MIKI.PRUNEの方丈日記
DiaryINDEXpastwill


2004年09月18日(土) ヘッセの言葉

 家の書棚から1冊の本を取り出す。
 今の自分を見つめ直すために・・・。

  人生の知恵 ヘッセの言葉

  前田敬作
  岩橋 保 訳編  弥生書房

 ヘッセの小説デーミアンより「人間の役目」について書かれた文章が
 紹介されている。

  人間にはそれぞれ「役目」というものがある。しかし、自分で選んだり、
 書き変えたり、勝手気ままに遂行したりしてもよいような役目は、だれの
 ためにも存在しない。新しい神々を欲するのは、誤りであった。世の中に
 なにかあるものを与えようとするのは、完全な誤りであった。
 目覚めた人間にとっては、自分自身を探し求め、自分の内部をしっかりと
 かため、それがどこへ通じていようと頓着せずに、手探りしながら自分
 自身の道を進んで行くこと、これ以外にはいかなる義務も絶対に存在しな
 いのだ。

 どんな状況であろうと「手探りしながらも自分自身の道を進んで行くこと」
 やはり人間の役目はこれなのだと思う。

  今日の一首

   1本の 長く険しい 人生の 道なきみちを 歩いて行こう 

                 


MIKI.PRUNE |MAIL

My追加