2005年10月03日(月)
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昭和最後の平安絵巻と源氏物語占い |
シリーズでだらだらと駄文を書いてしまいましたが、それを追いかけるようにして読んでくれていた、 親友リエからメールが届きましたよ。・・・・実は彼女のために書いたといってもいい、あのシリーズ。 彼女はアレを「源氏物語」の「桐壺」とか「末摘花」とかに喩え、 ヤスエにいたっては、「六条御息所」と断言しきった(爆笑)。
ま・・・・あの中で「光源氏」に該当する者は恐らくいないと思われ。 いても「頭の中将」か「柏木」くらいか? それっぽいポジションの人はいたような感じがする。 (まぁ、あくまで、あたくし個人から見た雰囲気的に) 「雨夜の品定め」に登場する、所謂源氏のお友達レベルならば、ウヨウヨいたような気も。 ヨシオなんかは、終盤になって登場する「匂宮」がピッタリだ(笑)。 あたくしのあの物語(実体験)に、「それほどの男」「それほど女」っていうのは出てこないけれど、 ひょっとしたら、陰に「紫の上」やら「葵の上」みたいな人もいたのかもしれない。 まぁ、現実、プレイボーイに見初められて、あぁだのこぅだのと成熟していく少女なんつうのは、 昭和の時代は皆無に等しいから仕方がないか。あれは、絶対的「15歳」だけの物語だから。 源氏物語でいうならば、第3部あたりの話が最も現実的かも。
あぁ、ちなみに・・・・。 「源氏物語占い」なんてのがありましてね。興味があったんでやってみたんです。 あたくしは「宇治の大君」(マ・・・・マイナー( ̄∇ ̄;))、だけど本質的にはこうなのかも。 占いの結果や、源氏物語の中での位置づけを見て、あの当時の己が投影されているように感じた(笑)。 「薫」や「匂宮」のような男性がいれば、恐らくあたくしは、あの時代(昭和)、 まさに「大君」のような生き方を選んでいたかもしれない。・・・・例えば、結婚に絶望してみたり(苦笑)。 あたくしが書いた中に登場した、同士カズコが奇しくもあたくしと同じ結果になった。 風の噂で聞いた限りではあるが、彼女は今まさに、「宇治の大君」のような人生の只中にいる。 お・・・・恐るべし、源氏物語( ̄∇ ̄;)
リエにいたっては、出ました!!「葵の上」ですよっ♪ ・・・・物語の中では、かなりな勢いで不幸だったりするけれど、高貴で美しいなんていう点では、 現代女性にとっても憧れかも♪ 確かにリエには言い知れぬ魅力があって、機知にも富んでいると思っている。 生霊にはくれぐれもお気をつけあそばせ( ̄ー ̄)ニヤリ♪<あるわけなかろう(爆)。
占いに翻弄されるつもりは全くないのだけれど、源氏物語ほど登場人物が多く、加えて多彩な個性、故、 考え方や人生すらも極端・・・・なんていう稀な構成なので、この占いは面白いですよ♪ たまさか、あたくしとカズコの結果は同じになったけれど、 その他はほとんどといっていいほどかぶらなかった。男性も、女性も。 (男性は、各帖における「源氏」の状態に見立てている模様。) (そのくらい彼は色んなタイプの女性に次々のめりこんでいくので、全くの別人として見ても問題なし?)
