無責任賛歌
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|藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2002年12月27日(金) ミハル至上主義(笑)/『買ってはいけない2』/『T・Pぼん』5巻(藤子F不二雄)/DVD『クレヨンしんちゃんスペシャル』1・2ほか

 一応、今日が全国的に2002年の仕事収めってことになっとります。
 でも、ウチはなぜかそうじゃないんですよねー。明日、明後日まで、午前中だけだけど、仕事があるんである。でもそれは私の場合だけで、実は年末年始も、大晦日も元旦も丸いちんち、出勤してる人もいるのよ。言っとくがウチの職場は24時間年中無休のコンビニじゃありません(^_^;)。
 なにしろねー、なぜそんなに働かなきゃならなくなったかってーと、年度末にあたってウチの職場がいかに左前であるかってのをイチイチ数字でデータ出してよ、訓戒してくれたわけなのよ。
 「今のままでは、未来はありません!」とか叱咤されてさ。
 でも、でもウチの職場のこと知ってる人ならわかると思うけど、別に就業時間増やした分だけ能率が上がるって仕事でもないんだわ。それどころか、今のまんまの経営状態じゃ、かえって業績落ちるよって指摘、もう何年もみんな言い続けてるんだよね。なのに、首脳部はそういう意見を一切無視し続けてきた。芳しくないデータばかり出るってのは、どっちかっつーと、無理ばかり通そうとしてきた首脳部と、その腰巾着どもに原因がないかな?
 あのさ、ハードスケジュールのせいで、もう何人、ウチの人間が「病気」で辞めてったと思ってんの?
 それに、新聞沙汰になってない、いろんなことを揉み消してるの、どう思ってるの?
 ……と、この手の愚痴も何度も書いたけど、どうにかできる類のものじゃないんだよなあ。まあどうにも出来ないから愚痴ってるわけなんだけども。我ながら、情けないね、全く。
 社会のよ、底辺に生きるド貧民はよ、おカミの言うことに逆らわずにヘイコラしてるしかねえだ。コメ出せって言われたら出すだよ、女出せって言われたら素直に出すだよ、それで命が助かりゃ儲けもんだ。……なんだか『七人の侍』の万造(藤原釜足)の気分になってるな、オレ。


 一応、私にも部下らしき若い子はいるので(ここで私が「若い子」と言ったら部下のことだと思っていただきたい。同格の者はみな「同僚」と使い分けているが、もちろんこの用語はこの日記のみに通用するものである)、来年のことについて少し話をする。
 というのが、頼んでおいた仕事を、この子(仮にA子としよう)は、もう二ヶ月もほったらかしているのである。とは言え、A子がワザと仕事を放棄しているわけではない。実はこの子の足を引っ張っているバカが一人いて、こいつがA子の仕事に茶々を入れまくって、会議・討議が一向に進展しないのである。

 このバカがどれくらいバカかと言うと、まあ、仕事のヒマを見つけちゃ「ガンダムシリーズでどれが好きですか?」とか「ガンダムのキャラで誰が好きですか?」とか私に聞いてくるのである。
 もちろん、最初は、「つまらんこと聞いてないで仕事しろ」とか言ってたのだが、翌日も翌日もあんまりシツコク聞いてくるので、「『ガンダム』にシリーズはない。『ガンダム』と言った場合、それは『ファーストガンダム』及び劇場版三作を差すのであって、それ以外の『ガンダム』をオレは『ガンダム』として認めない」と言ったら、そのバカは「でも『Gガン』……」とか言いかけたので、サバ折りを食らわしてやった。
 「アムロとシャア、どちらが好きですか?」とか、またアホなことを聞くものだから、もう一気にまくし立てて退散させる。
 「『ガンダム』において真実、血肉を持ち得たキャラは、ミハル・ラトキエただ一人である。ミハルの苦悩、ミハルの決意、ミハルの勇気、ミハルの優しさ、そしてミハルの悲劇、ミハルという稀有なキャラクターを通して、これほどまでにハイレベルなドラマを作りえた例をオレは他に知らない。あとはせいぜいフラウ・ボウに若干の血肉を感じるのみだ」
 「でもセイラさんとかは……」
 「ブラコンなくせにタカビーで、制服着てる時にはスレンダーだけれども脱いだら途端に熟し過ぎるくらいの巨乳になっちまうような、いかにもマゾなオタクが喜びそうな出来合いのキャラに、なぜオレが萌えてやらなきゃならんのか(あ〜、そこのコアなセイラファンさん、これはこのアホを追いやるための方便ですので、本気にしないで下さいね。いいじゃないですか、セイラの巨乳。私も劇場版で萌えました)」
 「女キャラばかり好きなんですね」
 「男がどうして男キャラに入れこまなきゃならんのだ。私は男は大っ嫌いだ」
 「オタクはみんなそう言うんですよ」
 私の右アッパーがそいつのアゴを粉砕したことは言うまでもない。
 でも、このバカはさらに懲りずに、「中村うさぎの代表作ってなんですか?」とか聞いてきたもんだから、「『ショッピングの女王』」と答えるやいなや、スコーピオン・デスロックをお見舞いしてやったのである。

