Land of Riches
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刀ミュ音曲祭の現地参戦ラストにして3戦目、初めてのKアリーナに行ってきました。 みなとみらいの埋立地に令和になってから新設された設備で、KTZeppYokohamaのご近所。 横浜駅から徒歩圏内です。横浜駅の再開発もずっと続いていて、きた東口だのみなみ西口だの 日本語としてどうなのかと首をひねるネーミングの出口が増え、迷子の確率は増大中。 見慣れた中央通路から東口のそごう、日産本社を経由してどうにかたどり着くことができました。
推し活全盛時代に造られたからか、Kアリーナ場内には飲食売店(ビールさえ売っている!)や 帰宅者分散を目的としたバー(音曲祭合わせのオリジナルカクテル呑みたかった…横浜遠すぎ)もあり、 オペラグラス、銀テープ収納ツールなどオタクの必需品も現地調達できます。音響に拘ったと 言われるだけあって、音曲祭の1部で多用される花火の音も幕張とは大違いで耳に堪えました。 ドリンクホルダーまで各座席についています。唯一の難点は座席の列間が非常に狭くて、 美脚の女性でもなければ遅れて来ると通路から離れた座席へ入るのはかなり苦労する羽目に…。
平日開催の間は封鎖されていたレベル7まで解放され(さすがにこの階まで上がった男士は 新選組の2振りだけだった模様)2.5フレンズ先行で取った私の一般指定席は0番真上、 レベル5の後ろから2列目。今回の音曲祭、福井が刀ミュプレミアム最速先行、 幕張がゲーム先行だったんですけど、着実に席がステージから遠ざかっていました。
3回目だから全体が見渡せて良かったと思えるのですが、初回でこれだったら泣いてました。 何より、世間では8割以上視野が塞がれて記憶から消したがった人も続出らしい 幕張のフルフラットで私は結構いい席をもらえたんだと改めて感じました。 目の老化が進み、メガネで矯正してもよく見えないことが多くなってきた私ですが、 誰よりもボリューミーなジャボと軽装でも躊躇しないキレキレのダンスによって “るいべ”がステージのどこにいるかを見失う場面は少なくてありがたかったです。
レベル5上段の座席は審神者でない人も多かったようで、最後の男士の名前を叫ぶ場面でも 呼んでいた人の方が少ないくらいでした。ここまで上がってくる男士も少なかったので、 うちわ作ってこられた方はご愁傷さまという感じでしたけど(青江や長義は座組での立場的に そんなに走り回ったりしないのは想像がつく)、そんな中でも通路へ退出する寸前に 私の2つ隣の方が頑張って見せたうちわに反応していた陸奥守はやるなあ…と思いました。
レベル5でも最前通路には結構多くの男士が現れました。長谷部も2,3回来てくれて (逆光でシルエットになったアホ毛がとっても分かりやすい。あとダンスは近いと尚更) ブロックで多く揺れる紫のペンラを眺めながら満足気に笑っている表情を見られました。
高い場所から見下ろすと、長谷部が本当に0番へ頻繁に登場していると実感できました。 座組では若い部類に属するからか、サイドへ行ったと思ったらセンターへ駆け戻り、 今度は逆サイドへ行ってまた戻り、といった調子。若い方だからこそ、1部2部通して いろんな歌でメインパートを任されているのが改めて驚きと言いますか。 (あと小狐丸と睨み合ったり、長義のタオルをいじったり、カメラでは抜かれていないと思われる SNSでだけレポートを見かけていたいろんな戯れをこの目で確認できたのは収穫でした) これで本公演での長谷部の掘り下げがなかったらビックリです。いや、刀ミュ本丸には 古参だと匂わせまくられているのに6年くらい本公演に恵まれない陸奥守みたいな男士もいますが…。
SNSと言えば、この日最大の反省点は私が横浜公演が始まってからSNSでの風説にあまりにも 振り回されて勝手に落ち込んだり傷ついたりしていたことでした。本当に凹んだんですよ。 落ち込んだ経緯は詳しくはWEBには載せられないんですけど、会場替わりソロで 長谷部がメインステージ階段の一番上に立っていたのを認めても、呆然としたままで 正直、現実を把握できなくなっていました。藤色に染まった会場を見渡して、 “理由”がどうこうと高らかに歌い上げる木原さんの歌声を間違いなく耳にしましたけど、 刹那の出来事に思え、今思い起こしてもまるで竜巻が通り過ぎていったようだと感じます。 でも本当に反省です。木原さんへのお手紙にも結果的に嘘を書いてしまいましたし。
