I'm tired ■2001年05月31日(木)■ まず前後 そして四方 それから八方 やがて天地も加えて 十方塞がり状態になる 言葉は静かな武器だ ■2001年05月26日(土)■ 人を傷つける言葉はよく吐くが 相手の命を奪えるような 決定的な言葉をもってない 良いことなのやら 良くないのやら・・・ 自分が傷ついたコトバには 決して弱味を見せてはいけない つけいられてはいけない 自らそのコトバを繰り返し 免疫をつけ克服していく そして静かに時期を待ち ある日相手を下に見て 鼻で笑ってみせるのだ 過去を知る者 ■2001年05月20日(日)■ 「君が初めて」 純情な男の話を人づてに聞く 「君が初めて」 彼女が言われているその台詞 わたしも同じ男から 聞いたことがあったりする 恋する者は素直に騙されていよう セックス ■2001年05月18日(金)■ 愛してる 愛してる 愛してる 言葉で言い足りないから 体に語らせる 相手の体に訊いてみる もっと愛してる! もっと愛してる? もっと愛してる♪ 他の方法が見つかれば それでもいいかも知れないねぇ 脱力 ■2001年05月17日(木)■ あなたを責めるわけではない だけど 「君の言葉をそのまま信用するほど ボクはお人好しではない」 と言われて 信頼されるためだけに 日々を費やしてきたわたしが これ以上 あなたにどう構えるというのだ 横恋慕 ■2001年05月16日(水)■ 独りぼっちで遊ぶ君を見つけて わたしは 仲間を見つけたような気がした 君を心から可愛がっているのだけれど 一緒にご飯を食べたりもするのだけれど 日が暮れて ふと気がつくと 君は所在なげで 見て見ぬ振りをしていた君の首輪が やけに自己主張をはじめる 「ああ そうか 家へお帰り・・」と 心にもないのに 意地を張ってそう言うと 君は すっかり安心して 一目散に 帰るべき所へ帰ってしまう そういう恋も あるかも知れない 大切な自分 ■2001年05月14日(月)■ いつも どんな状況に置かれても どんなに自分の気持ちを犠牲にしても 自分は可哀想ではない 涙と鼻でぐしゃぐしゃに泣き濡れていても わたしは可哀想じゃないと言い続ける 某掲示板に垂れ流したログ 伝わるもの ■2001年05月13日(日)■ 伝えたいと願う気持ちから 伝わってくるものがある わかってる それから先を見ないように そこから先に触れないように そこで完結させるから 『愛』と呼んではいけないよ 北風と旅人 ■2001年05月09日(水)■ 「君は変わらない」 決して誉め言葉ではないその台詞を わたしは何人もの男から 何度となく聞いてきた あるときは溜息をつかれながら あるときは罵詈雑言の中の1つとして 初夏だというのに 遠慮会釈無いブリザード 決してコートを脱がないわたしに 北風は 「君は強情だ」と繰り返す 多分 わたしは コートを着たまま凍え死ぬ 言い争い ■2001年05月07日(月)■ 斬って 斬られて 斬られて 斬って 矢は尽き 刀折れ 累々と山為すコトバの屍 あたり一面 血の海のような静寂 ぼのぼの風たのしいこと ■2001年05月05日(土)■ たのしいことって どうしておわってしまうんだろう たのしいことはずっとつづくといいのにね たのしいことがおわってしまうのは たのしいことがたのしくなくなってしまうからなんだろうか たのしいことがずっとずっとつづいていると たのしいことが いつのまにかくるしいことになってしまうんだろうか たのしいことは たのしいままでおわったほうがいいんだろうか それはたとえば あなたとわたしの関係のように what is ぼのぼの ? さみしいのはおまえだけじゃない ■2001年05月04日(金)■ 「おうちに帰っても いい子にしててね」 「うん」 「おりこうでいてね」 「うん」 駅のベンチで 頭を撫でられながら わたしの胸に顔を埋めて 素直に頷いたのは 少年のような人 すぐあとで 少年のシャツの袖で 涙を拭いたのは 大人のわたし
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KATE ささやかでもない一日 マイエンピツに追加 |