MILETがこよなく本を愛していることは 何度も書いてきたように思う。 その接し方を見ていると、 これは恋に似ているのではないかと 思うようになってきた。 俺様が鰹節を愛するのとは違って MILETの本に対する情熱は まさに熱を帯びているのである。 したがって、愛しい本と出会うまでにかかる時間は まさに理想の異性を求めるかのごとくだ。 出会ってから購入するまでの期間は 告白するかどうかを惑っている状態。 本を手にしてから読み始めるまでは 初めてのデートへ向けての緊張と期待。 本を読み始めると、熱情は一気に爆発し、 読み終わるまで止まることはないらしい。 そして、一冊の本を読み終えた後、 幾度か読み返すのは、恋の思い出を噛み締める行為だ。 そして、今日。 MILETは新しい本を2冊手に入れた。 おそらく、少なくともその内の一冊は この夜中に読んでしまうのだろう。
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