江コントもどんどん洗練されていて(ゲスト男士の長義も馴染んできましたし、この夜には 裏で脚本を書いていると噂の大典太も登場。雷太さんは座組の仲間に自分が培った技術を 惜しみなく分け与える稀有なタイプのようです。舞台役者は同業ライバルなので、 あまり教えたりしないのが普通らしく)長く公演を重ねてきたと実感できました。
音曲祭の期間中、SNSでは醜い話題もたくさん見かけて、そうなってしまう要因が ファンサの存在(当たり前だけど全員が受けられるわけではないため、 受けられない人が自分の落胆を埋め合わせるために様々な言説を創造してしまう)なので、 そもそも刀ミュはなんで毎年大型公演を続けるんだ…という疑問に至ってしまいました。 会場施設の不備を男士の肉体労働で埋め合わせする方針もずっと疑問です。 (負傷して不十分な状態での参加になっている小竜さんの代理として IGNITIONに浦島が入っているのを見て、また糸川さんに代打を…と思ってしまいました)
悪い記憶ではない、でも手放しで喜べる思い出でもない。そんな感じの音曲祭でした。 刀ミュ長谷部との心理的距離感も近からず遠からずで着地できたように感じています。 歌がめちゃくちゃ上手な依代に恵まれたのは幸せだとも思っていますけれども。
2024.12.1 wrote
2024年11月28日(木) |
without looking back |
昨夜より刀ミュ乱舞音曲祭の最終公演地、横浜Kアリーナ公演が開幕。 ソロ曲枠に長谷部が抜擢され、持ち歌ではなく音曲祭欠席の 大倶利伽羅が双騎で歌った「reason」を歌い上げたらしく、 感想をXで検索すると持ち歌盗まれたと嘆く声をいくつも引っ掛けてしまいました。 気持ちが全く分からないわけではないため、複雑な気持ちです。
何より、6回公演ある横浜では前後半でセットリストの変更が予想されているため、 平日には行けない私は恐らく藤色ペンライト一色で染まった会場は見られません。 昨夜からこれでめちゃくちゃ落ち込んでいて、負け組の傷口を塩で擦るような 大楽のライビュ行きも昨日の朝はとても前向きでどこの映画館行くか、 調べるぐらいやる気だったのに、一気に見送りへ傾いてしまいました。
昨日仕事時間に引いたタロットのワンオラクルが積み上げてきたポジティブな気持ちを 裏切られる意味のカップの8でして、何に落胆するのかビクビクしてたんですけど、 今朝になってこれのことか…と冷静にライビュを諦める自分がいました。
タロット本当によく当たるんですよね。今年の年運はカップの9逆位置ですが、 物質的な充足では満たされない心の渇きにずっと苦しんだ年になってしまいました。
DQ3で大魔王ゾーマを倒しました。一番苦戦したのは父の仇たるキングヒドラの甘い息でした。 勇者ロトは16歳に実家を旅立った少年あるいは少女なのですが、オリジナルをプレイした当時は かっこいいお兄さんだったのに、大人になった今プレイすると父の死を目撃し、母や祖父とは 別世界に隔てられる過酷すぎる運命を背負わされるには若すぎると切なくなってしまいました。
ゾーマが未来の禍根を予言したせいで祝賀の宴すら楽しめず、途中で抜け出して姿を消した勇者ロト。 一人でアレフガルドを周り、将来に向けて自らが戦いで用いたキーアイテムを多くの者に預けに行ったのです。 後続シリーズ(厳密には先行作)で子孫が登場するので、少なくとも誰かと結婚して子を成したのは 確実なんですけど、世界を救った勇者が必ずしも幸せではないという元型にもなったのが彼・彼女なのでしょう。
話は変わって、来週アニメイト池袋でドラマ0.5Dの2話上映会がまさかの17時半スタートで、 このために初めてフレックスタイム制を申請しました。このドラマでもエンディング曲を笹森さんと共に 担当する和田雅成さん。カミシモのライブパートで、和田さん出演者の中ではかなり歌が上手い方だと 気づいてびっくりしたのを思い出しました。もちろん木原さんはもっと上を行っているので、 なかなか手放しで褒めてあげられないのですが、それでも和田さんが頑張っているのだと気づけました。 ラジオで蒼井翔太さんが褒めていたのも、お世辞ではないと感じられて嬉しかったです。
