不安な女 ■2001年04月28日(土)■ 『明日に不安があると 女は精神的にダメになる』 確実でなくていい たった今 安心していたいだけだ ・・・・ チェーホフの手紙 ■2001年04月27日(金)■ ごきげんよう なによりも快活でいらっしゃるように 人生をあまりむずかしく考えてはいけません おそらくほんとうは もっとずっと簡単なものなのでしょうから わたし自身へ・・ そしてここを読むであろうあなたへ・・ 致命的 ■2001年04月26日(木)■ 「君はもっと・・だと思っていたのだが」 「誤算だった」 そういう意味だったのだが 正確な相手の言葉を 思い出せない 「それは 残念でしたね」 そう応えるのが精一杯で Without Love ■2001年04月24日(火)■ 愛がないと 人は生きてゆけないものだと ずっと信じていたのだけれど 愛なんかなくても 自分が生きていることに ようやく気づいた 今日この頃・・・ あるメール ■2001年04月18日(水)■ 辛辣な批評は多分正しい 自虐的な思いで 何度も何度も繰り返し 目で辿る整然と並んだ文字 たびたび繰り返される疑問符 正確な表現の羅列が いざなってゆく奈落 疑問符はわたしを責め わたしは答えを用意できない 明らかな喪失感だけを抱いて わたしは途方に暮れる 願望 ■2001年04月17日(火)■ 諭されたり 教えられたり 求められたり 注意されたり・・・ それらは わたしを 高らしめるかも知れないけれど ただ ただ 困った人だね しようがないねと 優しくされたいだけの今日 信じられる言葉は ■2001年04月16日(月)■ 目の前で放たれて 見えないものとともに 熱く心に溢れてくるもの いやな感じ ■2001年04月15日(日)■ 忘れられてる 無視されてる 後回しにされてる ・・・わたしの優先順位は低いらしい なのに 待ってる そんな自分が いやな感じ 笑い話 ■2001年04月14日(土)■ 人生は山あり谷ありだけど 僕と歩く谷はきっと楽しいよ そんな言葉に打ちのめされた そのあと 当の本人から 谷へ蹴落とされるとは思いもよらず・・・ 低温動物 ■2001年04月12日(木)■ ある人を思うだけで 心が温かくなるなんて なんて幸せなんだろう そしてそういうエピソードは そこここに いくらでも転がっているというのに なぜ わたしには そんな気持ちが わきあがってこないのだろう いつか ■2001年04月11日(水)■ いつかなんて来ない いつかなんて来ない 白馬に乗った王子様が いつか助けに来てくれると信じて待つ お姫様でもなんでもない女は 王子様を待ち続けたまま老女になる 自分の意志で眠りから覚めて 現実を直視しなければならない日は いつかではなく 今日か明日か 来週の月曜日だったりするのだ 予言 ■2001年04月10日(火)■ ほんの冗談からでた言葉を 繰り返し繰り返し 唇にのせると それがまさに 現実になりそうな錯覚を憶える 強い思念は現実化するものだ だから むやみに 人を呪う言葉を 口にするものではない 此処 ■2001年04月08日(日)■ 逃避場所にはならない 日常で あり続けたいからだ 今夜・・・ ■2001年04月07日(土)■ 星影も許さず 気高い満月だ 歩き続けていると汗ばんで 上着が邪魔になるかと思えば 心地よい風が吹いた 風が吹くと 惜しみなく桜の花が舞い散った 近くの波止場で出航の汽笛が聞こえる 約束したはずの夜に わたしは1人で坂道を歩く こんなシチュエーションは 二度とないかも知れないのに どうして 千載一遇のチャンスを わたしはみすみす 自ら 捨てるようなことをしたんだろう 二度と同じ桜が咲かないことは わかりすぎるほど わかっているのに ・・・・・・ せめて散ればいいのに ■2001年04月01日(日)■ 水に挿した切り花が 日毎時間毎 枯れていく 思い出のために そのまま未練たらしく 飾っておくなんて 花にとったらあんまりではないか しおれてきたなら 自分のためにも 捨てましょう
|
KATE ささやかでもない一日 マイエンピツに追加 |