想い出の樹

2003年06月18日(水) 自分の演奏についての反省

ホームコンサートも無事終了し、
のぉんびりとここ数日過ごし・・・・。
やっとこさ落ちついて自分の演奏を振り返る時間が。(爆)

ソレイユ、ホームコンサートとショパンの革命を演奏したわけですが。。。
ソレイユでは、とにかく丁寧に!をモットーに演奏。
確かにタッチも丁寧だったし、音の粒も揃ってました。
だけど、なぁんか演奏者が緊張しまくっているなぁと、
聴いている人にもろわかりの、縮こまった演奏になってしまいました。
曲の仕上がりとしては、一部失敗したもののいい仕上がりだったと思うのですが、
「音楽」として、かなり物足りなさを感じる演奏だったのでした。

ということで、ホームコンサートでは、
もう少し伸び伸びと生き生きした演奏を目指すことに。
ソレイユの時よりも緊張していなかったし、
演奏しているときも、気持ちよく演奏できました。
でもでも、タッチがすっごく荒っぽい!!
音の粒も、かなりガタガタになってしまったようです。
全体の流れとしては、ソレイユの時よりも流れているのですが、
一つ一つが荒っぽいせいで、それが気になってしまう演奏に・・・。

う〜〜〜ん。ピアノって本当に難しいですね〜〜〜!!
丁寧に演奏しようと思うと、音楽が縮こまってしまうし、
伸び伸び演奏しようと思うと、荒っぽい演奏になってしまう。。。
このバランスが、ひっじょうに難しい!!
どんなに練習で仕込んでいたとしても、
本番どうなるかわからない・・・。
もっともっと場数を踏まなきゃなんだなぁ〜、と実感。

でもね、こういった反省点はあるものの、
やっぱりこれまでがんばってきたっていう思いがあるから、
達成感というものはあるんですよネ。
きっと生徒のみなさんもそうでしょう。
私、思うのです。
反省ばかりして、落ち込むよりも、
それまでがんばってきた自分を、たくさん誉めてあげたいと。

本番は何が起こるかわからないです。
でも、何が起きても一人でそれを処理することができる。
これってすごいことです。
処理することができるということは、
それだけ練習してきたから、ですよね。

同じ曲でも、場数を踏んでいれば人前での演奏が違ってくるだろうし、
曲の仕上げにしたって、今演奏するより10年後に演奏するほうが、
よくなっているに決まってます。
でも、きっとそのときそのとき「もっとこうしたかったな」と、
そんな思いが残るものなんだと思うのです。

大切なのは、そのときどきの自分で精一杯やっているかどうか。
今の私には、これが精一杯だったわ、と思えたら、
本番後の達成感、気持ちがよいのだろうなって思います。
そして、もっと成長するぞぉ〜と前向きになれるんでしょうね♪

今回は、私も私なりに精一杯できたかな、と
自分を誉めてあげることにしました。
そしてもっともっと音楽を楽しみながら、
その楽しさを伝えられる演奏が本番に出せるように、
練習を積んでいきたいなぁ〜〜〜。


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中嶋 [HOMEPAGE]

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