おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦三月七日
「え?ゆき?」とこの時期に驚くほどの雪でした。
寒かったですけど、道路も凍らないし、きれいでよかったです。 桜が雪にかぶさって、遠くからみると、ほんのりピンクからかすかなピンクになっていてきれいでした。
今日は木と木工のお店「きりんかん」で竹炭や木の実の炭で壁飾りを作りました。 5月12日(土)にする講習会をする予定なんですが、スタッフだけで試しに作ってみようとやってみました。
板に珪藻土を薄く塗って、あとはいろんな炭を想いのままに貼り付けるだけです。
おのおのの個性がもろに出るので面白かったです。
これはスタッフの方の作品です。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦三月六日
久しぶりに部屋でお香をたきました。
前に知り合いがイギリスに行ったときのおみやげで、いろんなハーブをブレンドして乾燥したもので、付属の炭をおこして、その上にぱらぱらとのせていぶして香りを味わいます。
セージの香りがベースで、なにか木の実みたいのも入ってます。
私に合うようなお香を選んでくれたそうなんですが、まさしく当たりです。 とってもほっとします。
ちょっと合わせてエンヤをバックミュージックに・・。
いい空間・・。
見渡すと散らかった部屋が・・。 掃除しなくては・・。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦三月五日
今日は雨です。 暖かった昨日の差があまりにも大きいので、体がびっくりしてしまいますね。
湿った気分になりがちな天気も、この時期はそうもなりません。 そうです。私の大好きな椎茸の時期だからです。 窯の裏にある椎茸のほだ木は、人工的に水をかけられない所なので、雨がとっても必要なんです。
あした、あさっての椎茸のことを考えると、もう・・・。 と、恵みの雨がうれしい一日でした。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦三月四日
うちの姉は食品関係の会社に働いている関係で、たまに製品を社販で安くたくさん買ってきてくれることがあります。 それが主にうどんと豆腐とコンニャクで、私の好物ばかりでほんとよくできてます。
今日は豆腐がたくさん来たので、変わった炒め物を作ってくれました。 オカラとヒジキの和え物(というか炒め物?)は我が家の定番なんですが、今日はオカラのところを豆腐にしてくれたんですけど、これがまったく違った感じになって、おいしかったです。
豆腐づくしは夢のようです。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦三月三日 上巳
今日はケガで入院ている炭焼き仲間のところに見舞いに行きました。
いい天気の中、助手席には木に詳しい友人がいたので、ちょっとした花見&観察ドライブでした。 いろんな木が次々に咲き始めていて、活動的でいいですね。
モクレンやユキヤナギが満開できれいでした。 モクレンは今回はじめてまじまじと見まして、とても気に入ってしまいました。 特に白のモクレン。木の蓮と言うだけありますね。 桜も街中となるともう八分咲きくらいのところもあっていい色でした。 日の出町はまだ梅も咲いているんですけどね。
学生の頃はこんなに花や木をこんなに味わってなかったのに・・。 歳をとったって事でしょうか。
ケガの炭焼き仲間の方はいつもあちこち出回っているの性分なので、入院は暇でしょうがないようです。でも元気そうでした。 まるでこれから芽の出る種のようです。 早く回復して、またいい炭を焼いてもらいたいです。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦三月二日
梅の花がピークを過ぎてきて、桜が咲き始めていますが、他にもいろんな花が咲いてますね。
ある道路は街路樹の下にスイセンだけを植えてるところがあって、いわゆるスイセン並木になってます。
あまりにずらりと一色だけだと人工的で面白くないですけど、とってもきれいですね。
黄色は春に似合います。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦三月一日 新月
「こども竹林プロジェクト」二日目。
今日は各々の作ったいろんな楽器をあわせて演奏しました。 こどもたちのいろんな音色が重なり合って面白かったです。
硬い竹炭を使って楽器を、という手があったのですけど、在庫に余裕がなかったです。もっと硬いのが多く焼ければいいんですよね。
4月8日(日)には柴田さん主催の「竹遊〜たけあそび〜2001春」というイベントがありまして、私も竹炭ペンダントづくりでワークショップに参加することになりました。こどもたちのイベントで楽しみです。 場所は東京都児童会館4F講堂(渋谷駅徒歩5分)。10:00〜16:00。入場無料。 柴田さんらの竹楽器のコンサートも13時・15時にあります。
