日々記
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久しぶりに自転車乗ったらパンクしていて、散々な目に合いました。 寒いしいいことなしですが。 あったかいだけで幸せになれる、この季節はやはり好きです。
☆本日の感想 今日は少し真面目に。無駄に長くなってしまった。ネタバレあります。
『硫黄島からの手紙』を観て来ました。
戦争映画、苦手でして。 観に行くつもりなかったんですけど、今期は「異文化映画」をテーマに扱う講義を受けてまして、つまり他国籍の監督によって撮られたその国の映画について… …『ラストサムライ』や『SAYURI』、『キル・ビル』なんかを例にするとわかりやすいでしょうか。 そういう映画を鑑賞し「違和感」を探し出して、それについて考察するというのが主な流れになります。 外国人視点特有の、文化の差、その国への勘違いや偏見といったものが、作品一つからでも見えてきてなかなか面白い授業です。
次回の講義は、『硫黄島からの手紙』が取り上げられる予定だったので、 アメリカ人監督が撮った日本の映画、という心積もりで観に行ってきました。
結果。 すごいな、と感心しきりでした。 半年かけていろいろな異文化映画を見てきましたが、どうしても結局は監督の母国寄りの位置へと帰っていく作品が多いように感じました。 そんな中、この作品は確かにアメリカ映画なんですが、半分くらいは日本映画にもなっていた気がします。これは二部作というところが大きいのかな。
細かく見ていけば、 憲兵の回想シーンなど疑問を抱く点もあるし、捕虜の扱いでは日本を正義・米を悪と描くなど、現在のアメリカ批判だろうか?と裏読みしてしまうシーンもありましたが、 二宮くん演じる日本兵・西郷の視点に共感できた、という部分が非常に大きかったと個人的には思います。 脇役にいたるまでキャラクター一人一人の顔が見えましたし(残念ながら俳優さんの名前チェックまではいたっていませんが)。 友人に大不評だった中村獅童さんの役柄も、人間らしさが出ていたと思います。 逆に、井原さんはかっこよすぎて違和感が(苦笑)、でも実際、これくらいかっこいい人物だったようですね。>西中佐(中尉?)
苦手なグロイ場面も当然のようにたくさん次から次へと出てきましたが、あまり気になりませんでした。映像が思ったよりも美しかったからかな。 実際の硫黄島の戦場はもっと悲惨であったのだろう、と想像しました。 映像では限界があるだろうし、今回描きたかったテーマとは違うと思うので、十分ではないかと思います。
号泣覚悟で行きましたが、それほど涙も出ませんでした。 ただかなしい、という空虚な感じだけ。
この映画を日本人が撮れなかったことが残念だ、という映画評論家の感想をどこかで見ましたが、 硫黄島についてほぼまったく知らずに生きてきた自分については、反省すべきだと思いました。 自分が生まれて生きてきた国について、外国の人のほうが詳しいというのは、やはり恥ずかしいことだと思います。 もっと自覚して、勉強しよう。
漫画そのほかの感想が書けません。たまってますが、後日改めて。
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