無責任賛歌
日記の表紙へ|昨日の日記|明日の日記




ホームページ |プロフィール |掲示板「トーキング・ヘッド」 |メール
|藤原敬之(ふじわら・けいし)

↑エンピツ投票ボタン(押すとコメントが変わります)
My追加


2001年08月03日(金) 1周年!/TVスペシャル『ルパン三世・アルカトラズコネクション』ほか

 あー、ついにここまで来ました。
 何がって?

 1周年なんですよ!

 ……よく続いたなあ。
 まあ子供のころからね、気が向いたように日記書いたりはしてたけどね、たいてい3日やそこらで続かなかったのだ。
 昔は私も若かったから(そりゃそうだ)、日記にはできるだけ正直に自分の気持ちを書かねばならんものだと思いこんでいた。
 でも、人間ってのは、どんなに正直になろうったって、なりきれるものじゃない。自分を美化したい、都合の悪いことは隠したい、そう思うものである。
 で、読み返した時に、「なんて俺はウソツキなんだ」と感じてやめちゃってたのだな。

 「演劇集団 P.P.Produce」の「宣伝」として、一年前、日記を書かねばならないことになった時、さて、自分が日記を書き続けられるかどうか不安になった。というより、「日記を書き続けるためにはどうしたらいいか」ということを真っ先に考えなきゃならなくなったのだ。
 せっかくホームページを覗いてもらっても、更新が滞ってたら、お客さんは離れて行ってしまう。自分が書かなくても、誰かメンバーが書いてくれるだろうなんてことは期待出来ない(悪口を言いたいわけじゃないけどさ、実際、毎日書いてるメンバーは現段階で誰もいないんだから否定はできんよな)。
 こりゃ、私が書き続けるしかないんだけど、「自分のことを正直に書こう」なんて考えじゃ、絶対に続かないことはもう解りきってる。

 ではどうするか。
 考えは決まった。これは、「劇団」のホームページである。役者として、脚本家として、「読み物」として日記を書いていけばいいのだ。事実を元にしてはいても、そこに現れているキャラクターは、私自身のそれとは微妙に違う。
 傲岸不遜で、好き勝手なことを言ってはいても、肝心なところでヌケていて、困難が生じたら尻尾を巻いて逃げ出す、そんな無責任なヤツに自分を設定した。まあ実像とあまり違わないという説はあるが(^_^;)。
 そうしたら書ける書ける。
 書きたいことは多々あれど、当初は千字というシバリがあったから、内容を削るのに苦労するくらいだった。
 ある事件をきっかけに、1月26日以降、こちらの「エンピツ」に日記を移したが、制限枚数が原稿用紙20枚と飛躍的に伸びたので、日によっては本当に20枚ギリギリまで書く日もあった。
 もともとの私の性格だったら、こんな個人主義的でつまんない日記を、むりやりみんなに読ませるなんて、なんて恥晒しなことしてるんだろう、と、落ちこんでいただろう。でもこれはホントの私じゃないしな、と開き直ることができたのである。

 以前も書いたが、「虚実皮膜の境に遊ぶ」。
 これがこの日記の基本コンセプトである。

 部屋を片付けていたら、昔、書いた日記が出てきた。なんと25〜26歳、独身時代の時のものである。今の私の日記と比べてみると、どう違うか一興かと思い、一部を抜粋することにする。
 これが一周年特別編(^^)。公表を前提としたものではないので、一部、差し障りがあるところは削除してますが悪しからず。



 1988年12月11日。
 日曜。終日洗濯。考えてみると、サテ、いったい何ヶ月洗濯してなかったのだろう。3回やってもまだ半分以上残っている。
 夕方より本町へ(注・北九州市若松区。当時はそこに住んでいた)。
 本棚を三つ注文。今日中に部屋を整理するのは無理そうなので、とりあえず便所前の空間に置く。おかげで便所に入るのにイチイチ本棚を動かさなければならないので、めんどい(だったら置くなよ)。
 ビデオ『少公女』、『紅孔雀』、『風林火山』。
 『少公女』は外国のスタジオドラマだが、声優がテレビアニメと同じなので、妙な違和感があって面白い。Oさん(注・知り合いの女性)なんか喜びそう。
 『風林火山』、若いころの佐久間良子、どことなくAさん(注・当時好きだった女性。……あはは)に似てる感じ。沢口靖子と足して2で割った感じか。
 親にTel。正月帰省の件、相談。できれば年末、こちらに残ってビデオの録画をしたいが、そうは言えず、苦しい答弁。
 岡本綺堂『影を踏まれた女』、花田清輝『小説平家』読む。
 花田って人はなかなか韜晦のうまい人のよう。
 マンガ『前略ミルクハウス』3、4巻。本当に『めぞん一刻』によく似た設定。こっちの方がややお気に入り。
 それにしても、川原由美子は本当に『ステイゴールド』の原作を書いているのだろうか?
 (注・この後に『うる星やつら』のラムの落書きあり(-_-;)) 



