骸骨のためいき
聖花の骨組み見物なんて如何です。

2002年01月27日(日) 習ったことと違うこと

そりゃね、知らない前よりはそうか!って思うことは増えたけど
(大体にして男女の恋愛ばかり模範として言われても、っていう
思春期の頃)当事者にとっては性が二極化していないって言われても
「・・・」って思うばかり。
両端の「正常」がいるために、それに当てはまらない人間が
出てくるということ。決まった概念というものを解放しない限り
何もはじまらないということ。
でもここにきて、私はどうなるのだろうと思った。
男女というものがなければ、私は同性愛者ではないかもしれない。
そして同性愛者という言葉もなければ、それは同性愛ではない。
わくがなければ、今生きている私は何にも当てはまらない。
いや、「自分である」と考えられはする。
だけど、今まで生きてきて人間であるのは分かるし、戸籍上は
女で、流動的である自分の性自認を抜かせば一体なんだ?
教わったことは確かに私を混乱させたけど、それは知識として
増えただけで自分にとって自分を知るものとはならなかった。

恋人は女である。
だが、もし「女」っていうものが存在しなければ?
私は人間と確かに恋をしている。






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聖花