ここ数日は必要最低限の買い物以外は寄り道せず即帰宅してDQ3。 ファミコン版に比べるとオートセーブや呪文の効能など 遥かに難易度が下がっていて、比較的さくさくと進めています。 行き詰まるのは私の目がグラフィックの階段を見抜けない時くらい…。
今年ほぼ全てを費やしているやりたいこと探し、よく子供の頃に 夢中だったことを挙げるように言われ、いろいろ書き出してきましたが、 ファミコンは挙げてませんでした。本当に夢中だったものの 時間を瞬時に消費させる威力をDQ3で思い知らされました。
残念なのはこれが私固有の反応ではなく、むしろ時代的なものであること。 少女時代の私はそれに気づけず、もらったものを返す、あるいは 繋ぐ立場になりたいと『将来の夢』を描き、プログラマーになりたがりました。
この想いが変化した結果、氷河期時代に性格的な適性だけは最高な システムエンジニアになりたいと就活して爆死してしまったのです。 (いわゆる第二新卒として正社員になるも3ヶ月でクビの続編付き)
今でこそ他人の職業調査の浅さを感じられる身になりましたけど、 昔の私も、エニックスが当時出していた番外小説集『知られざる伝説』 (今回のリメイクでSNSで改めて注目され、私は数十年ぶりに目撃。 まだ大切に保管してる方も世の中にはたくさん。確かに名作)に 制作者インタビューとしてプロデューサー堀井さん、イラスト鳥山先生、 音楽すぎやま先生と並んで、チュンソフトのプログラマー中村さんがいただけの 知識で進路選択をやらかしてますから、他人のこと笑う権利など微塵もありません。
私の学生時代に桜井政博さんの『ゲーム作るには』動画があったら、 情報業界は選択から外す、あるいはプログラミング以外の道もいろいろあると 知ることができたでしょうに。生まれる時代を間違えました。
今いる金融業界のダメなところは学生時代でも気づけてて、 絶対に回避していたのに、どうして飛び込んだのかと呆れてしまいます。 (金融は土日祝が絶対休みでサッカー観戦には都合良かったから)
2024年11月20日(水) |
in/out/smile/let go |
舞台カミシモ人生芸夢編を見てきました。13時開演なので終日有休取るしかありません。 1日2公演だとマチネが正午スタートなので、演者の皆様が夜も別仕事なのだと察せられます。 なにせ全員が刀剣男士(田中涼星さん以外はステ本丸)で、2.5次元舞台の綺羅星ばかり。 和田さんが全員主役を張れるキャストと述べた通り、先日起きたセット破損による 上演中断でも誰の指示がなくともアドリブで繋ぎ始めてしまう実力者揃いです。
そんな見知った顔触れなので、楽屋では終始ワンピースカードに興じ、本番でも 初日からこんなに緊張しなかったのは初めてと和田さんも「りんたこ」で言っていました。 私が見に行ったこの日も、百戦錬磨の荒牧さんがなんと2回もセリフを間違えていました。 アドリブ部分が多い展開だとは伝わるのですが、これはどう捉えたらいいのやら(苦笑)
アマゲンがいた舞台もそうだったのですが、今回も島・時浦・岬の3芸人の父親が 突然設定で生えてきて、いわゆる家族ものとしてお涙頂戴ストーリーで泣かせてくれました。 島の父親が彼に似た割と適当だけど人情に厚い大工なのは事前に公表されてましたが、 岬が医者家系の出身で父の嫌うお笑い(人の役に立たない職業だと刷り込まれていた)に 飛び込んだことや、時浦の亡くなったとされていた父は借金苦により息子と妻を 捨てて金策に走った結果、闇金の幹部になっていたのは劇中で初めて明らかに。 (時浦が元ハガキ芸人でラジオを愛しているのは、貧乏な育ちで唯一楽しかったのが ラジオを聴く時間だったため。もっともそのラジオは電器屋の父が残したものだったのですが…)
TVシリーズから通してずっと続いている賞レースは、アクシデントの末に全組出場 (ロングリードは鳴宮が食中毒でらふちゅーぶが準決勝辞退した代理で出場)した結果、 ラストワルツのみ決勝進出、他のコンビは敗者復活戦に回ることになりました。 私はらふちゅーぶとエクソダスが決勝で対決してカミシモという作品が終了する (島の相方として鳴宮よりも時浦が合っているというクロージング。しかし今作で わらびーが解散した理由が島の遅刻癖ではなく緊張癖と発覚)と考えていたので 意外でした。ラストワルツの中の人たちの役者歴を考えたらあり、なのか…?
