ヒトリゴト

2005年04月19日(火) あの夏。遠ざかる街の灯。



誰もいない
一人の場所で

深い深い穴の中に
言いたいことを吐き出してみた



最初は
小さくて
消えそうであったものが

声に出せば
しまらない蛇口のように

とめどなく溢れ出す
涙もいっしょに

それは悲鳴にも似て





つらくなるつらくなるつらくなるから
今まで言わなかったのに




もう二度と言わない

今日が最後



もう二度と言わない

もう二度と会えない


いつかの眩しかった夏の日


遠ざかる街の灯と
夕焼けを追いかけたあの日には







 


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purisira [MAIL]

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