無責任賛歌
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全然休んだ気がしないままお仕事初めの月曜日。 昼飯食うヒマもないくらい忙しいのだが、今週も何日か残業しなきゃならない日があることが分かっているので、今日は早く帰ることにする。 迎えに来たしげの携帯に連絡を入れたら、聞こえてきた声が穂稀嬢のものだったので驚いた。ラクーンドッグさんがダンスを覚えたいというので、どこぞで練習していたそうなのである。穂稀嬢はそれに付き合わされたものか。 しげには保険証を更新するために総務まで届けてくれるようにも頼んでいたのだが、窓口には穂稀嬢を行かせたそうである。そういうことで人を使うもんじゃないんだが、そう言ったって、何がいけないのかしげには全然わかんないのである。 しかし、ppのメンバーと街中を行動している時、たまに職場の関係者とばったり出会うことがあるのだが、そのたびに私と連れ立ってる女性が違うものだから、妙な誤解をされることがある。もちろん女房と一緒の時が圧倒的に多いのだが、なぜか女房のことを女房だと認識してはもらえない。よしひと嬢としげと私だとよしひと嬢が、鴉丸嬢としげと私だと鴉丸嬢が私の妻だと間違われるのである。それくらいしげには大人らしいところと言うか、生活臭さというものが感じられない。もちっと落ちついた雰囲気を身につけてもらわないと、今度は穂稀嬢が私の何かだと勘違いされかねない。そういう勘違いを「わざとしたがる」腐れた人間も世間にゃ結構な数いるんだからよ。でもそれってしげには永久に無理な相談なのかも。
穂稀嬢を送ったあと、夕食は近所の「ガスト」で。 いつものディスプレイで、「男脳・女脳」を判断する占いがあったので、しげと二人でやってみたら、しげは男度49%、女度51%の“中性脳”、これはいかにもなるほどな結果であったが、問題なのは私の診断である。なんと、男度3%、女度97%のほぼ完全“女脳”(^_^;)。 何だか「あなたはオカマです」と言われたみたいだが、別に私は男が好きなわけではない。好きなのはあくまで「女」だ(力説するとかえって変態っぽいが)。 でもこういう結果が出ることは予測ができていて、もともと女だらけの家庭で育っているので、判断基準が殆ど女性のそれに偏っているのである。男の浮気が許せなかったり、「女性は家にあるべき」的なモノイイに反発を感じたりするのも、私が「女脳」の持ち主だからなのかもしれない。だからと言って、女性の権利を主張すると見せかけてワガママこいてるだけの浅薄なフェミニズム運動もいけすかないのである。確かにこういうことをいちいち口にするのって、男はあまりやらないね。 そのあと、「負け犬ランキング」ってのに、ppのメンバーの名前と性別、年齢をインプットしてみると、次のような結果に。
【恋愛の負け犬】 1、其ノ他大勢 251点 2、しげ。 233点 3、藤原敬之 211点 4、鴉丸 誠 211点 5、加藤八十六 149点 6、信也(C−1)126点
【センスの負け犬】 1、加藤八十六 182点 2、藤原敬之 174点 3、其ノ他大勢 174点 4、鴉丸 誠 174点 5、しげ。 167点 6、信也(C−1)140点
【お金の負け犬】 1、加藤八十六 248点 2、信也(C−1)206点 3、其ノ他大勢 200点 4、しげ。 173点 5、藤原敬之 160点 6、鴉丸 誠 160点
【人づきあいの負け犬】 1、加藤八十六 237点 2、藤原敬之 158点 3、其ノ他大勢 158点 4、鴉丸 誠 158点 5、信也(C−1)144点 6、しげ。 112点
【運勢の負け犬】 1、しげ。 171点 2、其ノ他大勢 148点 3、加藤八十六 146点 4、藤原敬之 107点 5、鴉丸 誠 107点 6、信也(C−1)103点
☆【総合の負け犬】 1、加藤八十六 962点 2、其ノ他大勢 931点 3、しげ。 856点 4、藤原敬之 810点 5、鴉丸 誠 810点 6、信也(C−1)719点 最初は三つしか診断ができなくて、そのときは総合ランキングが1、其ノ他、2、藤原、3、鴉丸、4、しげ、5、加藤、6、信也、の順だったのだが、全部の診断結果を電卓で無理矢理総合したらこういう結果になった。恋愛ポイントが著しく低いにもかかわらず、カトウ君が堂々の1位である。 要するに「姓名判断」だから、科学的根拠は全くないのだが、それでも加藤君が「カネ」と「人付き合い」で他から抜きん出たりしてる結果が妙に現実とクロスオーバーしていて楽しい。貢ぐために懸命に稼ぎそうだもんなあ、加藤君。 哀れを極めているのが信也君であるが、思えらく、彼のご両親は、姓名判断なんか何も考えずに名前を付けたのではなかろうか。できればこんな結果など何の意味もないと笑い飛ばしていただければいいと思うのだが、それにしてもどうしてこう占いというものは現実と類似して見えるものなのか(^_^;)。いや、私もカネや運には恵まれてないこと、自覚してますって。