 で、こいつがA子の足を引っ張ってるってわけである。
 しょうがないので、バカは相手にせず、さっさと仕事を進めてもらうように指示する。これでなんとか進展があればいいのだが……、と私はその横顔がちょっとミハルに似ているA子を見て思ったのであった。


 テレビで『ウリナリ社交ダンス部大復活!』を見る。
 このシリーズは結構好きで、時おり見てはいたのだが、こうしてまとめて見ると、キャイ〜ンの天野にいかにダンスの素質がないかがよくわかる(^o^)。創立メンバーなのにねえ。
 なんだ、おまえも感動屋か、と言われそうだが、私がこれを見てたのは、ほかのバラエティ番組と違って、単にヤラセの入る余地が少ないからだ。ダンスは誤魔化しようがないもんねえ。
 ただ、ダンスを習得して行く過程を見せる番組構成自体は、正直言って頂けない。芸人に芸ができるのは当然のことで、この世界、「過程より結果」なのである。「私はこれだけ頑張りましたよ」って自慢を見せられちゃ、ダンスに対して「感心」することしかできなくなる。別に幼稚園のお遊戯の練習を見守るバカ親じゃないんだから、結果だけ見せてくれればいいのよ。
 芸人も、「自分の努力を見てほしい」なんて心境になってるとすれば、粋じゃないこと夥しい。
 それはそうと、「ブラボー内村」の「ブラボー」ってメキシコ人のつもりだったのか。そりゃスペイン語だろう、とツッコミ入れられてたが(ギャグではなく本気で間違えていたのである)、じゃあメキシコ語だとなんて言えばいいんだ?