 ……しかし、このころからグータラしてることがよく解るな。今、しげのことをさんざんバカにしているが、とても言えた立場ではないぞ。
 しかも色気づいてやがるしなあ。このAさんにはコクって見事に振られた。ごくマットウな判断であろう。

 なんと日記にはよしひと嬢やしげも登場している。結構、昔からの知り合いなのよ。
 どうせ本人たちも忘れてるだろうから、ちょっと意地悪で抜粋してみるかな(^^)。



 1989年1月7日。
 天皇崩御のニュースで目を覚ます。
 来るべきものが来たという気はするが、昨日と違う今日が来たわけではない(注・カッコつけ。こういうクセは今でも変わってないかな)。
 昼、よしひとさん、Nさん、Aくんと遊ぶ。
 よしひとさん曰く、「二日あとに死んでくれてたらよかったのに、見たいテレビ番組がつぶれちゃった」。素直にこういうことが言えるというのがうらやましい。

 1989年6月20日。
 5時頃見舞。(注・当時肝臓病で入院していたのだ)
 しげ、O、K、F。さんざん騒いで帰る。まったく何しに来たんやら。『死神の時刻表はスペード色』、しげからの見舞品なり。とは言え、貸してくれただけで、くれたわけではなかろう。
 あと、バンソウコウを1枚もらう。……何考えてんだか、本当にわからん子じゃ。

 1989年6月22日。
 5時、よしひと、しげ、F、ウーロン茶持って見舞。
 よしひとさん、Sくん(注・知り合いのアニメーター。『天地無用!』『クッキングパパ』などの動画家)の描いた落書きを見て、「こーゆー可愛い絵描いてるのに、本人の顔見ると、笑えると思いません?」と聞いてくる(注・Sくん、ゴツイ顔をしていたのである)。……この子もキツイこと平気で口にするようになったもんだ。まあ、そこがか〜い〜とも言えるし、猫っかぶりが取れてるだけ、いいことなのかもしれん。……でも、男の側から見ると、ムゴイことこの上なかろうなあ。
 しげ、『星子シリーズ』全冊持ってくる。明日までに読めっちゅーんか、ばーろー。
 

 このくらいにしとこうかな(^_^;)。
 ……この2年後にはしげと結婚してるわけなんだが、そんな気配がこのころにはカケラもない。人生とは不思議であるなあ。
 このとき、なぜしげがバンソウコウを1枚だけ持って来てくれたのかは今でも謎である。
 それにしてもこのころのよしひとさん、結構ヒドイねえ。天使のような今の彼女と比べると悪魔である。
 ……記憶にありますか? よしひとさん。
 リクエストがあれば、他にも載せたら面白そうな記事があるので、プライバシーに触れない程度に公表しても構わないんですが。


 入院前、最後の仕事。
 本当は今日から休みを取っていたのだが、し残していた仕事があったので、ちょっとだけ出勤。
 早目に帰ってくると、しげが新しい掲示板を作ってくれている。
 「あ、掲示板新しくしてくれたんだ」
 「悪い?」
 ……こちらが素直に感謝してるってのに、どうしてこう憎まれ口を叩くかな、こいつは。
 しかもまた投票ボタンを「投票なんてやめてくれ」「投票はもういいよ」なんて作り替えている。なんだかよくわからないなあ。
 最近どんどん性格がヒネクレてきてるが、不満があるならはっきり言ったらどうなんだ。


