2005年11月05日(土)
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本日まで秋晴れ、明日からは小春日和 |
今日も掃除とかに明け暮れしていた。 昨夜、サナエから、何もかもが終わったころにメールで
「・・・・というわけで、そんなにはりきって掃除とかせんでもいいよ♪」
みたいなメールをもらったんですが、このメールを鵜呑みにするわけにはいかないのである。 ・・・・そう。そもそも我が家は、秘境や魔境がそのへんにゴロゴロしている家なのである。 はりきってやらないことには、来客遭難の可能性も否定できない( ̄□ ̄;)!! (ひでぇな、それ( ̄∇ ̄;)) 「主婦」が在住していても、その主婦が欠陥不良主婦だったりすると、こんなもんである(トホホ)。 ぷよ2に高望みをしない代わりに、本日、再び洗濯を2回戦ほど。 あと、やっとリビングに掃除機を「少々」(爆)。 ここまできても「少々」なんだよな・・・・○┼<
あぁ、そうだ。 本日、雑の110号が手元に届きました。 自分の分をざっと見返したところ、今回こそ、大それた手落ちはなかったようで、 ほっと胸をなでおろしております。 そのなでおろした胸を逆なでするかのように、続きを書かなきゃいけないわけなんですが、 さて、どうしたものだか。 そろそろ冬が立つそうで、本日までの暖かさを「秋晴れ」と呼び、 明日からは「小春日和」というのだそうで。 ちょうど物語の佳境も「冬場」という設定なので、空気感だけでもつかめるかしら・・・・? と、オノレの発想に淡く期待だけは寄せているのですが、書ける時と書けない時の波が激しすぎるので、 そこだけはもう、今更何とも( ̄∇ ̄;)
津田氏の書いている「あまなつ」という青春小説が気に入っている。 津田氏はあたくしよりもうんと年上なんだけれど、それこそうちの両親よりもまた更に年上なんだけど、 そういう男性が書く「少年の目線」というのは、なかなか面白く、 逆に清々しいものがある。 青春懐古とは別の意味で、妙なリアルさと、今の時代にはあんまり見ないような様々な事が 逆に新鮮であったり。あたくし共々、純愛路線を抱えているお一人なのです。 あたくしの描写は、ホントに現代女性っぽく感化されてしまった感覚なのに対し、 やはり氏は少年を描く際にもきちんとした描写をされる。 ただ、あの文芸誌において、あたくしのようなはすっぱ(苦笑)は少々変り種で、 今回の作品において、表題のつけ方から、話の展開から、「自分たちには到底できる芸当ではない」と 100号パーティの時に絶賛されたのではある。 不倫の話を清々しく書こうと思っても、なかなかそうはいかないらしい(苦笑)。 ただ、あたくしはがむしゃらに書いている。 今しか書けないものを、必死に逃さないように追いかけ続けている。
様々な文芸賞の最年少記録が塗り替えられているけれど、 それはもう、あたくしにもギャップが生じる1つの別の文化になってしまった。 文芸界も、宛ら芸能界化してきているみたいだ。若ければ若い方がいい。 その感性に惚れるのは、まず大人であって、リアルすぎる描写、省いていく言葉すべてに ひきつけられているようだ。 村上龍などが「新鮮だ!!」と騒ぎ立てられたように、あの子たちも今、そうやって騒がれている。 やがて1つの方向性みたいなものが定まるのだろうけれど、 残っていく作品はどのくらいなのかなぁ・・・・と考える。 書いた人は、手段さえ厭わなければ、いくらでも残ることができるだろうが、 輩出された作品がいつの時代まで残るのか、本当の勝負がこれから始まるのだ。 あたくしは死ぬまでに1つ、きちんとした完成作品を残せればそれでいいや。 いや、如何せん、今までの作品で未完が大多数を占めていて、それではどうしようもないと 随分前に悟りは開いたのだけれど、「完結」という状態にできないのは、 やはりそれが「終結した未完成」である由縁だろうと思っている。 なので、死ぬまでに1つ。
もう、あんまり欲張らないことにした。
お掃除も文筆業も、あんまりせかせかやっていても、いい結果は出ない。 今年最後の、まるで夏日のような秋晴れの下。 あたくしは、近年稀に見る穏やかな気持ちで、陽光と戯れていた。
晩年の目標はともかく、今は抱えた連載をどんな風に料理するかを考えておかねばなぁ。 また、締め切り間近になって、イライラしていては埒が明かない。 せめて、今のうちにプロットくらいは上げる気持ちでいよう(笑)。
今までずっと不思議だったのだけれど、ちゃんとした生活をしようと思うと 途端、書けなくなる。 食を擲ち、寝る間も惜しんで書いていると、筆がのるのは本当に確かな事実のようだ。 不健康極まりないが、今までずっとそういうスタイルだったため、おいそれと変えられない。 駄文以外を生み出すには、自分は勿論、この期に及んでは亭主すらも巻きぞいにするの!? ・・・・と、考え出すと、なかなか大博打に出られない。これもまた、ひとつの真実だったりする(苦笑)。
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