長く続いているシリーズなので、和田さんも事務所のマネージャーが元芸人になったり、 他舞台作品で本物の芸人と共演した際はアドバイスをもらうなどしているそうです。 エクソダスの笑いは時浦の設定を反映してしゃべくり漫才のため、観客には 瞬発力で笑いを取る他コンビよりもウケが悪いと感じることが多々あるようで、 今回は劇中のアドリブネタ(私が見に行ったこの日はエヴァネタ)を組み込み、 台本通りの漫才と瞬発力を混ぜ合わせた構成で笑いを取ろうとしていました。
笑いといえば劇中の展開で島が一発芸をやるのですが、これがほとんどウケていないようで。 SNSですべったと書かれるのが和田さん苦痛みたいで、ストレートに表現していました(苦笑) この日もなかなか見事にすべってくれました。ちなみにネタは本人考案以外に 橋本祥平さんが考えたものもあるらしく。彼は梅津さんも認めるクレバーなんですね。
舞台カミシモは初演から何故か最後に歌唱パートがあります。このダンスも 役者には結構負担みたいで、漫才パートで犬飼がネタにしていました。 今回は観客参加の振り付けもあるため、自コンビ以外の歌唱でも舞台で踊りますし、 通路を使った客席降りもありました。島、というか和田さんが両手の指を曲げて ハートを作るベタベタなファンサービスするの、初めて生で目撃しました。 お笑い芸人はこんなパフォーマンスしないと思うので、このライブパートは 一体どんな位置づけなのでしょうか。集金源なのは分かりますが…普通に楽しくはありますし。
ストーリーの最後で、時浦は自らの夢として湘南劇場の再建をぶち上げました。 どのコンビが優勝しても、優勝賞金1000万はこの元手になる布石が打たれ、 カミシモシリーズの結末がうっすらと見えてはきましたが、果たして今後は…?
2024.11.24 wrote
マネージャーが1年掛けて考えた我が部署内でのキャリアパス。 評価基準が実務ではなく育成や運営能力なので苦笑いしてしまいました。
どんどん人が減る時代における育成。かつてのように母集団から 選抜する方式はできなくなるので、以前であれば戦力外であった たとえば発達障害者なども教育して戦力にしなければいけないかもしれません。 あるいはAIに代替できるかを検討するなど。発想の転換が求められます。 人を増やしたり、すげ替えたりに頼らない解決方法を探して。
2024.11.20 wrote
2024年11月17日(日) |
phishは魚ではないがfishから生まれた |
先月開催のオンラインイベントで7人しかいない当選者になり、 その賞品として韓国からアロマハンドクリームが送られてきました。 海外通販未経験なので、自宅住所の入力も一苦労でした。 ハングルで読めないパッケージもGoogleレンズで即翻訳。 凄い時代になったものです。書き言葉に関しては機械翻訳で充分ですね。
2024.11.21 wrote
2024年11月16日(土) |
風になって駆けつけて |
刀ミュ音曲祭現地参陣2戦目は我が県、千葉の幕張メッセ。いつも当地グルメを SNSでネタにしている(実際に食べにも行っている)明石国行役の仲田さんが 何を投稿するか困るぐらい、知られた名産の乏しい土地でもあります。
しかも今回の会場は客席のあるイベントホール(刀ステ七周年感謝祭の会場)ではなく、 展示用のホール9〜11。段差のないオールフラットなのは予測できました。 昔、アニメ花丸のイベントで複数ホールを縦にぶち抜いたスタイルだったことがあり、 その時はほぼモニターを見て終わった記憶があったため、今回も覚悟はしていました。 (花火をバンバン使うのですが、これがなければ会場の選択肢は増えるのかな…?)
3ホールのうち、駅に一番近い11は物販と待機場所に使われ、公演は2ホールを横にぶち抜き。 お手洗いの数が動員に対して全く足りておらず、SNSで公共施設等で済ませることが 呼びかけられる有様。近隣の商業施設も長蛇の列で迷惑かけまくりでした。 私は先日の落ち葉拾いボランティアでメッセと逆側にも商業施設があるのを 把握できたので、そちらで食事とお手洗いを並ばずに済ませられました。
2ホールの間には支柱が合り、その陰に当たる座席はステージが見えないのに 一般席として販売されたようで、SNSには怨嗟の声が渦巻いていました。 51列目と大きな数字(ほぼ機材席)が割と早い先行なのに出てきて落ち込んでましたが、 花道からは20列もなく、最後の挨拶さえお高い花道囲い席は後姿を見るという 意味不明なくらい花道やサブステージを多用するステージングで私は助かりました。 1部はオペラグラス未使用でもまあまあ見えましたし。2部はそこそこ使いましたけど。 現地の良いところはずっと長谷部だけを追っていられるところですから!