 『『週刊金曜日』別冊ブックレット�ァ’磴辰討呂い韻覆�part2』(金曜日・1050円)。
 あそこの出版社の名前、「�蟠睛貌�」って言うんだ。感覚おかしかないか。
 前回パート1で「危険」と指摘された企業、怒り狂って金曜日を名誉毀損で訴えるかどうかするかと思ったけど、どこもやらなかったのね。
 この「買ってはいけない」と主張してる根拠自体がアヤフヤで、これはトンデモ本である、といろんなところで「『買ってはいけない』は買ってはいけない」と揶揄されたものだったけれど、企業自体が静観してる状況だと、結構、図星さされてたんじゃないかなって気もしてくる。結局は安全な食い物なんてないってことじゃないのかね。
 今回も「食っちゃいけない」食べ物として、「とんがりコーン」「プリマウインナー」「キューちゃん特級福神漬」「ホテルの朝」「ふぁんけるのサプリメント」「山本海苔の焼海苔」「マクドナルドハンバーガー」「マルハチリペパーソーセージ」「ミキプルーン」「ニチレイのほうれん草」などなどを槍玉に挙げる。全く、このままどんどん増えてったら世の中から食えるものがなくなるなあ。
 幸い(?)、この中で食ってるのってマクドナルドハンバーガーだけだった。問題点は「環境ホルモンの『疑い』のある農薬(「疑い」だけで未確認)が、微量残留している」ということだそうだが、批判の論法としては「ちょっとでも人体に危険な疑いのあるものは売るべきでない」、ということである。だからそれ言い出したら食えるものなんて世の中になくなるんだってば。そんなささやかな環境ホルモン以前に、ハンバーガーはもともとカロリーバランス自体、悪いと思うが。ハンバーガー食いすぎてデブデブになってるアメリカ人はゴマンといるだろう。別に金曜日スタッフに言われなくても、一般人はしょっちゅうマクドナルドになんか行かないのである。
 まあ、このあたりの論法はかわいいもので、ヒドイのは「森永ウィダーinゼリー」などを「これらに頼り過ぎると危険」「ゼリー飲料でビタミンはすべて補給していると安心し、野菜や卵を取らないでいると、ビタミン欠乏症を起こす」と言ってるが、それは商品の問題ではなくて、食べる人間の方の問題だろう。なんとしてでもその食品を危険なモノだと思いこまそう、という発想はいったいどこから生まれているのか。
 別に、「この食品は食べるべきでない」という主張をするな、と言いたいわけではない。実際、批判された企業の反応が、どこか奥歯にモノが挟まったような印象を受けるのは事実だからだ。ただ、批判する方も「企業憎し」の感情が先にたって、批判の仕方に全く説得力がないのが気になるのである。
 勝手にウラを考えちゃうとさ、いわゆるクレームゴロってやつでさ、因縁つけて口止め料せしめようとしてるだけじゃないかって気もしてくるのよ。批判されてる企業は実はその裏取引を拒否したとこだけだったりしてな。
 もちろん、これはただの「疑い」に過ぎないんだけれども、ちょっとでも「疑い」があれば、批判して構わないってのが金曜日のスタッフの考え方だろうから、問題はないでしょうね。


 モンキー・パンチ原作監修・山上正月作画『モンキーパンチ責任編集 ルパン三世公式 official magazine』(WEEKLY漫画アクション 1月20日増刊号/双葉社・500円)。
 ついこの間、「峰不二子賞」っての応募してたかと思ったら、もう「第2回」だと。サイクル早いなあ。結局グラビアを彩るための方便で、これでもって「実写版ルパン」を作ろうとか、そういう企画はないんだろうなあ。実は私、実写の『念力珍作戦』も好きなんだけど。「ルパンのイメージに合わない」って言うんだったら、『カリオストロの城』だってそうなんだよ。ルパンの場合、オリジナルイメージ自体が揺れ動いてるので、あまり「これはルパンじゃない」とか言ったりするのは無意味になってるんである。
 アニメスペシャルが新人育成のための道具に成り果ててる今、実写版ルパンを、という企画が上がってもいいんじゃないかな、とは思う。グラビアの磯山さやか、顔はロリ系でセクシーって感じではないが、サイズはB91、W60、H87と、公式設定の峰不二子に随分近づいてきている(峰不二子はB99、W55、H88)。
 考えてみれば、かつてルパンが実写化された1970年代、巨乳のアイドルなんてそんなにいなかったのだ。『クイズ100人に聞きました』で、「バストのでかい芸能人」として挙げられてたのが、榊原郁恵、原田美枝子、かたせ梨乃、朝丘雪路(元祖ボイン)と、その程度だった時代だ(河合奈保子の登場以来、ムードは変わるんだけどね。しかしこんなこと、オレもよく覚えてるな)。だから我々は、『珍作戦』の江崎英子程度でガマンするほかなかった(いや、江崎さんも好きなんだけど)。
 しかし、今や時代は変わった。栄養価が上がったのか、芸能人の巨入荷は留まるところを知らない。巨乳を探すだけで大変だった時代から、巨乳の中から峰不二子のイメージに合う女性を探せるようになったのである。機が熟したとはまさにこのことを言うのではないか。
 磯山さやかも悪くないけど、個人的には根本はるみあたりがいいんじゃないかと思いますが、いかがでしょう。で、声だけ二階堂有希子が当てると(^o^)。
 え? ルパンや次元や、ほかのキャラを演じられる人間がいない? いいんだよ、そんなの誰でも。声優にそのまま顔出しさせとけ(爺さんばかりや)。

