| 2001年08月31日(金) |
現世に戻った(四国巡礼編) |
この日はたしか。。。。
朝の6時に石鎚温泉の宿を出た。。。。と思う。 雨は降ってなかったけどかなりあやしい空模様だったが昨日の天気よりかはよほどまし。いくらかの不安はあったものの昨日いけなかった60番の横峰寺へ。
第六十番 横峰寺(よこみねじ)
ここは有料道路を通らないと寺までたどり着けないかなり厄介な場所。 有料道路つってもかろうじてコンクリートがあるくらいでほとんど林道つーかなりガタガタ道だったんだけどなぁ。おまけに雨も降り出してきてたのでかなり辛かった道でもある。しかも霧でてたし。。。。 頂上ついたときは5メートル先が見えなかった。 少し休んでいこうかとも思ったけど休む場所さえなかったので先に進む事に。
第六十五番 三角寺(さんかくじ)
このころになるとだいぶ雨も小ぶりになってたのでカッパ脱いで走ってた。
第六十六番 雲辺寺(うんぺんじ)
屈辱的な場所である。ここはロープウェイが設置されていて歩いていくとかなり時間がかかる。先の21番の寺でロープウェイの値段の高さを思い知ってたので何が何でも歩こうと思い山をぐるっと一周して歩き遍路の道を発見した。 愕然としたね。。 傾斜25〜30度くらいの急勾配でおまけに道がメチャ細い。 バイク一台ぎりぎり通れるくらいの道でこんな坂なんです。 ちょっとチャレンジしたけどこのまま先いったら絶対バイクつぶすと思ったのであきらめた。そんで泣く泣くロープウェイ乗り場に。 頂上は雲の上で空気もかなり薄かった。こんなところで夜を迎えたらきっと恐ろしくなって泣き出しそうなくらいなところだったなぁ。
あとで聞いた話によるとおれが最初行った道というのはどうやら下りの道らしく上りの道は別なところにあったらしい。そこからだったらバイクでもけっこういいところまで行けたらしいのだが、これはほんとに後の祭り。
あとここでロープウェイを下るときに一緒になった団体の人の先達さんから千円のお接待を受けた。このときは疲れてたので歩いているんですか?との問いにハイと言ってしまいその後は引っ込みがつかなくなり、ここでは俺は歩いて周っているということになってしまった。
ちなみにここから香川県、この寺自体は徳島になるんだけど香川の最初ということになっているらしい。いよいよラストの県だね。
第六十七番 大興寺(だいこうじ)
ここはかなり急いで通過。お接待を受けてバイクで周ってますとばれた日にはかなり申し訳ないとおもったので団体バスを引き離すために急いで周ってしまった。 かなりお寺にたいして申し訳なかったな。。。
第六十八番 神恵院(じんねいん) 第六十九番 観音寺(かんのんじ)
二つの寺が一緒になってるところ、納経代も600円取られた。 ここは近くに琴弾公園つーのがあり観光地としても有名らしい。 頂上の展望台から下を見下ろすと砂でできた寛永通宝があり、見た人は健康で長生きしてお金に困らないそうだ。ウソツケ。 でも一度見てみるとおもしろいかも。
第七十番 本山寺(もとやまじ) 第七十一番 弥谷寺(いやだにじ) 第七十二番 曼荼羅寺(まんだらじ) 第七十三番 出釈迦寺(しゅっしゃかじ) 第七十四番 甲山寺(こうやまじ)
普通に通過
ここで今日はおしまいだった。次の75番、善通寺まで行ったはいいものの5時過ぎてたので残念ながら納経できず。そこでしばらくたたずんでいたらお寺のオンナの人らしき人が声をかけてきて善根宿が近くにあるので空いてるかどうか聞いてみれば?といってくれた。 さっそく寺の人に聞いてみるとOKということで早速行ってみる事に。 先にきていた遍路の人が2人いたけど余裕で泊まれるスペースがあった。 つうかかなりいい宿だった。風呂ははいれるし台所も自由。冷蔵庫も使っていいしとまぁ至れり尽せり。これでタダつーのがなによりうれしかった。
ここで一緒になった福井さんという名古屋の社長さんに晩飯をご馳走になった。 なんかバーみたいなところに連れて行かれかなりいい気分な夜を迎える事が出来た なんか現世にもどった気分だったなぁ。。。。 もう一人の同じ宿の人、塩川さんにも緑茶を凍らせてもらいペットボトルに何本か詰めてもらった。ここでは恩を受けてばっかりだ。
翌朝、善通寺で朝の勤行に出るという福井さんに従い、俺も行く事にした。
この日はかなりシアワセな気分だった。 遍路の事を思い出すたびに感謝すると思う。
|