの(爆)
紛いようもなく、コレは結婚式の御招待状ですわよ〜♪ 分厚くて頑丈で素敵♪(笑)
・・・・そうよねぇ。自分たちの時は、あえて両親の名前を出さずに、式も披露宴も招待状は
自分らの名前で出したから、実感湧かなくて当然か(苦笑)。
肩肘張らずに「長男」とか「長女」とか、うちらの親にもそういう文面を経験させてあげるべきだったかなぁ
などと、柄にもないことを考えてもみたり。

一応、結婚式が決まった時に、招待状の雛形を見せてもらって、何故だかあたくしたちは2人とも、
両親主催型の雛形にちょっとした拒否反応が出てしまって、勝手に一番フランクな型をを選んで、
それを発送してしまった。もっと冷静になって考えればよかったのかしら・・・・?
いやぁ、きっと、「結婚した」後だから、こういうふうに思うのかもしれない。
ミユキの時にはこういうふうに感じなかったもの。
披露宴会場にあった、「●●家 ▲▲家 結婚披露宴」なんていう札を見て、
個々ではなく家同士の結びつきが強調された感覚が、若かったあたくしにはちょっと許容できなかった。


あたくしは、重厚感あるその封書をまじまじと見つめながら、嘆息を漏らした。
宛名書きがいやに丁寧で、達筆なのだ。本当に美しい文字だなぁ・・・・そう思って、しばらく見つめていた。
失礼ながら、おじょ〜がいつも書いている文字には見えず、それでも
もし彼女が丁寧にこうして宛名を毛筆でしたためていてくれたのだとしたら、
あたくしは何という素晴らしい友人に恵まれたことか、と、ちょっと感慨深くもなったり。


あたくしの挙式にお招きした、ききあ嬢の達筆さ加減にも以前驚かされたことがあったのだ。
あたくしが、芳名帳その他、彼女が記帳してくれた全てのものに一通り目を通してから、
この日のように嘆息を漏らしていると、母・サヨコが普通にこんなことを言ったのである。


「何を今更(笑)。彼女からいつも届く宅配便の伝票見てればわかるやん。
いっつも『きれいな字を書く人やなぁ〜』って感心しとったんやよ。」


「でも、あたしは筆の字とか見たことなかったし・・・・。」

「普段の文字も整っていて、読みやすくて、私は好印象やったけどね♪ お豆腐屋さんの子やろ?」

「( ̄∇ ̄;) だから、今は違うってばよ。いつの話よ、それ(苦笑)。」



ゴ、ゴメンよ、ききあ嬢m(_ _)m
どうも我が家では、貴方様のことを未だに「お豆腐屋の・・・・」とか思っているらしくて(苦笑)。
でもそれほどに、ききあ嬢の書く文字には「誠意」というか「まごころ」というか、
そういうのがきちんと込められていて、とにかく、それを見た人にとてもいい印象を与えていることは
確かなことだったり。こういうのって学だの才だの言う前に、素養や所作が身についている感じがして、
同じ女性としてはホントに見習いたいところなのだ。


話を戻そう(笑)。
こんなことを思い出しながら、おじょ〜からの封書を眺めているところへ、
書道三段、自称・達筆王(爆)のぷよ2が「ちょっと見せて♪」と食いついてきた(笑)。


「きれいな字だよね・・・・。おじょ〜がこんなにいい字を書くなんて、あたし知らなかったよ。」

「ふむ・・・・間違いない、コレは書道家の字だね。」

「書道家・・・・? ダンナは書道家なんだろうか・・・・(おじょ〜にめっちゃ失礼)」

「岐阜県の『阜』っていう字なんか、こりゃ、一朝一夕に書けるもんじゃないし。
ほれほれ、ここの折れ方なんか完璧♪ あと、この字。徐々に出発点が右上がりになるところなんか、
完璧なバランスだよ♪ ホントにきれいに書いてあると思う。」


「キミがそう言うんだから、出すところに出しても恥ずかしくない文字なわけだ。
おじょ〜もすごいなぁ・・・・あたしも宛名だけは全部手書きしたけど、毛筆で書かなかったもんなぁ。」



美しい文字を書く人というのは、もうそれだけで、何だかすごい。
まぁ、美しい文字をかければそれでいいかっていうと、そうばかりではなく、
あたくしが知っている中には、極上の文字を書く人間がいるけれど、人間性を疑いたいヤツもいるし。
しかし、そういう人間でも、書いた文字を見せられると、それを書いている瞬間だけは
邪心や邪念がないようにも思われる。捻くれ者でも心がまっすぐになる瞬間なのだろう。

この封書の中には、短い手紙も添えてあった。こっちはボールペンか何かで書いてあったのだが、
あたくしがよく知っているおじょ〜の字だったので、それはそれでちょっとした安心感があった。
でも、いつもよりも温かくて、気持ちのいい文字だと思った。
体調はどうですか?
無理はしないでね・・・・。
そんな優しい心遣いの言葉と一緒に、彼女の人間性がふわりとあふれてくるような手紙だった。


