あのとき見つけた 小さい想い出は 記憶の片隅にうもれ 流されてゆく。 二人の足跡は 雪が隠すように いつかまた誰かが 踏み潰していく。 あのとき見つけた 記憶の端 誰もが忘れかけて また雪はつもっていく。 あの電信柱は ナニかを照らすように いつもまた誰かの 上で光っている。