恐る恐る、やっとの想いで動き出したのに。つま先が降り立つ地面を探した瞬間、そこには奈落が広がった。今の今まで、確かな地面があったはずなのに。貴方には解からない。私が何を考えているかなど。教えるつもりもないけれど。あと少し。あと少しなんだよ。それで、壊れる事が、出来るんだよ・・・。