2005年11月15日(火)
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何リットル、ご要りようで? |
「大奥」「花より男子」には、ガッツリ喰いついていますけれど、 この時期、どんどん見たいと思うドラマが篩にかけられております。 真っ先に切ったのは、月9と「今夜ひとりのベッドで」。第1話くらいは・・・・と思ったけれど、 真っ先にどうでもよくなったのがこの2本(苦笑)。 「花より男子」がまぁ意外とテンポもよく、牧野つくしのキャスティングもいいみたいだし、 「大奥」の次に・・・・というのが妥当なところ。「大奥」はねぇ、半分ヤケクソ(爆)。 アレだけ壮大なシリーズをきちんと1話もらさず視聴した手前、ここまできたら、 安子演ずる内山嬢が気に入らないというだけで見ないわけにはいかないのだ(爆)。 もう少ししたら面白くなるに違いない、いや絶対そうに違いない・・・・そう念じながら、見てるわけですが。
そんな火曜。 見てますがな。「1リットルの涙」と「鬼嫁日記」。 今更ながらに、どうして21時枠に重いドラマ、22時枠にコメディなんだろう・・・・?と この2本をやっつけるたびに思います。 もうね・・・・非常に長く思えるのよ、21時枠が( ̄∇ ̄;) リアルタイムで見ていると疲れるくらい。 で、必ずといっていいほど、泣かせの場面がある。 毎週毎週、「火垂るの墓」を見ているかのような不条理さを感じながら涙してしまうあたくしって、 相当お安いよな( ̄∇ ̄;) なぁんて思いながら見てますよ┐( ̄∇ ̄)┌オホホ
※で、惰性で「鬼嫁日記」。コイツこそ、今週こそやめよう、今週こそ・・・・と思いつつ 惰性で視聴(笑)。特に何が面白いというわけでもないのに。 原作となったブログはそこそこ面白いと思うので、そっちは定期的に読んでるんだけどね。 実質、「アットホームダッド」の続編チックではあるものの、全くの別物。 展開が読めてしまう分、ラクといえばラクな作品ではあるんだけど、ウリであろう「教訓」めいた部分が 最近、ちっとも納得いかない。3パターンあるどのダンナにもヨメにも共感できなくて、困る。 早苗の親夫婦には何となくシュールな哀愁を感じて、面白いといえばその部分かなぁ・・・・?
疲れるのに見てしまう、「1リットルの涙」。 小学校の頃、既に書店や図書館で、この原作本を見た気がする。 読書感想文の推薦図書になったり、実際にコレを読んで入選した子もいた気がする。 ・・・・からこそ、あたくしは手に取らなかったわけだが(笑)。 「アルジャーノン・・・・」の時もそうだった。もう、あそこまで流行るとどうでもよくなる。 で、テレビっ子の前に、あんな超時代的な原作で以てドラマ化されたものが飛び込んでくるのだけど。 アレよりいいと思う「セカチュー」。 あっちは時間の流れがすごく緩やかすぎて、どこで感動していいのかさっぱりわからなかった。 加えて、今現在、骨髄バンクなるものが確立し、白血病(悪性リンパ腫)も全くの不治の病というわけでは なくなってしまった。 とはいえ、本田美奈子嬢のように、現在でも多くの尊い命が消えていく現状のことを思うと、 そっちは悲しいのだけど、一人の青年の青春時代を懐古する物語としては物足りなさすぎて、 主人公が抱える虚無感みたいなものにあまり共感できなかった。
しかし。それに比べてこちらの物語は・・・・。 何だろう・・・・毎週毎週、「時間が足りない!」みたいな焦燥感の中、健気に生きてみせる少女と 不自然なほどに明るい、子沢山の家族。 その他周囲の人間を全て消した時、あの一家の儚いカウントダウンは、 見ている者を焦らせるものがあるなぁと思う。 フィクションかノンフィクションかなどという括りではなく、 もう少し緩やかに時間が流れればいいのに・・・・と短絡的にそう思う。 「確実に悪くなる」という大前提が、「回復の見込みなし」という惨いムンテラが、 そして「結果、死んでしまう」という、もう決定してしまった結末が、何というか異様なリアルがある。
アレとは違う。「僕の生きる道」。余命1年と宣告された中で、コミカルなんだけど必死に・・・・ というのとはちょっと違う。
コミカルさ加減でいえば、父親役の陣内の方がやたらとコミカルな気がするけれど、 凄絶すぎる大前提を突きつけられてしまった上でのあの明るさは、空回りとまでは言わないけれど、 もう、悲しすぎるものがあって、彼のはしゃぐシーンは正視していられない。
実際に、あの病気と対峙し闘い抜いて、そして若くして亡くなってしまったひとりの少女がいたわけだけど モデルがいたから、このドラマに緊迫感が生まれているのかというと、それはまた違う気がする。 「ファクター」が鋭いのだと思う。 「家族」という括りの中で、それぞれがどんなポジションにいるか、 それが「病気」という括りの中になるとどういうふうに変化するのか、 さらに「社会」という括りの中で、あの家族は・・・・というふうに要素や観点を少し変えるだけで、 目まぐるしく登場人物たちの立場や心境、考え方から信念みたいなものまでが、少しずつ変わる。 これから物語は恐らく、(順当にいけば)主人公が今の学校から養護学校への転校を余儀なくされ、 環境すら変わってくる。 そういったファクターの中で、あの大きな家族がどういった表情を見せるのか、非常に興味をそそる。
原作(含・ノンフィクション)ありきモノ、漫画原作モノ、闘病モノ、純愛モノ・・・・ 昨今のアタリの流れはざっとこの4本の柱が支えている。 この物語の原作はノンフィクションであるが、ドラマ化された時点でその内容はフィクションになる。 そうなった中で、例えば脚本家や演出家、役者陣がどのくらいの表現力を以て挑むか というのが試される。 全く別のジャンルのように見えるが、「電車男」はそのバランスがよかったので成功した。
うわぁ・・・・沢尻嬢はスターダスト所属であるか( ̄¬ ̄)♪ 最近、アタリを出している作品には必ずここの俳優・女優が絡んできてたんだけど、 今回も例に漏れずそうであるか・・・・すげぇ納得。 有名どころでは、常盤貴子、中谷美紀、柴咲コウ、竹内結子、ミムラ、本仮屋ユイカ・・・・ 女優陣の顔ぶれを見ていると、ここ数年のうちに何らかの形で主演を取っている人たちがずらりと並ぶ。 男優陣もまたそうで、安藤政信、山田孝之、市原隼人、柳楽優弥、田中幸太朗、塩谷瞬ら多数。 男優女優共に、大御所と呼ばれる人間もいるにはいるけれど、ここ最近グワっと主演クラスを取れる 若い人材が沢山いる。 特徴的なのは、特撮から流れてきている人間が結構いるということ(笑)。 ・・・・そうか。最近、特撮終了と共にグワっと出てこられる人間にはこのような共通点があったのね。 ものすげぇ納得。
閑話休題。 そういう実力伯仲の中から、グワっと出てきた沢尻嬢。 かなり期待できそうです♪(やっぱ事務所の力は強力だよ・・・・( ̄∇ ̄;)) つか、行き着く先がわかりきっているにもかかわらず、プロセスでいちいち涙してしまう あたくしのオアシスは相当に安いな(爆)。
全国民の涙を何リットルくらい徴収することができるのか、そこんところも非常に楽しみでもあります。
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