想い出の樹

2003年10月28日(火) スケールを表現する

常々音楽的なスケールを弾きたいと思いつづけている私。
でも、なかなかそうはいかない・・・。
音の粒をそろえるとか、全体の流れとか、そればかりに気をとられる。
スケールを音楽的に演奏するってどういうこと?
きっとそれが本当のところわかっていなかったのだと思う。
「いなかった」というのは、音楽的なスケールとはどういうものなのか、
今日気づいたからデス。(自爆)

のぼりをクレッシェンドで、くだりをデクレッシェンドで、
全体をなめらかに・・・なぁんて、そればっかりに捕らわれていました。
それは重要なことなのだけど、
それだけでスケールを音楽的に演奏できるかというと、
それは違うのだ・・・と今日「具体的に」気づいたのです。

それぞれの調には、それぞれの雰囲気があるわけで、
それをどう「表現」するか・・・ということなんですよね。
(あぁ、ほんと今更だけど。(^-^;A )

短調などは、表現するのがとても楽しい!
和声的短音階の増音程も面白いし、
旋律的短音階ののぼりとくだりの変化なども面白い。
今まで当たり前のように弾いていたけれど、
これがこれほど面白いと感じたのは今日が初めて。
あぁ〜、本当に今更なんですよねぇ〜。はぁっ

一体今まで私はスケールのなにを見てきたというのか。
スケールになにを感じてきたというのか・・・。
音を羅列してただけ・・・。
聴いた感じ、乱暴でなく美しく弾けているかどうか、
それだけでスケールを演奏してた。

スケールが面白い。
それを感じるのは、スケールを表現しようと思えるから。
きっと、今まで美しくきれいに弾こうとばかり思って、
「表現しよう」とは思っていなかったのですね。
音楽的にスケールを弾くということは、
ただ美しく弾くのではなく「表現」がそこになければならない。
今日はその当たり前のことに気づいた一日だったのでありました。(^-^;A


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中嶋 [HOMEPAGE]

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