もっともっと竹も炭もいろんな可能性がありそうです。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月三十日
今日と明日は「こども竹林プロジェクト」というイベントです。
月一回の一年間通したプログラムで、今回は最終月で一泊して、竹楽器の楽団「バンブーシンフォニア」の柴田旺山さんらを講師にお招きして、竹の楽器作りをしました。
細い竹から太い竹までいろんな種類の竹が、笛・太鼓・カスタネット・いろんな打楽器などにあっという間に出来上がり、様々な音色を楽しみました。
こんなに竹の音色に魅せられた人たちや竹を楽しむこどもたちに囲まれ、のんびりとした時が過ごせてここちよかったです。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月二十九日
今日は免許の更新をしました。 実は3月10日が誕生日なんで失効してたんです。すっかり忘れてしまってました。
失効するとめんどくさいんですね。 まず普通は最寄の警察署で更新できるのに、ここらでは小金井の試験場まで足を運ばなくてはならなくなります。 それと更新料の2800円が4500円になり、有効期限が5年から3年にもどり、無事故だったのでゴールドカードになるはずが青色になっていました・・。 がっくりです。
しかしその講習で、やけに元気な年配の教官がま〜大きな声で、「運転はその人のこころが表れます。ゆとりを持ってこころとこころで運転し合いましょう。」と言ってました。
ん〜こんな言葉を明るくさっぱりと言われると、なんだか気持ちがいいです。
炭づくりも運転も同じですね。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月二十八日
前に炭焼きの師匠に蕎麦打ちも教えていただきまして、けっこうはまって打っていたんですけど、そういや最近は打ってないです。年越し蕎麦以来かな。
ま〜打ち始めのときは、よく友だちの家に蕎麦打ちセットごと持っていって、「押し売り蕎麦」をしてました。 友だちと話をしていたら、また性懲りもなく打ちたくなってきました。 私は昔、人にお酒を勧められるのがすごく嫌いだったんですけど、これも「俺の酒が飲めないのか〜」というのと変わらないかな・・。
でも、自分で作ったものを食べてもらえるのって、ほんとうれしいですよね。 ですから地方の「俺の酒が飲めないのか」文化も今は少しは気持ちがわかります。
一応、師匠直伝の作り方はつなぎなしの十割そばで、力を入れずに蕎麦粉たちの好きなもの同士が自然にくっつき合うように、逢わせてあげる感じでつなげます。 うどん粉が入らないと、特に蕎麦粉の香りと味と水がはっきりとわかってきてしまうので、水もあちこちの湧き水を汲んできて楽しんでます。水で繋がり方がまったく違ってきます。
水はすべての基本だな、と改めて思います。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月二十七日
今日は快晴の春日和でした。 玄関の梅の花も満開になってきて、なんともいえない甘い香りがたちこめて、ほっとしました。
家を出る瞬間にいい香りがすると、とっても勇気づけられるというか、元気が沸きます。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月二十六日 春分
今日は二年前に他界した父の発ち日でした。
父はほんとにやさしい人でした。 やさしすぎて、何かとはっきりと口に出して言えない性格でしたので、ストレスも溜めてこんでしまってたようで、胃がんを患って亡くなりました。
末期になってからガンとわかり、病院にそのままかかるか、自然な治療をするか、ガンを本人に告知するか、いろんなことを母と姉と、また父とも話し合いました。
私は自然な治療が一番いいものだと思ってましたので、それを強く薦め、告知のことも本人が知って自分で選択するべきだと思って、母と姉と長く議論しました。
それもこれもすべて私の思い通りにならなかったです。 何がいいかなんて誰かが決めつけるものではない、と思い知らされました。
私の「思い通り」は自分の思い上がりだけで、なにも父のことを考えたことではなかったのです。 父は自分の想いのままに過ごしました。 そこがとっても大切だったんですね。
告知は結局しなかったのですが、今思うと、父の場合は知らなくてよかったんだな、とつくづく思います。それもどっちが正解だなんてないんでしょうけど。
この梅の咲く、春の分け目の日に、父のことを振り返って、いい父を持ったことを再確認しました。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月二十五日
今日は菜食仲間のその友人から電話がかかってきて、いろんな話をして楽しかったです。 手紙だけのやりとりだけで、電話では初めてだったのですけど、声の口調からとても話しやすく、長話をしてしまいました。
