| 2001年09月01日(土) |
涙腺緩むよ。。感動の嵐だ(四国巡礼編) |
え〜本日10月の17日が過ぎて18日になってしまった。 実にえらいことほっぽっておいたね。 常人なら書かないだろ。書ききった時点で俺エライ。
この日は朝5時起床。空はまだ暗かった。 5時半からの善通寺の朝の勤行に参加すべくこの時間に起きた。 普通だったら朝の勤行なんて参加しません。これ遍路のなせるワザだよね。 15分くらい前に本堂の中に入り、正座して坊様を待ちました。 遍路の人は俺と福井さんだけで後は近所の人たちっぽかった。 この人たち、毎日来て、お経をあげてるのかと思うとスゴイね。 まぁ四国の人たちは全体的に朝が強いという印象を受けてるのでこれがあたりまえなのかもしれないけど。。。 勤行にあたっては般若心経と南無大師返照金剛くらいしかわかんなかった。 こういうとき経本がないのはつらいよなぁ。 光明真言とか覚えておけばよかったって後悔した気がする。 おまけに正座しっぱなしだったから足がいてぇ。 時間的に1時間くらいかなぁ。こんなに正座したのもヒサシブリ。 慣れてない分足がしびれたんだろうね。 つーか足のしびれって痛いけどキモチイイ。
これって間違ってるか?
その後、7時前だったにも関わらず納経をしてもらい善通寺を後にして旅立つ事にした。福井さんには朝飯までもらった。最後まで世話になりっぱなしだ。。。 この日はよく晴れてたので走ってて気持ちがよかった。 とはいってもかなりの駆け足で寺を周っていた為、この日まわったお寺ってあんまし印象に残ってないんだな。。。。
第七十六番 金倉寺(きんそうじ) 第七十七番 道隆寺(どうりゅうじ) 第七十八番 郷照寺(ごうしょうじ) 第七十九番 天皇寺(てんのうじ) 第八十番 国分寺(こくぶんじ) 第八十一番 白峯寺(しろみねじ) 第八十二番 根香寺(ねごろじ) 第八十三番 一宮寺(いちのみやじ)
この辺り、ほとんど記憶にないくらい普通に通過。
第八十四番 屋島寺(やしまじ)
ここはかなり記憶にある。源平合戦にまつわるモノが随所に見られた。 それにここも寺まで行くのに通行料金を取られた。 屋島ドライブウェイとかいう道を通らないといけないためだ。 金取るなよなぁ。。。。 ここのふもとに「わら家」っていう有名なうどん屋があるらしいのでのぞいてみたのだが30分待ちとか言われたのであきらめた。 ちょーどこの時12時半。。。めちゃお昼時です。
第八十五番 八栗寺(やくりじ)
ここもケーブルカー使う羽目になった。 ここいらになってくると今日中に周りきらなきゃという焦りが出てきたので金よりも時間の方に比重がかかってきたためだ。 まさしく背に腹は変えられねぇってやつだな。 ここをお参りした後、昼飯。 待望の讃岐うどんです。 四国に上陸したときからあちこちでうどんを食べる機会はあったんだけどそうしてこなかったのはこのため。 讃岐うどんつーからには香川で食わないといかんだろってこれだけの理由です。
いや、うまかったよ。うん。 ちなみに名前は山田うどん。 関東にもおんなじような名前の店あるよな。。。。 味は全然違ったが。
第八十六番 志度寺(しどじ)
ここはあれ、お寺よりもコンビニ。 近くのミニストップに目を奪われた。 なんと形が六角形。 そのうちの一辺が入り口でかなりけったいな様式で建立されていた。 さすが香川県。やることがわけわかんねぇ。
第八十七番 長尾寺(ながおじ)
あと一つ。この時3時くらいだったかな。
第八十八番 大窪寺(おおくぼじ)
ここで終了。88ヶ所巡りも終着です。 つーか最後お参りし終わったときはマジで泣いてました。 勝手に涙出てきてましたね。 納経所ではあっけないくらい簡単に済ませられましたが。。。 兎にも角にもこの日の午後4時丁度に俺の遍路の旅はいったん終了です。
さて、この後なんですが松山にいる高校のときのダチ、G1のところに行く予定になってまして一路松山へ。この大窪寺は香川の端っこ、ほぼ徳島って位置にあるので松山までは結構な距離があります。 まぁ4時間くらい見積もっておけば大丈夫だろうということで8時くらいに着くという連絡をいれて松山へ向かいました。
香川抜けた時点で午後6時過ぎてたな。。。。 残り100キロって時点でこんなです。 間に合わないって思い高速使う事になりました。 それ以外に道が暗すぎて危ないつーのも高速使った理由です。 この日松山へ向かう道中だけで2回くらい爺婆をひきそうになったので恐ろしくなったんだよ。 (だって車が行き交ってる中、普通に道路横断するんだもんよ、あの人たち)
なるべく有料道路は使いたくなかったんだけどまぁしょうがないよね。 あと金剛杖もバイクに積んでたのでかなり不安定な姿勢で運転してたつー理由もあったのでなるべく障害のない高速がいいと判断したわけで。 四国の高速は暗かった。道路わきの明かりがほとんどないんだもんなぁ。 他の車にひっついて走るしか明かりがとれなかったよ。
結局8時過ぎに無事松山着。G1の家へ身をよせることができました。 「松山にいる間は俺に任せろ」と第一声でいってくれたので遠慮なくたからせてもらった。お返しに般若心経唱えてやった。 遍路人はこれでいいんだよな。。。(笑)
この日の晩に彼の大学の友人たちと麻雀を打つ羽目になった。 掛け金なし&符計算なしの超変則ルール。 やってておもしろくなかったのと疲れていたのもあったので早々に退散した。 この日はゆっくり寝れたな。 翌日寝坊できるっていう安心感があったし。
まぁ我ながらよくやったよ、オレ。 最後の方は80%意地だけで行動してたもんな。 でもやってよかった。 軽い気持ちで始めたお遍路だけど俺の中ですごく生きた経験になったと思う。 生涯忘れないだろうね。
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