MIKI.PRUNEの方丈日記
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2004年09月21日(火) 蘇える金色堂

 今日のNHKプロジェクトXは奥州平泉の金色堂修理にまつわるお話でした。
 岩手県平泉にある中尊寺金色堂は、800年前、藤原清衡が奥州の平和を
 願い、極楽浄土の世界をつくりだした。この金色堂の中には、藤原三代の
 遺体が(ミイラ)安置されている。
 昭和20年代後半の金色堂はボロボロでな為、住職が金色堂の修理・保存を
 文部省に懇願し、ようやく予算がとれて修理が開始されることになる。
 その修理のために、全国の漆・金箔・寺院建築の棟梁など職人50人が
 集められたそうです。
 昭和39年から始まった修理は幾多の困難と現代職人の知恵と技術により、
 ここに蘇えり、昭和43年にようやく完成する。
 
 建立当時のように蘇えらせた職人さんたちの技への執念と探求心に
 頭が下がった。

  芭蕉は金色堂をみて次のように詠んだ

   五月雨の 降りのこしてや 光堂

 わたしは、再建された直後にここを訪れているが、金箔がとても美しかった
 ことと藤原3代のミイラに驚かされた想い出があります。

  今日の一首

    風雪に 耐え忍び建つ 光堂 輝き新たに 今に蘇える


 


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