帰宅後、日本映画専門チャンネルで『妖しいメロディの美女』、『福耳』と続けて見て寝る。
来年3月に公演予定の森光子主演の舞台、『放浪記』の製作発表が行われたが、初演時から菊田一夫を演じていた故・小鹿番の後任は、斎藤晴彦になったとのこと。小鹿番ほどに生き写しとはいくまいが、これはこれで味のある配役である。番さんが出ないのなら、もう見る機会はないかなあと思っていたけれども、もういっぺんくらい見てみたいという気になってきた。四月には博多座にも来るのだけれども、もうしげは付き合っちゃくれないかもなあ。 ライバル女優の日夏京子役には池内淳子。この役、なんたって森光子に対抗しなきゃならないんだから、誰がどんなに熱演しようと、どうしても“分が悪い”のだけども、池内さんなら“いい線”行くのではないか。昔見た時の加茂さくらとか前回の樫山文枝はちょっとばかり“負けてた”もんね。それにしても池内淳子ももう70歳、かつての“日本のお母さん”もすっかり“おばあちゃん”ってトシになってしまった。いや、若い人はもう『細うで繁盛記』の存在も知らんかもしれない。そのくせ妙に偏ったオタクだと、「ああ、新東宝のB級映画に出てた女優さんね」とかハンパな知識だけはあったりするのである。そういう人には、「池内淳子が相手役なら」って感覚は全く分からないだろう。 いや、そんなことを言いだしたら、森光子はもう84歳なんである。これで20代も演じるんだから舞台は魔物であるが、再三再四語ってきたように、『放浪記』の白眉はそのラストシーンにある。確かに前半の森光子はコメディエンヌとしての実力も存分に発揮して、緩急自在な“泣き笑い”の名演を見せてくれるのだが、死の影漂う“静かなる凄惨”とも呼ぶべきラストシーンは、「林芙美子」という役に存在感、実体感を与えている以上に“森光子”という一個の実存を観客に見せつけ、忘れられないものにしている。森光子と同時代に生きられたことは芝居好きにとってはまさに至福なのである。 まだ『放浪記』を見たことがないって人は、最後列でもいいから、オペラグラス持って見にいきなさい。今のうちに。
俳優の荻島真一氏が、今月11日に、胆管がんのために死去していた。享年58。 万年青年のイメージがあった荻島氏だが、土曜ワイド劇場のようなミステリーものでは結構犯人役も演じていた。2枚目なのに犯人、という意外性を演出していたと考えられるが、しょっちゅう起用されていると、意外でもなんでもなくなってしまう。なんだか適当に使われているようで、見ていてちょっと侘しかった。 古谷一行が金田一耕助を演じたテレビシリーズ『横溝正史シリーズ�供“�つ墓村』では主役の多治見辰也を演じていたが、何度も映像化された中で、最終的に辰也が被害者となったトンデモない結末になって視聴者を驚かせたのは、この荻島氏のバージョンのみであった。 胆管ガンという病気は、早期発見が非常に難しいそうである。黄疸が発見された時にはもう手遅れであることが多いそうだが、定期検診をきちんと受けていても、超音波検査で胆管の検査まではしないことが多いそうだ。荻島氏の場合も、検診を受けていたにもかかわらず発見しそこなったのが死去の原因であるらしい。私もしょっちゅう誤診、手術ミスされまくりなのでヒトゴトではないのだが、医療ミスがしょっちゅうニュースになってるってのに、管理態勢とか全然改善されてないんとちゃうか。訃報を聞くたびに、自分の死期もまた近づいてきてるように思えて、気分がよくない。
2002年11月15日(金) 爆走�ァ拭愼芦菎舂Α拌茖渦� 2001年11月15日(木) お客様は皆の衆です/『真・無責任艦長タイラー�の瑳�編』(吉岡平)ほか 2000年11月15日(水) みんな妄想の中に生きているのね/『リアル国家論』(教育資料出版会)
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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