相性の良し悪しにかかわらず、あたくしは「白玉の源氏」と呼ばれる、空蝉傾倒時代のタイプと 「枯葉の源氏」と呼ばれる、花散里〜玉蔓傾倒時代(=SEX至上主義、代名詞的ダメ男)タイプに なんとなく惹かれていることがわかった(爆)・・・・初恋であんなに一度に失敗したのに何という体たらく。 そうやって、後々の男たちで、思い出せる限りの生年月日を打ち込んだところ、 「枯葉」と「白玉」が異様に多いこと( ̄∇ ̄;) 何も、恋人同士に限った話でなく、男友達で今でも馴染みの深い人間を片っ端から鑑定にかけてみたが、 次々に「枯葉」だの「白玉」だのと出てきて、愕然としまして・・・・。 オノレが成長を遂げているのかどうかが怪しい事態にも。( ̄∇ ̄;)
ただ、世紀末、最大の恋かもしれなかったあっちゃんと、 今世紀、最後の恋になる(はずの(爆))ぷよ2がこれまでと違う「桃爪の源氏」というタイプで、 浮舟傾倒時代の源氏を投影しているようなんだけど、 今まで、どんな占いや鑑定でも、今ひとつ相性がさっぱりで、何だか冴えないうちら夫婦の総合相性度が 驚くことなかれ、99.2%という驚愕の数字をはじき出してくれた( ̄□ ̄;)!! ・・・・信じるよ、「源氏物語占い」(爆笑)。とにかく頑張ってみるよっ♪ 嗚呼・・・・勇気をありがとう、「源氏物語占い」(o_ _)ノ彡☆バンバン ギャハハハ いや、ちょっと待てよ・・・・? ってことは、だ。 もうあれだけ激しく求め合って、あたくしは命より大事な芝居を天へ返しても、この人と一緒になりたい! と思った、あのあっちゃんとも99.2%・・・・だったのね( ̄∇ ̄;) 何故、手放した〜っ!!??>あの時の自分 まだ若かったんだから、大博打する余裕くらいあっただろうっ!!?? それはあたくしが所詮、「宇治の大君」に擬えられる所以なのか〜〜っ!!?? ・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・。 まぁ、今更絶叫したところで、彼が戻ってくるわけでもなし。 結果、あたくしは2人目の「桃爪」に出会うことができ、今をよろしくやっているのでいいか♪ 絶叫したおかげで、こっちの件もスッキリしたわ♪(ξ^∇^ξ)オホホ
今更ながらではあるが、あの長編小説が1000年の時を超えても長く愛されるその理由がわかる。 昭和であろうが平成であろうが、いつの時代にも、「葵の上」のような女性もいれば、 「末摘花」や「六条御息所」みたいな女性もいるということなのね。至極、納得。
自分の書いたものではあるけれど、面白い読み解き方を教えてくれたのは、リエだ。 15歳の時にはわからなかった感覚が、今ではすんなりと理解できるように、 確かに源氏物語と重ね合わせてみると、バカウケするくらいに縮小トレースされている。 噂が一人歩きする・・・・なんてところは、太古の昔から変わってないんだなぁ。 15歳とはいえ、みんな、それぞれのポジションにそれなりに納まっちゃって、 話が動いていくだなんて、フィクションなんて所詮、ノンフィクションから生まれ出てくるものと 証明しているようなものではないか(苦笑)。
「宇治の大君」(サナエ他多数)「雲居の雁」(アヤコ他多数)「葵の上」(おじょ〜等々)、大きくこの3派。 あたくしと相性が良いとされる「朧月夜」タイプももれなくいた(笑)。 こうなってくると、源氏物語も、この占いそのものも侮りがたく、 タイプ一覧がないだけに、「う〜む・・・・」とこの偶然の一致をただただ眺めるだけしかないのである。
昭和の最後にあのような平安絵巻を実体験したことで(笑)、 平成になってからは、いくらかの処世術・・・・というか、 女性同士の交遊録をきちんと整頓できるようになったみたいだ。 結局残るのは、「似たもの同士」ということなのであろうが、 本当に残っていくのは、「傷つけ合わない似たもの同士」なのだろう。 あたくしだけじゃなく、誰だって、傷つけたり、傷つけられたりするのは嫌だもの。 ずっと笑顔でいたいもの・・・・。偽善だろうが何だろうが、痛いのより、そっちを選ぶのは本能だもの。 もうあたくしは、ここまで厳選された親友たちを絶対に蔑ろにしない。 関係を意地でも続ける、物凄い勢いで絶つ・・・・というのではなく、常に敬意を表しておきたい。 美しい思い出としてでもなく、今そこにある現実として。
P.S. アヤコ、お誕生日おめでとう♪ (●⌒∇⌒●)
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