30歳までの Count Down
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2008年12月16日(火) 目処

先週末、彼女の実家に行ってきた。

木曜の夜から、またもやケンカ状態。
金曜日はお互い飲み会だったのでほぼ会話なし。
当日の土曜日、電車やバスの中でも必要最低限なこと以外は
話さないような状態だった。


行きの道中、ずっと考えていた。


彼女の両親に何て言おう?


オブラートに包んだように曖昧な話し方だと真意が伝わり難いし
かと言って、ストレートに思いを言ってしまうのも微妙。

難しい・・・。

本来であれば、四の五の言わずに『結婚させてください!』と
土下座でもすれば良い気がするけれど、確認したいところは
ちゃんと確認しておかないと後々面倒なことになる。

とりあえず、おれのアホな頭でも思いつきそうな彼女の両親の
反応予想を元に、ある程度言いたいことを頭の中で整理した。


そして彼女の実家へ。
おれと彼女はかなりギクシャクした様子だったけれど、
笑顔で迎えてくれた彼女の両親。

途中、お腹が空いたと言う彼女のために軽めの食事を
用意してくれて、おれもそれを食べた。
正直、あまり食欲は無かったけど・・・。

食事中は、世間話に終始して、彼女も食べ終わって
お茶を出されたタイミングでおれから話を持ち出した。
今回は、彼女からせっつかれることもなく。


バスの中でひたすら言いたいことを考えていたおかげか
割りとスムーズにおれの言いたいことは言えた。


彼女の両親の返事は、おれにとってありがたい内容だった。

簡単に言えば、
・婿じゃなくて良い
・墓のことは追々考えてくれれば良い


特に墓については、何故今からそんなことを考えなきゃ
いけないのかと思っていたし、逆に変な期待を持たせてしまうと
後々面倒なことになるとも思っていたので、ある程度言葉を
選んだ話をしないとまずいと思っていたけれど、
彼女の両親から言われたことは、自分でお墓を立てても良いし、
今の実家の墓におれの姓を彫って入ってくれても良いし、
それはどっちでも構わない、
そんな何十年も先のことを心配するよりも、
今大切なのは、二人がこれからうまくやっていくことだと。



・・・その通りです。


その言葉、待ってました。



ただ。

その間、彼女は難しい顔をしたまま黙っていた。

両親の言葉に納得いっていないのは、
いくらアホのおれでも分かる。

「言いたいことがあるなら、言えば?」とおれ。


『本当にそれで良いの?』と彼女。


その確認は彼女の父親に向けられていたもので、
きっと今まで父親から『この家を途絶えさせないように〜』って
ことを散々聞かされてきた彼女にしてみたら、
自分の両親が話していることを素直に受け入れるのには
抵抗があったのだと思われる。

彼女の父親は、それで良いと再度言ってくれたけれど、
『まあ、できるなら墓には入って欲しいけど。』と
本音を漏らしていた。

すかさず彼女の母親が、おれを見て、
『私が男の子を生めなかったのが悪いの。』と言ったけれど、
正直、それをおれに言われても返す言葉がない。
「いや、それは・・・」と言うのが精一杯だ。


それから、おれと彼女の両親と3人で、
難しい顔をしている彼女を説得するような空気なり、
なんで今こんなことを彼女に話しているんだ?と疑問に思った。
こんな話をする前に、せめて、彼女と彼女の両親の意思合わせは
済ませておいて欲しい。


まあ、そんな感じで、彼女と結婚する了承は得た。


『これでようやく前に進めるね・・・。』
難しい顔をしていた彼女も、おれとの結婚の話が
前進したことは素直に嬉しい様子。



でも、おそらく、これからも彼女はおれに対して、
実家の墓に入って欲しいということは言ってくるだろう。

それについて、考えはする。
けど、結論は出さない。
自分が死ぬ間際まで結論を出すつもりはない。
もし、結論を出さずに先におれが死んでしまったら、
彼女の好きにすれば良い。
もし、子供が生まれて、それが男でも女でも、
どうするかは、その子供の意思に任せる。
彼女はきっと、継いで欲しいと言うだろうし、
おれは継がなくても良いと言うだろう。
本人がしたいようにしたら良い。




そして、これからいろいろと決めないといけないことが。

・うちの両親をいつ会わすか?
・いつ婚姻届出すのか?
・結納とかどうすんの?
・結婚式の時期および場所は?
・披露宴はやんなくて良い?


彼女はすぐにでも婚姻届を出したいそうなので、
もしかしたら近いうちに役所に行くことになるのかも。


友達が結婚する度に「何故、そんなに生き急ぐ・・・。」と
嘆いてきたおれが独身でいられるのも残りわずか。


何日後に40歳かは不明。


azza |MAIL

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