菜食の人ってなんでこんなやわらかい感じの人が多いんでしょうか。
学生の時(7〜8年前)から菜食の人に縁があって、肉食と菜食の違いなどいろいろ話を聞いていたんですけど、とても理屈では腑に落ちず、「いいんだろうけど私は菜食なんて無理だろうな」と思っていたんですけど、結局最近になっていろいろ見て回ったりしたら、肉類は食べたくなくなってしまってました。
魚類も食べたくなくなって2年くらいになりますが、去年の夏のきゅうりのおいしさにびっくりしたこと(食を味わうことの喜びが多くなりました)以外は、心身ともに変わってないように感じてます。
理屈的には栄養とか精神のバランスとかを考えると、なんでもバランス良く食べた方がいいんじゃないかと考えてる方なんですけど、感覚的には受け入れられないんです。 だからいつも「菜食だからってなにがいいんだろう」と思っています。
今日もいろいろ興味深いお話をたくさんしてもらって、おもしろくて為になったんですけど、やっぱりお話だけじゃ腑に落ちないところが多いです。
やはり菜食は菜食を続けてやっと体とこころで理解できるのかもしれないですね。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月二十四日
毎月第3日曜は窯で炭焼きの会(西多摩フォーラムの炭焼き部)の定例日になっていますが、今月は土日続けての炭焼き講習会でしたが、正直言うと二日続くと自営の私は結構つらいです。
と、ぼやいておきながら、その時はすっかり楽しんでいるんですが・・。
ま、あしたがんばります!
はやりの歌が売れるのもわかりました・・”あしーたーがあぁーるぅーさぁー”。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月二十三日 上弦
今日と明日は西多摩自然フォーラム主催の炭焼き講習会が窯であります。 その参加者の中で木炭の空気清浄機を作っている社長さんがいらしてて、その話は面白かったです。 水が液体から気体に気化しますが、その時に「気化熱」と言って外気から熱を奪うそうです。木炭に水を湿らせておけば、その作用も強くなって、クーラーを使わず、部屋の温度を30度から25度ほども下げてしまうそうです。面白いですね。 普通のクーラーは熱を変換して、部屋の外に熱を出すだけですが、これだと熱を外には出さず、ほんとに熱をなくしてしまいます。
これは都心部で問題になっているヒートアイランド現象に対してとても有効なものです。詳しくはこちらのホームページへどうぞ。
(株)マップ http:/village.infoweb.ne.jp/~map/
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月二十二日
炭は高温で焼きあげると、硬質になり、電気を通します。 この炭を最近は「通電性がある」ので、「通電炭」とも呼ばれています。
硬さ世界一の備長炭の電気抵抗は限りなく0オームに近く、とても通電性があります。 かたや竹の炭はというと、焼き方次第ですごく差が出てしまいます。 最近ようやく自分の竹炭を測ってみたら、ペンダントにするくらい硬いなと思っていたものは10〜30オーム、最高で3オームでした。
電気を通すと何がいいかと言いますと、通電性のある炭は空気中に浮遊しているイオン分子の中のプラスイオンだけを引き込んで、空気中にマイナスイオンを増やす作用があるからです。 そもそもプラスが多すぎてバランスが欠けていた(酸化)ところにマイナスが増えてバランスが整った(還元)ということになるのですが。 この還元状態の空気は人体の副交感神経に働き、こころを落ち着かせます。
ん〜日記だかなんだかわからなくなってきましたが、そうです、数値的には少し自信を持っていいかな、と思ったわけでした。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月二十一日
今日は吉祥寺に出かけました。 アクセサリーの新しいアイデアのパーツの買い物です。
のんびりして、あせって、からまわりして・・。 で、またのんびりして・・。
それでもすこしづつ事が進んでいるようです。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
2001年03月14日(水) |
お風呂の竹炭ミツロウ |
旧暦二月二十日
今日のお風呂は電気を消して、竹炭の粉入りの蜜蝋を灯して入りました。
これは竹炭ミツロウの作者の黒須さんのおすすめでして、腰まで浸かる半身浴でゆっくりと炎を見つめていると、甘いミツロウの香りも手伝って、心からほっとしました。竹炭を入れると炎が違うようです。
ミツロウは空気をきれいにすると言われてますけど、アロマ効果もあるんですね。
見つめていられるし、お風呂のロウソクはとってもいいですね。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月十九日
