赤睫毛
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大丈夫。
頑張れる。
まだ温もりも消えない。
無責任な私は
あの時
このまま死んでもいい
と思ってしまいました。
ごめんなさい。
今が幸せの絶頂期。
死ぬまで幸せの曲線が上昇し続けますように。
24時間。
でも体内時計は25時間と少し。
その間に私が享受する物はあまりにも多すぎて
脳に収まりきらず手のひらからも溢れ出して
涙にもなって流れ出してしまう。
私の声は何処かへ消えてしまったのだろうか。
どこまでも走り続ければ
いつかは何処かに辿り着けるのだろうと
安易な考えを糧に
走ってきた。
歩いてきた?
水が欲しいです。
私が死んで
肉の塊になって
燃やされて
骨になって
壺に入れられて
冷たい石の下に閉じ込められても
あなたを求め続ける
改めて自分の醜いところを見せられて
久しぶりに自分を客観的に見た日だった。
口の周りのチョコレイト。
真実はどうなったのでしょう。
爪はまた赤くなりました。
大きな蜘蛛が大きな巣を張っていた。
青い傘でこわしてやった。
宙に揺れる蜘蛛。
地獄に落ちても助けてもらえない。
何所までも深く深く。
闇にのまれて消えてしまえ。
こんな日は人生で一度きりでいいと 思った。
抑えてる とか 我慢してる とか言われたけど
まだ泣いてないのを見ると まだそんなことはないらしい。
いっそのこと 壊れて 砕けて 散って 消えてしまいたいと 思った。
それでも 条件反射で笑ってしまう 自分を殺したいと 思った。
空が憎い。
明日になれば変わるんだろうか。
明日になれば楽になれるんだろうか。
明日になれば るんだろうか。
わからないよ。
浮かんでは消えてゆく。
果てしない と
煩わしい と
何もない を抱いて 飛ぼう。
肩を抱いて
髪を撫でて
息もできないくらい。
遠い遠い空の下。
今 この瞬間に
生まれてきて
生きてきて
あなたに出会えてよかったと
心底思いました。
全部忘れて
雲になって
太陽を包み込めるようになりたい。
何もかも捨てて
何もかも忘れて
只風に流されていたい。
偽善者すぎる自分 を見つけて 嫌気がさして
今 この場で 殺してしまおう と思った日。