とはいえストレスを感じなかったわけではありません。3〜4列前に男性が連続していて、 小狐丸と長谷部が睨み合う「獣」でちょうどその位置にふたりが立ったため、 前列の人が首をずらして見るのを更にずらして見る傍迷惑な仕草をせざるを 得ませんでした。それでも見づらくて「獣」だけはやや諦め感ありました。
会場で見ても最初から最後まで長谷部はとてもセンターに立つ頻度が高かったのですが、 0番が斜め方向だったのにも救われたと言えますね。それが真正面だったら…。
あとは1部衣装が黒いからかもしれませんが、照明が強すぎて。福井でも逆光の 背中(主にサブステージ)をよく見ましたけど、今回はせっかく私のブロックへ来て SNSで頻出の「ここにも俺が好きな人間がいるなあ」と満足げに笑う長谷部の 笑顔が見事なまでに逆光で。目を焼かれました。この直前、私の内側斜め前にいた 『長谷部 指ハートして』といううちわを持ったお嬢さんに長谷部が指を差して 狙い撃ちしたのには震えました。世間一般では埋もれ席と呼ばれそうな場所にいた 自分推しのうちわをちゃんと視認して、キャラぶれしない程度のファンサもできるのかと。 ここで伸ばされた“るいべ”のまっすぐな右腕が、この日一番記憶に刻まれた姿です。
すえひろがりから、いや私がたまアリの400レベルで真横に来た清光(流司さんas)に 驚かされた真剣乱舞祭2018から、不適切な会場のデメリットをキャストが端まで 走ってファンサービスすることで穴埋めしようとする刀ミュの方針がかなり苦手です。 この夜も木原さんがかなりのスピードで端の方へ走っていく背中を何度か見ました。 (曲の最後にはメインステージで歌うため急いで戻る構成になっているシーンも多々) 私のブロックはかなりの数の男士が前の通路を通ってくれて、恵まれてました。
見づらい会場だと承知でチケットを取ったのは、山姥切国広を演じる加藤大悟さんの 歌を生で聴いてみたかったから。ソロ曲「黄昏のララバイ」を学生感の強い パーカーチックな装束で力強く歌い上げるのを聴き、やはり上手い…と感嘆しきりでした。 いつか長谷部と、木原さんとデュエットしてほしいと思いながら聴いたのです。
音曲祭の会替わりデュエットは妖艶な「Yellow Sac Spider」と甘やかラブソングの 「ナミダドロップ」が会場によって替わります。私が現地やライビュで見たのは 全てナミダドロップ。幕張がナミダドロップなのも、長谷部が残念ながらYSSではなく ナミダドロップ担当チームに配されたのも、愛知のマチネで長谷部が髭切と デュエットしたのも知っていました。この日は最終公演である山姥切国広が 担当するのは自明でしたので、誰と組むのかと思っていたら…白いフードの彼と 逆側の花道入口に現れたのはふわふわジャボを身に着けた長谷部でした。 そう、まさか、もう、長谷部と山姥切国広のデュエットが聴けたのです!