埼玉の入間市の小さな喫茶店で作品展が始まりました。 と言っても、私もほとんどいませんし、今回は宣伝もほとんど喫茶店まかせで、ほそぼそと開いてます。
また日の出町の「きりん館」に常設で竹炭アクセサリーをたくさん置かせていただくことになりました。ありがたい。
ようやくアクセサリーなどの創作のイメージやアイデアがポツリポツリと降ってきて、種からむずむず芽が出てきた、というかんじです。
春ですね。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月十八日
いそがしいのに日記を書きたい・・。 ここまで毎日書いてると一日空かすのが嫌になりますね。 もともと三日坊主タイプなんですけど、続いてます。
今日もアクセサリーづくりでした。 こつこつと行きたいものです。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月十七日
13日の作品展の準備でてんやわんやです。
作品展と言っても、喫茶店のギャラリーで私はほとんど居ない予定です。
HPにも案内を載せないと・・。 この日記ばかりで、まずいですね・・。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月十六日 満月
今日は私の誕生日なんですが、今年はちょうど満月でした。 雲ひとつない夜空で、きれいでした。
自分の生まれた季節を好む、とよく言いますけどほんとですね。 このあたたかくなり始めの、梅の咲く今は、とっても好きです。
ここ青梅市はその名の通り梅の町で、この3月はやさしい色に染まります。
都心に近いし、木に囲まれてるし、いいところに生まれました。
<青梅の梅>
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
2001年03月09日(金) |
はじめはみんなそうだけど |
旧暦二月十五日
パソコンを習い始めた母がついにメールを送ることに。 近所の同年代のパソコン友だちのアドレスを入力して、いざ送信! なんだか届いてるのか気になったようで、いたたまれなく友だちにTEL。
「メール送ったんだけど見て。」 「うん、わかった」 「それで、メールにも書いたんだけどね。今日ね。〜があって・・・」
と、結局長話してました・・。
意味ない・・と笑ってしまいましたが、はじめはみんなそうですよね。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月十四日
今日の夕方にここ西多摩地域もドッと大雪が降りました。 明日窯の方に車でいけるかな、と心配するほどの勢いで・・。 しかし、面白いほどさっと止んでしまい、すぐにほとんど真ん丸のお月さんが顔を出したので、その変わり様にびっくり。
それにしても今回の雪はきれいでした。おおきな粒なんですけど、とってもゆっくり落ちてきます。なにか生きてるみたいでした。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月十三日
今日は前々からリクエストをしていた「おからコロッケ」を母親に作ってもらいました。
ジャガイモの代わりにおからをベースにし、茹でたニンジン・しいたけ・グリーンピースを加え、しかも衣をつける時のつなぎのタマゴを、豆乳に変えて作ってくれました。 それと今回は衣にお茶の葉を混ぜてみたそうな。
ん〜、これはほんといけます! 豆乳がなんとも効いてて味がある! お茶の葉もいいかんじです。
いい母を持ちました(涙)・・。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月十二日
今日は平日というのに窯にいろんな方が来ました。 横浜からドラムカン窯で3年も焼いている方々や炭焼き仲間も来て、すごく賑わいました。
ここでやっぱり議論されるのが、いかに通電性にある硬質な炭を焼けるかってことです。 硬い炭がいい炭と言われてますけど、用途によって何がいい炭か変わってきまして、土壌改良には低温で焼いた炭、浄水・脱臭・除湿には中温で焼いた炭がいい働きをすると言われてます。 けどやっぱり、硬質な炭は簡単には焼けないので、その誰でも焼けないってことにみんな魅力を感じて、それを目指しますね。 私もつい人が出来ないものを作りたいと思ってしまいます。 そんな気負いのない炭焼き人に、今日いらした感覚的に敏感な人が行き合ったらしく、すごくいい炭だったと言ってました。「気持ちがこもっていていい炭だった」と・・。
いろんな水の結晶を撮った写真集をみたことがあって、そこでは水に「ありがとう」「ばかやろう」などと紙に書いたり言葉にしたり念じたりして、水の結晶の写真を撮るんですけど、これがおもしろいほどそれを象徴する形をするんです。 「ありがとう」はきれいな六角形の結晶で、「ばかやろう」などは欠けてたり形がバラバラでした。 実際に想いは物の形を変えるんですね。