前にぷよ2にも言われたことを、つい先日、リエにも言われた。


「夕雅の友達って、みんな見た目のタイプはバラバラなのに、美人な人が多いよね!」

「あはは♪ あたしの友達が聞いたらとりあえず喜ぶかも(笑)。」

「結婚式で私が同じテーブルだった人って、私以外は高校時代の友達なんでしょ?」

「うん。(苦笑)群れるのが嫌いだったあたしの交友関係で、今でも残っているのが彼女たちってわけさ。」

「やっぱ、群れてなかったんだ。」

「うん・・・・元々むいてないよ、群れるのは。」

「どうしてあんなに雰囲気の違う人たちばっかりなの?」

「あぁ・・・・一緒にいた場所が全員違うから。
おじょ〜は卒業間際から進学先が似てたから急速に仲良くなって、以来のつきあいかな?
1年のの時に同じクラスだったんだけど、その時は彼女、あたしとは別のグループにいたし。
サナエは部活が一緒で、高校時代、一番一緒にいた時間が長いかなぁ。
アヤコは2年の時に同じクラスだったんだけど、6人の中の1対1って感じだったしなぁ。
彼女らとはそういえば、常に『サシ』だったかも。男の趣味も全然違ったし。
(笑)そういえばね、アヤコとだけは同じ男を取り合ったなぁ。」


「え??( ̄□ ̄;)!! そんなことがあっても疎遠にならずにいられるものなの?」

「恐らくフツーは無理かもね(笑)。だけど、何でかアヤコのことは許せたなぁ。
つか、あたしがその取り合いでは負けたんだよ。」


「そ、そうなのっっ??」

「あの時、アヤコはあたしに何度も謝ってた。相手がアヤコを選んだんだから
ただそれだけのことなのに、あの時、アヤコはホントに何度も何度も謝るのよ。
悪いことなんかされてないのにね、あたし(笑)。」



自分の友達のことを褒められるのは嬉しい。正直むちゃくちゃ嬉しい♪
あの当時も、アヤコの方が秀でているもんなぁ・・・・素直にそう思っていたし(笑)。
選ばれなかったあたくしは、せめて惨めな気分にならないように、2人の前から静かに身を引いたのだ。
保身と護身のためにそうしただけで、ただ、傷つくのが怖かったから。
その当時、今回の話の主役であるおじょ〜はどうしてたかというと、
あたくしがこの頃好きだったこの先輩ととっても仲良しだった別の先輩のことが好きで、
そういや、そっちのルートで以って色々情報を頂いていたような気が・・・・(笑)。
彼女こそ、本当に可愛らしいお人形みたいな人だったから、昔からオトコ旱には縁のない女性だった。
おじょ〜アヤコは属性はとても似ている気がする。
両者とも、タイプは違えど、オトコ好きするタイプだし、女性的で可愛らしい。
ただひとつ、決定的に違うところがあるとすれば、それは「媚」かもしれない。
おじょ〜は同じ女性から見ても、そりゃ見事な手腕で男性に媚びる事ができるが、
アヤコはあたくしが見ている限り、少々サッパリしすぎている気もする。

ただ、決定的に彼女たちが強いのは、同じ女性に対して、とてもサッパリとした人あたりで、
男性並によく働き、頭の回転が速く、場の空気を読むことに関しては格段の才能を発揮する。

それは、サナエにもリエにもいえることで、めちゃくちゃ機敏な彼女たちの中に
どうしてこのあたくしが一緒にいたのかを考えると、めちゃくちゃ不思議だったりしますが(笑)。
あぁ・・・・いや、昔は瞬発力が今よりも凄かったし、機動力もあったし、着想もぶっ飛んでいたので、
こういう彼女たちが、きっとあたくしのことを重宝してくれたのかもしれない(爆)。
どうして、あたくしの周囲にいる人たちは、こんなにも働き者で、才知のある人ばっかりなのかな。
さすがのあたくしも、今更ながらに気後れするぜ(笑)。
仕事を辞めたとか言っていた、リエ以外の3人は、それぞれ、
「カラーセラピスト」「プリザーブドフラワー」「アロママッサージ」の資格を取っちゃって、
創造的な場所に活躍の場を移している。
単なる「資格バカ」じゃなくて、1本に絞って、しかもおじょ〜にいたっては
もう既にこの資格を生かして、バイトとはいえ稼ぎ始めてんだから、なかなかどうして大したもんだ。


うっ・・・・うっ・・・・そんないとしのおじょ〜が名実ともに嫁いじゃうよぉ♪
そんな素敵パーティに招待されたのが素直に嬉しいわけでして、
この冬、はりきって上京することが本格的に決定しました♪ ひゃっほ〜♪(田舎者め)


美しい文字にいざなわれて、懐かしの東京に行けるだなんて、あたくしも幸せだよ。
挙式や披露宴を愉しませてもらうのは勿論のことだけれど、久々に色々なところを巡って、
写真を撮ったり歌を詠んだりしたいなぁ。
ひとりでいた頃は、よく新宿の街の中の定点に自分の拠点をおいて、そこから見える人の流れや、
聞こえてくる雑踏の雰囲気や、夥しい緊張感等々全部を感じつつ、
2時間や3時間くらいは、平気で集中していられたっけ。・・・・その分、めっちゃ疲れたけど(爆)。

↑あぅ・・・・田舎者だ( ̄∇ ̄;)

元々、田舎生まれ、田舎育ちだから、適応できなくても当然なんだけど(笑)。
最近、地元の水が本当に美味いよなぁ・・・・と、しみじみしたことを日常的に感じてしまうよ。
都会の暮らしに緊張感があったのは、生命線ともいえる水をおいそれと口にできない、
そういう危うさがあったからなのかもしれない。
んでも、年に1回くらいは上京したいなぁとか思ってしまう。
どう転んでも、今、文化の発祥はあの土地に変わりないからなぁ・・・・。

待ってろよ〜♪ おじょ〜
心いっぱい、祝いにいくからっっ♪

あさみ


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