 『クレヨンしんちゃん同人誌』、私が頂ける分をほしい人に分けてあげようと思って、劇団のメンバーや友人に声をかけたりしてたのだが、どうやら冊数分はハケるみたいなので、そのことを掲示板に告知しようと考えた。
 ところが途中まで書いていたものを見たしげが、突然文句をつけてきたのだ。
 「みんな別にアンタの本なんてほしくないんじゃない? 見てみたいとは言ってたけど」
 「俺は『ほしいか』って聞いたんであって、『見てみたいか』って聞いたんじゃないよ」
 「……人気者になったつもり? 自分だけそう思ってれば」
 どうしてしげがこんなヒネクレたことを言い出したのか、理由が分らないのだが、同人誌に原稿を寄せているのは私だけではないのである。この言い方はほかの執筆者に対してあまりに失礼だ。
 バカだバカだと思ってたけど、ちょっとこれはひどすぎるよなあ。
 本当は、ほしいと言ってくださった方には、無料でお渡ししようと思っていたのだが、こんなデタラメな批判をされるんじゃしかたがない。
 知り合いの義理だからとかいうことじゃなくて、本当にほしいという人に差し上げないと、他の執筆者の方がたに対して申し訳が立たない。

 というわけで、タダで譲ってもらえると思ってらした方にはすみませんが、これまでのご希望はいったん白紙に戻して、本当に同人誌がほしいという方にだけ、しっかり代金を頂いた上で差し上げたいと思います。……「差し上げる」なんて言い方をするから誤解を招くのだな。
 「お売りいたします」ですね。
 と言っても、一冊いくらするのか、まだ現物が届いてはおりませんので、判明次第、改めて告知いたします。
 そのときに、それでも「買ってもいい」という方だけ、私までご連絡下さい。


 七月の平均気温、例年よりも1度から1.3度、高かったそうである。
 熱中症で倒れたのは人間ばかりでなくペットもだったということだが、この「熱中症」って言葉、最近になって耳にするようになったけど、昔言ってた「日射病」や「熱射病」とどう違うんだろうか。
 ヘクトパスカルだのネスレ日本だの、気がついたら名前が変わってるってことよくあるけど、中身が変わってないんだったら、名前だけ変えてもしかたがないと思うんだがなあ。


 夜、懸命に日記を更新しながら、『ウリナリ!』を漫然と見る。
 シリーズになってる「芸能人社交ダンス部」の2時間スペシャル。
 特に感想ってものはないんだけど、ヤラセの多いバラエティー番組の中で、『ウリナリ』は比較的真面目な作りをしてるんじゃないか。
 実際に泳いだり踊ったりしてるし。
 ちょうど『ガチンコ』のヤラセ疑惑がまたぞろ浮上してきてるけれど、他の番組に見られるようなムリヤリ作られたような緊張感が感じられないのである。
 「楽しんでやろうよ」って言い方が気負いなく口から出てくるけれど、それが「5年越しで練習してきた」実績に基づいてるってことが、見ていてホッとするんである。これはやっぱり、「ウンナン」の二人に対するスタッフの信頼があるからこそ、成り立ってることなんじゃないだろうか。
 来週の最終成績も見たいなあ。けど入院中だし見られないかもなあ。


 金曜ロードショー『ルパン三世・アルカトラズコネクション』見る。
 見て驚いた。
 今までずっとオリジナルで放送してきたのに、今回のスペシャルには「原作」があるのだ。
 『新・ルパン三世』の『サンフランシスコ編』。
 実はこの原作、『ルパン三世 Part�掘戮梁莪賚辰箸靴憧�にアニメ化されている。30分番組なので、長編である原作を相当はしょって、敵役の「シークレット7」も殆ど出て来ない、という作りだったが、今回は2時間の枠で7人が全員登場。より原作に近い形になっている。
 ……これはもしかして、『ルパン』にも最終回が近いということなのだろうか。そのためにまだアニメ化してなかった原作を使うことにして……って。
 声優に石田太郎を使っているのも『カリオストロ』を髣髴とさせていてうれしい。
 でも前回も今回も一時期のスランプから脱したのか、結構いい出来にしあがっているのである。今後も毎年『ルパン』が見たいんだけど、もう無理なのかなあ。

2000年08月03日(木) 巻頭言&近頃の若いやつぁよぉ……/『ジェームズ・ボンドへの招待』(ジェームズ・チャップマン)ほか



↑エンピツ投票ボタン
日記の表紙へ|昨日の日記|明日の日記

☆劇団メンバー日記リンク☆


藤原敬之(ふじわら・けいし)