彼がオムライスが好きだと聞いて、作ってみる。 鶏肉。玉ねぎ。ご飯。ケチャップ。卵。そしてまたケチャップ。 家にひとりだから、ケチャップでハートマークなんてことはしない。 オムライス、彼はあの子に作ってもらったんだって。 盛り付け上手でも味付け下手なあの子の料理で、唯一おいしかった料理だそう。 彼とあの子が一緒に暮らした、わずか一週間。 でも、彼にとってはこの上なく大切な一週間だってこと、知ってる。 あの子のことがすごく大切なんだってこと、分かる。 だから、私はせめてあの子よりももっともっとおいしいオムライスを作って、思い出を少しずつそぎ落として行く。 それが、私から、彼とあの子への最小で最低のいじわる。
久しぶりに家族全員そろってのおでかけ。 ひいおじいちゃんひいおばあちゃんのお墓参り。 小さい頃は働き者で、草むしりに墓石磨きと、半分遊び感覚でお手伝いしてた。 向かいのお墓に咲いてたユリのピンク色がとてもかわいらしかった。 おじいちゃんが「家族みーんなで来たから、ご先祖様も喜んでるよ」って。 車から「じゃあね」「バイバーイ」と言いながら、お墓を後にした。
それから国道沿いのJolly Pastaでお父さんのお誕生日祝い。 みんなでテーブルいっぱいのスパゲティやピザを食べたり、 歯の悪いおじいちゃんの「きのこが(噛み切れなさそうで)おっかない」というコメントに笑ったり、 家族デーな感じの一日だった。 誕生日プレゼントのアクアスキュータムの靴下も気に入ってもらえたみたいでうれしい。 お父さんにプレゼントのリクエストを聞いたら、靴下二足と言われてちょっとガッカリだったけど、 なおさらガッカリだったのは「どうして二足なのかって言うと、三足だと千円のにされちゃうからだ」って言われたとき。 でも「無地がいいけど、エリコが選んでくれれば柄モノでもはくよ」という言葉に娘への愛をちょっぴり感じた。
ちなみにロビンはお留守番のあと、大嫌いなお風呂。 ロビンの半径1メートルくらいに近づくとシャンプーのいいにおいがする。
昨日買ったペプシコーラに楽しいおまけ「FOOT JUG」が。 FOOT BAGっていう足でするお手玉みたいなスポーツのバッグだそうです。 手でするお手玉上手のおばあちゃんと一緒に練習練習。 足で受け止めるだけなのに、これがなかなか難しい。 夢中になってるおばあちゃん、けっこううまい。 二人で練習していると案の定ロビンが近くにやってきて、しっぽを振りながら「ワンワン!」 大学に行っていなかったり、人間関係で家族に迷惑をかけていて、遠巻きになっていた家族関係がちょっと親密になった感じでうれしい。 あとでまたペプシを買ってこよう。 おばあちゃん用のFOOT JUGを手に入れるためにね。 私のはピンク地に白黒の格子柄がついてるやつ。 おばあちゃんのは、どんなのにしようかな。 よく選んでくるから、あとでまた一緒に練習しようね。
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