昨日の“どっちの料理ショー”は、珍しく私が応援している方が勝ったので、嬉しかったなぁ。 ちなみに『おでんと茶飯定食』を応援。(もひとつは『豚汁と焼おにぎり定食』でした) いつも同居人と熱い勝負をしてるのです。勝っても、何もないですが。 それに私が応援する方は負け率高いんだなぁ。不思議。 しかしあの番組は見ていると、本当にお腹が空きますねー。 見終わると10時過ぎだというのに、そっとおにぎりを作って食べてみたり…。ううう。太るって!
清らか生活の反動で色々読みまくってます。 最近買った(手元に置いておくというからには気に入っているもの)マンガをいくつか。
「同細胞生物。/夢花李」(大洋図書) この人の繊細なペンタッチ、きれいな線が大好きなのです。 今までは小説の挿絵で2、3見たことがあっただけだったので、コミックスが出ないかなぁと思っていたら、 “CRAFT”で書いていたのですね。マイナーながら、近頃大洋は良い本出してるなぁ。 ストーリーは、はっきり言って特に内容はないのですが、やはりなんといっても線の美しさが魅力です。 とても若い人だと思うけれど、絵的には高河ゆんの系統ではないですかね。天使の話も書いているし。 時々、登場人物の見分けができないぐらい絵のパターンに乏しくとも、つい手に取ってしまう絵柄。
「夜の童話/紺野キタ」(ポプラ社) 以前「田園少年」という本について書きました(10月3日の日記参照)。 今回の本は同人誌で書いていたものを1冊にまとめたもののようです。ほのぼのした短編集です。 この人は無理にボーイズ系にするより、こういったちょっとファンタジックな話を書いていた方が良いですね。 夢路行とか、初期の今市子が好きな人にはオススメ。 さりげなく書かれたモノローグが、かっちょ良くて泣ける。 例えば…初版の帯にも使われている“夜の童話”という話から。
君は 一篇の詩 一篇の物語 私のために 書かれた 夜の童話
美しい妻と可愛い娘、と人も羨む恵まれた環境に暮らす、中年サラリーマン達川が雪の日に出会った“猫”。 それは“貸猫屋”から逃げ出した猫だった。なぜか達川に猫がなついてしまい、“貸猫屋”の少年は見つけてくれた 礼に何か願いを叶えるという。達川は少年を信用しなかったが、人生で唯一叶わなかったもの…「初恋」を願う。 ある晩、駅前にひとりの少女が座っていた。見知らぬ少女でありながらも、なぜか懐かしさを覚える達川。 そして唐突に思い出す。その少女こそが、達川の「初恋」であったと。
で、まぁ上のモノローグになる訳ですよ。 くぅー、かっちょええ! 同じポプラ社からは「ひみつのドミトリー」を初めとするシリーズも出ているので、そちらは有名だと思うのですが、 この本も良いのですよ。取り寄せてでも買う価値、あります。 オヤジ(ジジイ)と少年が鼻血出るほど、素敵です。絶妙なペンタッチ。
「ぴかぴか Brand-new day/依田沙江美」(徳間書店) 紺野キタは無理してボーイズ系を書いている気配があるけれど、無理せずともそういった話になってしまうのが、この人。依田沙江美です。 絵柄も話も明るいのに、なぜかいつも妙にエッチくさいのですね。不思議だ。 そして、やや話の展開にも不思議なリズムがあります。そこを“面白い”と取るか、“わからん”で投げるかで好き 嫌いが別れるのでしょうが、私はわりと気に入ってます。 この本に限らず、この人の書く高校生ぐらいの少年達が、可愛いし、ちゃんと子供らしくて好きだなぁ。
「Figures/小笠原宇紀」(光彩書房) この出版社を見て“ニヤリ”としたら、もはや手遅れなカンジ…。 や、でもこの本はそんなにすごい内容じゃありませんよ。 私は本屋で見るまでこの人を知らなかったのですが、超絶CG絵の数々に驚きました。アナログ絵も素敵。 何よりこのデッサン力というか、アングルが…凄いよ!としか表現できません。うーん。 雑誌のテーマであったのか、ほとんどが“緊縛絵”なんですけどね。 その表紙だったカラー絵と、何編かのマンガが収録されています。 マンガの方も凝った設定で、もっと長いものを読んでみたいと思わせるところで終わってしまっているのが残念。 まだ調べてませんが、現在は何をやっておられるのでしょう? とにかく、絵が美しすぎる…。
「傀儡戲/高橋明」(集英社) 雑誌がツブれてしまい、どうなることかと思っていた「傀儡」が、集英社に拾われてくれて良かった良かった。 もともと絵は上手いから、確かに集英社向きではあったけれど…。(特にウルトラジャンプは混沌としてるし) その“仕切り直し”たのが、この「傀儡戲」ですが、世界観などの設定はあまり変わってません。 ところが登場人物が前作をなぞりつつ、まるで違う! 私には嬉しい変わりぶりでしたが、これは…男のヒトは読んで楽しいのだろうか? まぁ、そういったヤオイ・テイストな話に思えました。女の子も出てくるけど。 「傀儡」でも主人公を喰ってた存在感だった謎の医者が、本作では遂に主役に出世。 名前は同じでも、今回は医者じゃありません。威(ウェイ)という青年なのですが、まぁ言うなれば「ゼノギアス」 でのシタン先生みたいな人だったのが、やや若返って戻ってきたという感じですね。 この人の絵はベタがとりわけ美しいのだけれど、あまりに似た感じのキャラが多くて、やや見分けがつきにくくな りがちなのが惜しいところ。 さらに黒コート着用のキャラが多いので、画面の黒さが際立ちます。 単行本は白い紙に印刷なのでまだしも、雑誌はツライかもね…。線がツブれそうだ。
他にはいつも買っているジャンプ系とか、“第一部完”の「Peace Maker」(ちゃんと再開するの?)とか。 ホモ小説もいくつか買っておいたので、そのうち何か感想を書くやもしれません。
そろそろ、下の階のペンキ臭が強くなってきたので出かけないと危険です。 本来のページをどうにか更新したいものですのぅ。(どこ吹く風調)
|