無責任賛歌
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| 2002年11月20日(水) |
爆走��/反戦映画ベスト5/『スパイラルアライブ』1巻(城平京・水野英多)/『新・ゴーマニズム宣言』12巻(小林よしのり)ほか |
俳優、ジェームズ・コバーンが18日、心臓発作で死去。享年74歳。 たいていの記事が『荒野の七人』でのナイフ投げの達人の役(原作の『七人の侍』だと久蔵=宮口精二の役どころ)を演じたことを筆頭に挙げている。他は『大脱走』や『地上最大の脱出作戦』などが紹介されてるけど、やっぱりちょっと「大作」に偏ってる感じだ。 映画ファンなら、『電撃フリント/GO!GO!作戦』『電撃フリント/アタック作戦』や、『ビリー・ザ・キッド/21才の生涯』、『戦争のはらわた』の方を代表作として挙げるのではないか。 特に『戦争のはらわた』には私は思いきり入れこんだ。 知り合いに呼びかけてLDの上映会を開いたこともある(手製のパンフまで作ったのに5人しか来なかった)。 好きな反戦映画を五つ挙げよ、と言われたら私は、チャップリンの『独裁者』、岡本喜八の『肉弾』、フィリップ・ド・ブロカの『まぼろしの市街戦』、スタンリー・キューブリックの『博士の異常な愛情』、そしてこの『戦争のはらわた』を挙げる。戦争の恐怖とは人の命を奪うこと、なんて単純なものではないことを教えてくれる傑作ばかりだ(全部レビューしたいが爆走中なのでまた別の機会に)。 機会があれば『戦争のはらわた』を見ていただきたい。そしてラストシーンのジェームズ・コバーンの哄笑の意味を感じ取っていただきたい。戦争という行為の本質が恐怖でも悲惨でもなく、ただただ「愚か」なのだということが伝わってこよう。
来年1月に豊島区池袋で開催される予定の江戸川乱歩展に行こうと計画していた東京行きがポシャる。理由はしげの仕事の都合がつかなかった、ということなのだけれど、そうしょっちゅう上京するおカネもないからここはガマンのしどころだろう。ビデオデッキも修理に出さないといけないし、ひと部屋天井の電球が根元から千切れてるところもあるのだ(火事になるぞ、早く直せよ)。 まあ、この手の展覧会は今後もあるだろうし、何しろ乱歩だからもしかしたら全国巡回、ということもあるかもしれない。……と淡い期待をしてあきらめよう(T-T) グスッ。
しげと時間が合わず、一緒に食事ができなかった。 仕方ないので自分でスパゲティを作って食う。豚肉のタレをちょいと混ぜたので、なかなかイケる味になる。 アニメ『ヒカルの碁』を見ながらおかわり二食分。自分で作るとつい食いすぎてしまうのが難。
夜、ヨナさんとチャット。 キーボード叩くだけだけれど、チャットは気力体力を意外と使う。 明日のことを考えたら平日はあまりチャットに参加したくはないのだが、ヨナさんが「閑古鳥が鳴いてるよ〜」とご本人も泣かれていたので、つい入ってしまった。 上京の予定が一つなくなってしまったことを詫びる。途中からユースケさんも参加。ここには他にも常連の方がいらっしゃるのだが結構すれ違いになることが多い。ローレさんという方とはまだ一度もお話ししたことがない。やっぱり平日もしょっちゅう顔を覗かせないとムリなんだろうか(^_^;)。
マンガ、城平京作・水野英多画『スパイラルアライブ』1巻(エニックス/ガンガンコミックス・410円)。 『スパイラル』の番外編。 犯人が初めから解ってるから、一応は倒叙推理モノってことになるのかな。 キャラクターが随分マンガチックになってるから、画力が気になった本編よりしっくり来る。けどやっぱりブレード・チルドレンが関わってくるのね。なんか『エヴァ』以降の無意味なマクガフィンの横行にはいい加減飽きてんだけど。
マンガ、小林よしのり『新・ゴーマニズム宣言』12巻「誰がためにポチは鳴く」(小学館・1155円)。 巻頭に「ちょんまげよしりん『親米でござる』」を書き下ろし。 『反米という作法』を受けて、逆に徹底的に親米の態度をとったらどんなに異常に見えるか、というのを描いてるのだが、親小林派も反小林派も、どっちも読んでてつまんないんじゃないかなあ、表現が短絡的すぎるもん。 岸田秀さんも精神分析してる通り、日本人はアメリカに何度も犯されて、けど実際犯されてみたら意外に気持ちよかったんで、言いなりになってるのである。屈辱と歓喜、この相反する感情に引き裂かれてみんな狂っている。狂ってる人間に「オマエ狂ってるぞ」と言ったところでまあ、効果はないわな。 北朝鮮の拉致事件が起きて、以前からずっと北朝鮮批判をしてきた小林さん、なんだか「それ見たことか」って感じで吼えまくってて、おかげでこれまで反小林を表明してた人たちがややシュンとしてる。でもそれがそもそもおかしいんだよね。内容を冷静に吟味して、小林さんの言ってること、ここは納得できる、でもここはちょっと、と分析していけば、北朝鮮批判の仕方についてもまだまだツッコミどころはあると思うんだが、なんか自分が悪者になりたくないのか、みんなナリを潜めちゃったんだよな。 なんだ、結局、親・反、どっちも感情的に「自分語り」してただけか。だから、小林よしのりについて賛成する者も反対する者もどっちもアホ、ということになっちゃうんである。別にどっちの立場取らなくても、例えば小林さんの「北朝鮮はほっときゃ潰れる」という意見について、「拉致被害者をほっとくわけにもいかないでしょ、『日本は被害者救済を放棄した』って世界規模で解釈されちゃうよ」と反論することくらいはしてもいいんではないのかね?
2001年11月20日(火) オタアミに行くぞオタアミに行くぞオタアミに……/『COMAGOMA』1巻(森下裕美)/『おさんぽ大王』1巻(須藤真澄)ほか 2000年11月20日(月) 通勤だけで力を使い果たしてる日々/『薔薇の木に薔薇の花咲く』(いしかわじゅん)ほか
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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