アタシの汚い部分を全部吐き出したら、
残るものってあるんだろうか。
光も音もない世界に、
誰かが、何かが、連れて行ってくれたら良いのに。
今死んでも、アタシは何も後悔はない。
それは、過去に未練がないからじゃなくて。
未来に希望がないからだ。
アタシの人生は多分、小6のあの日で終わってるんだと思う。
首を絞められた。
服を剥がされた。
汚いものを、口に押し付けられた。
入れられてないという結果じゃなくて。
今でも残ってるあの日の 。
捨て去りたいんだ。
全部。
消し去りたいんだ。
自分を。
きみが好きというこの気持ちも、なくなってしまえば良い。
きみとの思い出も全部、なくなってしまえば良い。
手首の傷は、いつの間にか消えるのに、
そこにつまった思い出たちは、なかなか消えないね。
死にたいわけじゃない。
生きたいわけでもない。
ただ、ここにいる。
それを現実と呼ぶならば、それ自体なくなってしまえ。
03*12*06