加藤さんの歌声はたとえるなら食べ応えのある肉料理、対する木原さんの歌声は 繊細な砂糖細工。系統が違いすぎるんですけど、そこは加藤さんが合わせてくれたのか、 見事なハモリを耳にすることができました。春先に聴いたLHIを彷彿とさせるレベル。 ナミダドロップはもともと江おんすてーじzeppツアーで豊前と松井が歌った曲ですが (この組み合わせだからべたなアイドルソングみたいなノリなんですね) 本家を超えるレベルのハモリだという感想だと見かけて、とても嬉しかったです。 あまりに嬉しすぎて帰り道に木原さんへ気持ち悪いreplyを送ってしまいました。
相変わらず2部最初のパライソ曲だけ物凄く苦手なんですけど(当人たちの歌唱や 演技に問題あるわけではなく私のトラウマが刺激されてしまうだけ) 花影の振り返りはしみじみと浸ることができましたし、繰り返して鑑賞することで ある意味で由緒正しい楽しみ方ができるようになってきているのかもと感じました。 実は私、花影1部を一度も映像で見返してないのですが、そろそろ見ても良いかもしれません。
あと2部は武装した長谷部の肩パーツが光で煌めくのを何度も見られました。 これは素材の違う刀ステでは見られませんので、刀ミュだからこその歓びですね。 後頭部のすっとした丸みもゲーム画面から飛び出してきたかのように美しく感じられました。 いや、煌めきが見られたからって強すぎる照明を許す気にはなれませんけれども。
とても幸せな時間が過ごせて、満たされた記憶ができて、ただ濁りも間違いなくあって。 誰もが幸せになれる大型イベントなど存在しないと理屈は分かっているんですけど、 恵まれた身である私でさえこう思うのですから、12000円超えの料金で苦しみしかなかった (前述の長谷部ファンの隣にいた山姥切国広ファンの女性は背が低かったので ほとんど見えなかったと推測され、フルフラット会場に彼が配置されがちな 現状を非常に気の毒だと感じました)方の辛さはどれ程だったのだろうかと思います。
2024.11.24 wrote
SNSで文京シビックセンターの25階展望フロアが呑み屋になる企画(区が主催)を 見かけたので、仕事帰りにさくっと寄ってきました。展望室自体は普段から無料。
今回は根津の呑み屋を迎えて、水戸市・福山市・北九州市など文京区と交流のある 自治体産のクラフトビールとこれまた縁のある外国のドイツソーセージや韓国チヂミを販売。 水戸市や熊本県はブースを出して特産品も販売していました。私はくまモン梅酒を購入。 全体的に割高感はありましたけど、Sky View Loungeから眺める夜景も綺麗でしたし、 そこそこ楽しめました。割高感ならこの日申し込んだ和田さん初ライブの方が 感じましたし…いやライブハウス開催の木原さんライブが安すぎるだけかも…。
2024.11.24 wrote
もうすぐ10周年を迎えるポチポチゲーム刀剣乱舞。 2年前にあった唯一?のゲーム内シナリオイベント大侵寇、 初期刀に思い入れが深くない私は全てを好意的に受け止めたわけではないです。 (でも今web検索したら怒り狂って帰還した三日月を折ったnoteが出てきてびびる)
それでも、あの時の本丸の危機がなかったら、今でもうちの近侍は 澄ました顔して側仕えしているのかと考えると、あれは黒い方かもしれないけど、 紛れもなく『うちの本丸で起きた歴史的出来事』なのだなと思いました。朝から。
初期刀以外に思い入れの強い審神者に対する対処としての秀作は 数年前のSCRAPコラボだなと今でも感じます。名前の出ない6振り目。
月曜から午後の仕事をサボって刀ミュすえひろがり3面上映見てきました。 リバイバル初週は夜上映もあるんですが、いかんせん3時間半近い 大作映像なので、夜上映見てから帰ると日付が変わりそうに…。 (なお2週目は昼間のみになるっぽい)
『美しい悲劇』のフィーチャリングカメラを筆頭に、この3面上映でしか 見られない表情たくさんあるんですけど、長谷部単推しには 正直見てなくてもいい時間が結構あります(こら) 目を休めてました。
すえひろがりでは歌うの楽しい木原さんらしさが散見されましたが、 今年の音曲祭は祭りと言うよりは節目の儀式みたいな重めのイベントなので 長谷部も笑わなくなったと言うか硬くなったと言うか。良化ですけど。
それでも福岡公演では小さな子の前でしゃがんで顔をあわせ、 頭をポンポンしていたというレポートを見かけました。 うちわのリクエストには応えない、なぜなら『みんな』こと『お前たち』は 審神者ではなく他本丸の男士が好きな物好きな人間でしかないから。 そんなスタンスを通す『るいべ』も、小さな子には優しかったようです。