 マンガの内容に全く触れていないが、この雑誌のメインはグラビアとコラムや対談、モンキー・パンチの単行本未収録作の掲載なんだから仕方がない。
 モンキー・パンチ対談の相手はちばてつや。デビューはモンキーさんの方が遅いが、ちばさんの方が年下。ちばさんが17歳でデビューした早熟の天才で、モンキーさんが28歳でデビューした遅咲きの桜だからこうなる。
 ちばさんが自分の絵柄に影響を与えた作家として、筆頭に、馬場のぼるを挙げたのは意外だった。言われてみれば、国松や鉄兵のトボけたキャラは馬場作品に連なるものがあるかもしれない。手塚治虫、山川惣司・杉浦茂の影響を挙げるのは時代的に納得できる。
 その中で、塩田英二郎の名前だけが私には初耳である。かわいらしい女の子を描く人で、ちばさんの女の子キャラはこの人の影響が大だったらしいが、さて、どんな人だったのだろうか。読売新聞に『ミーコちゃん』というマンガを三千回以上連載したらしいが、いったいいつごろの話なのか。今でも活躍されてるのか。ネットで調べても茫洋として実態が掴めないのである。
 寺山修司主催の「力石の葬式」について「冗談はやめて」「酒の席ででも盛り上がって出て来た企画なんでしょう」と切って捨てているのは小気味よい。あの件を、いかにも「時代のムード」と結び付けて、『あしたのジョー』の社会的影響力を声高に叫ぶ人たちがいるが、それって『ジョー』が伝説化されたあとの刷り込みなんじゃないのかな。私は当時「はあ? マンガのキャラじゃん」としか思わなかったし。実際には当時、大半のファンは失笑してたのではないかなあ。
 でも実際に参列してるファンの真剣な表情を見ていたら、ちばさん、「更に真剣にこっちもやらないといけないな」という気になったそうである。イッてる連中の期待に答えようとすると、トンデモナイことになるような気がするが。もうなっちゃってるかな(^o^)。

 おおすみ正秋のコラム、「若いヤツなんか知ったこっちゃねえ!!」に、あのチャーリー・コーセイの近況が。神戸の酒場に自分の店を持ち、今も客のリクエストに答えて『ルパン三世のテーマ』を歌っているそうである。うおおおお〜! 私も聞きたいぞ〜、生ルパン! けどなんていう店かわからないし、そもそも神戸まで出かける時間も余裕もないのであった。
 大塚康生の「ルパンマンガ」も次号掲載予定。ルパンに関わった二人のコーセイさんがお元気とは喜ばしいことだ。……関係ないが、しげはこの二人が同じ「コーセイ」なので、親戚か何かと思ってたそうである。んなわけあるかい(-_-;)。


 マンガ、藤子・F・不二雄『T・P(タイムパトロール)ぼん』5巻(完結/嶋中書店/Primoアイランド・コミックス・320円)。
 コンビニ売りの雑誌本だけれど、単行本未収録の五編を収録。『コミックトム』に掲載されたまま、藤本さんが続きを描かなかったので、「幻」になっていたものだ。私も『ぼん』は「藤子不二雄ランド版」を持っているが、この五編は未収録。そのことに気付かず、手に取っていなかったのだが、しげが見つけて買ってくれた。しげに感謝である。

 「平家の落人」
 これは既読のもの。平家の落人・加茂丸を助けるために、ユミ子が身代わりになるのだが、ぼんが助けに来るのが遅れて、ユミ子はホントに首を切られる。ぼんは時間を巻戻してユミ子を助けるが、こういう道具に頼りすぎる結末のつけ方は安易。藤本さんの作品の中では低調なほうである。

 「トロイが滅びた日」
 実を言うとシュリーマンの名声は偶然の産物だったんじゃないかと私は疑ってるんだが(根拠もなしに伝説を信じるのは、基本的には今でもトンデモさんである)、もちろんマンガの中のモチーフとしては「少年の日の夢を忘れなかった人」でなければならない。
 トロイの少女メノアは、ちょっと『ミノタウロスの皿」のミノアを思わせる。落城で命を落とそうとする彼女を救い出すために、いったん時代を下ってシュリーマンの発掘現場に行くというのは秀逸なアイデア。ページ数がもう少しあったら、藤本さんはぼんたちとシュリーマンを会わせもしたのではないか。少年の夢を語らせるにこれだけうってつけの人物もほかにはいないからである。
 もっとも、作者は以前別エピソードでアンブローズ・ビアスとぼんたちを出遭わせてもいるから、それは二番煎じになる、と判断したのかもしれない。