で、炭の場合は? 想いは炭の質になんの影響があるんでしょう? 目に見えないところの話なのか、物理的に硬質だったり通電性が強かったりするんでしょうか。 ん〜わからない・・。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月十一日 啓蟄
13日に始まる炭の作品展の案内ハガキがようやくできました。 写真ハガキは頼むと(少ない枚数だと)高くついてしまうので、不慣れなPCで今回は作ってみました。 写真用光沢はがきを使って、竹炭のアクセサリーなどの写真を取り込んで印刷したんですけど、これがなかなか画質が悪い。 安めの家庭用プリンターはだいぶ限度があるってことに気づきました。 やっぱりプロに頼んだ方がいいです。
でも、手作りはおもしろいです。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
2001年03月04日(日) |
草食じゃなかったの? |
旧暦二月十日
今日は菜食仲間とおしゃべりしました。 その話の中で・・。 今、世界中で狂牛病などの家畜の伝染病が急激に広まって大変だそうです。 狂牛病とは牛から牛へ感染する伝染病だそうで、その肉を人間が食べても感染はしないのですが、出荷されずすべて殺されているそうです。(昔は出荷してたそうです) また豚・馬・鳥なども加わり、すごい数だそうです。
「牛から牛へどんな風に感染するの?」 「それが牛の骨などを飼料として牛に食べさせてたからなんですって。」 「え?牛って草食だよね?それって共食い・・」
と、元々草しか食べないのに、生産性を上げるためにそんな無理なものを食べさせているようです。 その他に抗生物質などの薬漬けや、大量飼育のための超過密な飼育場所など、原因は幅広くあるようです。 また、遺伝子組替え作物は今や家畜は必ず食べているそうで、そのお肉って影響ないわけないですよね・・。
ある人は「これは畜産動物の人間への無言のメッセージだ」と言ってるそうな。 話を聞くと、今あまりにも大量の食用の動物を飼育しすぎていて、世界的な食糧難の一因になっていたり(1kgの牛肉をつくるのに、16kgの穀物と大豆を使っているようです)、牧場を作るため膨大な原生林を切り、森林破壊にもつながっているそうです。 おいしいから、みんなが食べてるから、ではちょっと済まされない状況に来ているのかな、と思いました。 動物たちに申し訳ないという他に、そもそもほんとに食べてて大丈夫?とも思いました。 植物だから安全とも言えないですけど・・。
なんとも押しつけがましくなってしまってすみません・・。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
2001年03月03日(土) |
国際交流ワークキャンプ |
旧暦二月九日 上弦
今日は日の出町の知的障害者更生施設「日の出太陽の家」で、国際交流ワークキャンプに午前中だけちょこっと参加しました。 ここはいろんな国の人たちが集まり、世界各地の場所でいろんな活動を通して国際交流を図ろうというところです。 今回は9日間の期間に施設の人たちの交流を深めたり、森林の間伐をしたり、炭焼きをしたり、いろんなプログラムが組まれていまして、今日は山の下草刈りの作業をしました。 私は英語はぜんぜんわからないので、あたふたしてました・・。
日本人だけでもいろんな雰囲気を持った人がいるのに、まあいろんな国の人たちは違ったかんじでおもしろいですね。 肌や目の色や体格のほかに、しぐさや口調なんかも見ててあきないです。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月八日
窯の火が止まった次の日は、いつも「ほっと」ですね。
さて、これでアクセサリー作りに力を注げます。 今月の13日から小さな作品展を開くのでがんばります。 いくつかはできてますけど、ぜんぜんレパートリーが少ない・・。
それこそ、ほっと、するものをつくりたいです。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月七日
やはり細い筒ばかりの炭材なので、早く仕上がりました。
最後により上質・硬質にするために、窯口を開け空気を送り込んで窯の温度を上げていきますが(精錬といいます)、今回は試しに少しだけ未炭化の炭をくめてみました。精錬は窯の中の前の部分を燃やし、犠牲にして全体の質を向上させますが、外から熱を加えてやることによって、犠牲になる炭材が減るかと考えました。 前に小さな窯で試してみましたが、その時は収量はよかったです。また温度も上がって上質なものも多く出ました。 生木だと水分が多くて温度が上がらなかったので、未炭化の炭を使いました。 しかし、これは急に温度が上がってしまったり、汲め方次第で悪い影響も出やすいと思うので、やはり邪道なことかな、とも思います。やるとしても極端なことはしない方がいいと思いました。
さてどんな炭になってるのでしょうか。
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