オミズの花道
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『静と動のバランス』
2002年11月08日(金)


日記は真面目なんだけどなあ。
オミズもそれなりに真面目なんだけどなあ。

原稿が遅れて編集さんに怒られた。
ごめんね♪
(ごめんねぢゃねぇって。)


『このままだとコイツ、年末進行はヤバイ。』
そう思われたのか、さっきからしつこくスケジュール確認してくる。
ええい、うっとおしい。


そもそも。
物書きの仕事はヒッキーでも八丈島とかの離島でも出来る。
取材物は別だが、それ以外は自宅から一歩も出ずに成り立つ。

つまらんのだね。
いびつなのだね。


人は人と話さないと駄目になるのよ。
人と話さないと、色々な物に触れないと、面白いものも書けないのよ。
だからワタシ、接客業は大好きなの♪


例えて言うならモノ書きは『静』で、ホステスは『動』だろう。
そして日常生活の中でこの『静と動』を使い分ける事によって、
私は相反する両業のバランスを取ってるのだろう、と思う。


事実、家にばかり居て、外に出ないと筆が全然進まない。
ただダラダラと時間を過ごし、日が暮れていく。

反して、仕事帰りに思い立ちパチパチ弾く方が効率が良かったりする。
面白い物が浮かんで来たりする。評判も良かったりする。

書くのは時間ではなく集中力なのだなとしみじみ思う。


北新地に一人ご同業が居るのだが、
彼女もまた同じような事を言っていた。

『夜の街って変な事がゴロゴロしているからネタには困らないよねぇ。』
『そうそう。この間の○○ー北新地店のワイングラス事件なんかスプラッタよねぇ。』
『あれなんかホラー向きだよね。自殺者出たテナントの跡地の店舗だし。
 因縁じゃぁ〜ってノリで一本書けそうじゃん?』
『お客も酒飲んで本能が出てくると、本音しか言わんから心理も掴みやすいしねえ。』
『行動も突飛だからね。をいをい、何してくれんの?ってギャグネタ盛り沢山(笑)。』

先日もそんな会話をしたところだ。
・・・・悪党2人連れ。


一部のお客様は私の本業を知っていて、両方こなす私を感心してくれる事が多い。
別に大した事はしていないのに、どうも頑張っているように見えるらしい。
(本当に頑張ってたらオウチに缶詰っすよ。)


周りの方々から見ると器用そうに見えるのだろうが、実はそうではなく。


静が無ければ動も無いのだ。
動が無ければ静も無いのだ。


解りやすく言うと、
この仕事をしている・・・という特徴は夜のお仕事で『掴み』のひとつに変わり、
本業では夜の仕事の面白いネタを大きく活用出来る。
と云った所でしょうか。


私はただ単に、そういう相乗効果を利用しているに過ぎないのだ。


さあ、今日もお仕事だぃ!
今夜もネタを拾いに行ってくるべ!!
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