 「死神の大群」
 藤子F版『赤死病の仮面』(^o^)。
 いや、扱われてるのは「黒死病(=ペスト)」だけれど。
 これももう少しページ数が欲しかったところ。
 ぼんたちが黒死病の元凶として処刑されかけるというハラハラする展開になるはずだったのに、ユミ子が「もうペストは峠を越したと事前調査してたから」とのんびりして言うんじゃ、せっかくのサスペンスってものが減じてしまう。もうひと波瀾、ほしかったな。
 それはそれとして、ぼん、タイムパトロールの正隊員なら、事前調査はちゃんとしておこう。

 「鉄の町の秘密」
 ヒッタイトの製鉄技術の謎を解く一編だが、どうやら大村幸弘氏の著書の受け売りらしい。エジプト人のスパイ・ハキムを助けるために神殿に忍び込むぼんたちだけれど、結末が「実はもともと死ぬ運命にはなかった」というのは、正直な話、「なんじゃそりゃ?」である。しかたないことかもしれないが、藤本さんの晩年の作は、以前ほどにはしっかり練られていない。

 「誰が箱舟を造ったか」
 ノアじゃなくて、『ギルガメシュ叙事詩』に出て来たウトナピシュティムだそうである。洪水の一つや二つ、どこででもあったと思うけどな。祟りで村が水底に沈む話なら日本にもあるぞ。ウトナピシュティムを全ての洪水のルーツにしちゃうのはどうか……って、これは別に歴史検証マンガではありませんでしたね、すみません。

 「十字軍の少年騎士」
 藤本版『戦争論』。『太平洋の地獄』というか、十字軍の少年と、イスラムの兵士の呉越同舟、という展開も折りこんで、最後まで緊張感の溢れる展開。『ぼん』シリーズの掉尾を飾ったのがこういう佳作だったことは嬉しいが、それだけに今さらながら、藤本さんがこの世にいないことが悲しい。藤本さん自身のあとがきもこの本に収録されているが、最後の言葉が「実はまだ連載を終えてはいないのです」である。
 ホントにそうだよ(T-T)。


 DVD『クレヨンしんちゃんスペシャル』1・2。
 『オトナ帝国』ばかりが売れてる気がするが、テレビ版も売れないと次のDVDは出ないのである。というわけで買いました。でも結構初期の頃の作品で、後にニャンチュートロ星人まで出るような暴走ぶりはない。
 見所は「ブリブリざえもんの冒険」シリーズの第1話や、『アクション仮面』第1シリーズの最終回や映画版(という設定ね。実際の劇場版『VSハイグレ魔王』とは別)、『カンタムロボ』をたっぷり1話分見せてくれているところだろう。
 なんと最初のぶりぶりざえもんはしんのすけ自身が演じている(キャラクターデザイン自体は既にブタなのだが)。だから当然いつものしんちゃんのままの行動をするので、あの卑怯なキャラクターにはまだなっていない。目の前の事件を看過しようとするところはしんちゃんもぶりぶりざえもんも同じなのだが。
 アクション仮面とミミ子ちゃんはテレビ版も『VSハイグレ魔王』と同じく玄田哲章&小桜エツ子なのだけれど、『カンタムロボ』は山田ジョン少年を風間くん役の真柴摩利さんが演じている。後にこの役は山口勝平が演じるようになるが、もちろんこれは『ジャイアント・ロボ』からの流れであろう。
 初期作品を見返して行くと、このシリーズの「濃くなって行く過程」も見えてくるのである。オタクは頑張ってテレビ版DVDも買おう(^_^;)。

2001年12月27日(木) ぷれぜんとってぷれぜんとってそーゆーもんか?/『パンゲアの娘 KUNIE』2巻(ゆうきまさみ)ほか
2000年12月27日(水) やっぱり今日も眠い/『富士山 第4号』(さくらももこ)ほか



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藤原敬之(ふじわら・けいし)