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| 2001年12月03日(月) | 文に込められた想いとは。 |  
今日は久しぶりに読書にふけってみたりしました。いや、普段読まないわけじゃないんですけど、まとも(?)な小説系を読んだのは久しぶりだったかもです。
 まぁ全部真面目に読みきったわけじゃありませんが。
 
 ちなみに読んだ物は
 ・若きウェルテルの悩み ゲーテ著
 ・現代日本詩集
 ・百人一首物語
 です。
 
 感想と致しましては、まず『若きウェルテルの悩み』は若さだなぁと。
 簡単に内容説明致しますと、恋の悩みから自殺する。ってとこでしょうか。
 簡略し過ぎ?
 あそこまで直情的かつ情熱的になれるのって、どんな気持ちなんでしょう。
 プラトニックな不倫の結末が主人公の自殺で終えるわけですが、主人公は気持ちを清算したつもりで自殺に及ぶわけですよ。
 相手の女性はそれを止めたいけれども止める術が無く、見守る事しか出来ない。
 かといって旦那と離婚する気はないんです。
 精神的に安定している夫と、情熱的な新たな男性との間で揺れ動いてしまう女の気持ちも分からなくはないですが、なんでしょうねぇ・・・。
 皮肉る事もケチをつける事も簡単ですが、ここはやはり素直にその嵐のような愛を感じるべきなんですかねぇ。
 まぁそれなりに一読の価値はあるかと。
 
 残り二つに関しましては、そのままです。
 其の時に感じた想いを詩や和歌として留める。
 その想いは時の煌きのようなものなのに、それを留めようとするのは罪悪なのかもしれません。
 けれどそれが誰かの存在を守る事が出来るのならば、決して無駄ではないのでしょう。
 
 元々読書は好きなんです。
 ただあまりにもその中にのめり込んでしまった時の自分に与える影響が怖いのです。
 だって、人の心なんて難しいようでいて結構簡単に変えれてしまうものなんですから。
 
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