コロナ禍真っ只中のキラメイジャーでヒーロー(キラメイイエロー)になり、 子どもたちと直接触れ合える機会を持てぬまま代替わりとなった木原さん。 変身形態は変われど、ようやく彼が望んだ通りのヒーローになれたのかと 思ったらとても嬉しくなりました。イヤモニは相変わらずの黄色と紫です。
今の私が抱えている精神的な問題にはボランティアが解決へ有効ではないかと考え、これまで一切 参加してこなかった会社の労組行事に参加しました。幕張海浜公園でのゴミ拾い。行ってみれば、 ゴミは近隣住民が朝拾っているため落ちておらず、公園管理者からは落ち葉拾いを依頼されたのですが。
終了後の懇親会でもたまたま同じ部署の人間と同卓になり収穫が少なかったのもあり、 どうにも拍子抜けでしたが、この日得た幕張の地理知識で翌週の音曲祭にてトイレや食事に 困らず済んだ(大行列不参加)ので、何がどこでどう繋がるかは分からないものです。
2024.12.31 wrote
あくたーず☆りーぐ唐橋さんDAYの1公演目ライビュに行ってきました。当日購入で。 それでJ列だったんですけど…昨夜見た刀ミュ音曲祭(愛知県セントレア開催!)が花影のターンで 支倉常長と兼役で本阿弥光徳役の唐橋さんは、小道具抜きで研ぎのシーンを演じ切ったり、 花影部隊(長義は不在なので代理で大包平)が剣舞で刃文を見せつけてくるファンサを受けたり、 実に素晴らしく、恐らく今日横浜移動の激務に対して感謝の気持ちを表現したかったですし、 唐橋さん回の執事は刀ステでお馴染み・荒牧さん&梅津さんコンビだったので興味があったんです。
今後を嘱望される若手5人(うち2人は来年刀ステで小竜景光&石田正宗として登場予定)を 『ぼーいず』として3日間9公演皆勤させ、業界の大先輩たちと共演させて経験を積ませる企画でもあります。 荒牧さんは事務所の後輩がでていたので、社長としての顔も見せていましたね。
冒頭に若干の芝居もありました(これが中継会場のIMMシアターに出張執事として来ていた 小坂さんを唸らせるレベルの凄さ。出張執事にお出迎えされると思わず、普通に「お疲れ様です、 よろしくお願いします」と挨拶して苦笑いされたのが私)けれども、大半はゲーム。 台本を無視して暴走する荒牧さんと、エチュードを中心にいつものクセの強さを披露する梅津さんに 会場は盛り上がり、案の定ぼーいずの面々は苦戦していました(笑) とにかく笑えまして、 拍手のしすぎで私の指輪がパーツ外れる始末。帰宅後、無事に修理できて良かったです。
帰りには松戸クラフトビールフェスではしご酒もしまして、前夜と異なりいい気分で帰宅できました。
刀ミュ音曲祭の前半締めくくり回のライビュに行ってきました。現地にトータル3回も行くので、 ライビュはいいかなと思っていたのですが、SNSでの盛り上がり見ていたら行きたくなって買いました。
この回で前半参戦の髭切は千秋楽。芸歴が長いので周囲の役者から一目も二目も置かれる三浦さんですが、 年齢は木原さんと一緒で、座組ではまだ若い部類。ご飯は奢ってもらう側だったりします。 彼がフィーチャーされるのは予想できましたが、残念ながら回替わりデュエットはソワレではなく この日のマチネでした。髭切と長谷部。なんでナミダドロップなんですか…と思ってしまいます(笑)
映像で見ると改めて長谷部が0番へ頻繁に立っているのに気づけ、またすえひろがりに比べると 表情は抑え気味(木原さんは歌うのが好きなのでつい楽しそうな顔になってしまう)に感じました。 特に2部。刀を振るう場面での(刀ミュの目元強調メイクも合わさっての)眼光は実に鋭く、 長谷部だ!ーと感嘆する程でした。欠席のメインキャストに代わり大事な本公演1部曲を任されたのですから。 (SNSでの現地報告を見るとカメラに抜かれない場面ではそれなりに楽しんでいたようではあります)
「お前たちの本気を見せてみろ!」 センターで煽り、うちわのリクエストには応えず、mistakeでは髭切に負けじとアレンジを加え、 今回の旅を通して座組の軸としての経験値を積んだと感じさせるパフォーマンスでした。 歌がうまいのは1部2部と毛色の異なる曲を安定してこなしているので分かるのですが、 単に上手なだけではなく、柱(厳密には継承者かな?)としての自覚が伝わりました。
2部では小竜vs髭切の手合わせが雑談に陥った場面で叱りに登場。日替わり手合わせでも初めての 演出に会場は騒然としますが、「やることがあるからな」と手合わせも見ないで去っていきました。 一部審神者が手合わせには今後の伏線が仕込まれていると主張してますけど、長谷部はミュ本丸内で 審神者に信頼され、それなりの責務を負っていることが推測できました。最悪だと監視かな…。
