2003年05月31日(土) |
インマゼールの演奏会 |
今日は、naoちゃんと一緒にフォルテピアノの演奏会へ行って来ました。 フォルテピアノ・・・マジではまりそうです。 チェンバロにしても、フォルテピアノにしても、 現代ピアノのもつ豊かな響きがない分、 演奏表現がとても豊かになる気がします。 そして、現代ピアノ以上に楽曲の構成をはっきりと認識した演奏だと感じます。 岩田先生が、古典の特徴はコントラストだとおっしゃっていましたが、 これらの演奏を聴くと、本当にそれがよくわかります。 ピアノでもこういう表現使いたいなぁ・・・などと思うのですが、 そうするとクドくなっちゃうんだろぉなと思ったり。。。
インマゼールの演奏は、本当にすばらしいものでした。 前回フォルテピアノの演奏会へ行ったとき使われたピアノは、 この世にフォルテピアノというものが生まれたばかりの頃のものがモデル。 今回は、それより後に作られたフォルテピアノがモデルなので、 前回より鍵盤数も多く、音も豊かでした。
インマゼールの演奏は、音色がとても豊か。 そして、なによりも表現力がすばらしい。 多少のミスタッチはありましたが、 そんなのは気にならないほどの表現力。 特に、第2番と第3番のソナタは、すばらしい集中力による演奏で、 これを聴いてしまったら、 どんなピアニストが演奏したソナタも物足りなくなっちゃうかもしれない。 フォルテピアノによる彼の演奏は、それくらいすばらしいものだったのでした。
できれば、彼が現代ピアノではどのように演奏するのか・・・ それも聴いてみたかったな。。。。
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