オミズの花道
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『ホステスの売り方は3通り・飲む、喋る、寝る』
2002年11月09日(土)


これは昔に聞いたハナシ。


『ホステスには3種類のパターンがある。
 
 飲んで店の売り上げに貢献するホステス。
 喋って客を楽しませ惹きつけるホステス。
 
 そして客と寝て客を引くホステス。』


これを聞いた時、ほほう、と感心したものだ。
周りを見回すとなるほど、パターンに当てはまる。

いや、一応仕事だから皆ちゃんと飲むし、喋るのだ。
だけれども両方に長けた人間は中々存在せず、よく見ると必ずどちらかに偏っている。


物静かな酒豪ホステスは、にこやかに頷き客の話を聞いている。
一生懸命に話すお客様は彼女が何杯飲んだのか気が付いてもいない。

酒が苦手なホステスは、ポイントを押さえてさも量をこなしているように見せかけ、
明るく陽気に振舞いお客様を宴会モードに引きずり込む。

簡単に言うとそんな具合だろうか。


そして、たまに脱線してしまうホステスさんもいる。
所謂『枕ちゃん』と呼ばれる方々だ。


指名欲しさにお客様と寝る人も現実として多い。
何をやってんだかこちらから見れば本末転倒なのだけれども。

競争心を煽ってくる店側の戦略にハマっているのだな。
解らぬでもないが、そういうのは余りにも馬鹿馬鹿しいと思う。

最悪なのは寝ても指名の取れないホステスさん。
これもまた多かったりする。


寝るなとは言わないが、せめてヤリ逃げされる憂き目には遭わないで欲しいと、
同じ女としてワタクシは思うのです。



・・・・一度自分のお客様とヘルプさんがイタされた事がございましてね。
それでもそのお客様ってば、その子をメインにせず私の口座で居続けたのです。
まあ義理とかもあるんでしょうが。

考えた挙句、社長も男なら女性には義理を通して下さい、と言い口座を外して貰いました。
女性の方には、お付き合いなさるなら義理堅い方がよろしいのでは、と言いました。

居辛かったのか、彼女はすぐにやめてしまわれましたけれど・・・。


後日そのお客様がホッとなさったように遊びに来られた時には、
私は何とも悲しい気持ちになったものです。(笑顔で接客はしましたけれど。)


ごくたまに、そういうやり方ではなく、うまく義理堅いパトロンを掴み、
自分の給料分は店で飲ませる、そんな達人ホステスもおられる事はおられます。


でも・・・個人的には喋ったり飲んだりして接客する方が、まだ楽だと思うんですが。
寝て引っ張る方が、よっぽど高等技術なような気がするんですけどねぇ。



如何なもんでしょう。
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