また伊達政宗の歌唱に対して「人間はしぶどいなあ」と合いの手を入れる役も担当。 実は花影の振り返りもこの愛知が担っていて、光徳に花影部隊が刃文を次々と見せつける 常人には理解不能のファンサ曲もかっこよくこなしていました。この唐橋さんがすごすぎて、 ライビュに駆けつけて良かったと思えました。花影のシーンでは当然のように0番です。部隊長なので。
なんだか楽しかったように書いてますが、実は途中から視神経がオーバーヒートしてしまい、 目の奥が物凄く痛くて、長谷部がでていない曲は目を閉じてやり過ごす有り様でした。 これは午前中に放置していた三体3の上巻を読破したからか、強引に修理したばかりのメガネを かけていったからか、映画館の4列目は画面が近い部類だからか、理由は分かりません。 帰宅後も22時台に蒸気でアイマスクを付けて就寝してしまったくらいでした。
あと私が2部の振り返り不得手なのも再確認しました。だから目を閉じてしまうようになったとも言えます。 特に1曲目のパライソで本来は人間が歌う曲が私の個人的トラウマを刺激して大の苦手です。 刀ミュは花影から積極的に見始めただけで、それ以前の過去作はストーリーを把握するのに一度見るだけ。 おまけにそのストーリーもあまり好きではない(特に伊藤さんが脚本していた作品)ため、 振り返られてもなんの感慨もありません。私が映画館で涙をぬぐっていたのは眠気が原因です。
この振り返りをあと現地で2回も見なければいけません。長谷部が、いや木原さんが頑張っているから なんとか踏みとどまれるだけで、正直1部で帰ってしまう人の気持ちがとても良く分かります。 (1部で帰るのはファンサ受けたいだけの人でしょうが、現地オフィシャルグッズのペンラ使っている人少ない…)
刀ミュは連作として設計されたわけではなく、後付けで黎明期の悲惨(初期刀が折れているのは 悲惨でしょ…)な部隊構成が出されました。次回作も未発表で、今後どうなるか分かりません。 ゲームのイベントにもあまり沿わない(参騎はアレでも珍しくゲーム内の遠征に沿っている)ですし。 長谷部が中心に据えられたからこそ覚悟は決めないといけませんけど、現時点ではやっぱり あんまり好きな本丸ではないと再確認したので、それを今ここに書き残しておきます。
あとコロナ禍に対するトラウマを誰よりも深く抱えているのは演出家だと最近のインタビューで知りました。 もう過去のものだという感覚が私としてはあるのですが、昨年の花影だってコロナで福岡全滅して いまだに木原さんとそのスタッフが気にしているのだから、決して過去形になったわけではありません。 それでも、来た人も来れなかった人も肯定する心覚での水心子のセリフはピンとこないんです…。 モヤモヤはモヤモヤとして認識しつつ、木原さん演じる長谷部を応援していきたいと思ってます。
2024.11.4 wrote
退社後にピアノマリアージュというピアノ演奏会にコーチングを掛け合わせたイベントに行ってきました。 コーチングの世界も占いと同じで同業者で傷の甜め合い(言い過ぎ)をする業界だと感じていて、 開始前の名刺交換タイムでも私は一人とうらぶでかぼちゃを集めていました(笑) 夏に麗澤大まで講演を聞きに行った前野マドカさんが参加されていたのには世界の狭さを感じました。 (私がお世話になったTAOさんが前野さんの関わっているウェルビーイング学部の手伝いに行っていた)
足でリズムを取る音も交じる自由な感じの演奏では、私がピアノに対して負の感情を現在進行形で 抱いているのに気付かされました。今でもあるんですよ、実家に、誰も弾かなくなったアップライトピアノが。 ピアノの演奏自体を聴くのは嫌いではないんですけど、それはメロディーを楽しむだけだからで。
あと演奏した男性が屋久島が好き過ぎて通っているのですが、私にとっては福岡が似たように エネルギーをくれる土地なのかなと感じました。できるなら福岡にも本拠を構えて、 東京と移動する二重生活を送りたいという願望があるんですよ、実は。
参加者が楽器を奏でたり歌ったり、あるいは聴いて想起したものをシェアしたりしました。 アルコールとつまみ付きで。そこで和歌山県の山奥で満天の星空を眺めた話が出てきて、 最後に予祝をした際に私が想像したのも、らしく手帳でもやりたいこと冒頭に出てきた 『南の島に船で行って天の川を見る』になりました。予祝は楽しかったです。想像だけで ここまで気分は上がるんだって新鮮でした。あとは忘れてしまわないと叶わないようですが。
2024.11.4 wrote
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