天大門日記
S.Tendaimon



先週のインパクトが強くて暫くぼんやりしてました。
お陰で昨夜はサムライ7を休止と勘違いして見損なっちゃったし。
時間ずれて放映なんて気が付かなかったよ〜。

サムライといえば先日、一刀流の伊藤家の末裔の方にお話を伺ったのですけど、本物のサムライとはこういうものかと感銘いたしました。
伊藤一刀流の極意は「二太刀で殺せ」ということだそうで。
あっち斬り、こっち斬りで、血だらけで死に物狂いで向かってくる敵など、見るに耐えない。
美しく斬って、美しく殺せということらしいです。
つまり、敵といえどいたずらに命を弄んではいかんということですな。
そこには命に対する敬意が窺えます。
その方のお父様の言葉でうろ覚えですが「簡単に人を斬ったりはしません。だけど、斬らねばならぬときは迷わず斬ります。しかし、それは、不幸なことですな」という言葉が残っています(明治生まれの方なので)。
その覚悟と悲哀に哲学のようなものを感じます。
単に敵だからブチ殺すというのとは違うわけですね。
本物のサムライは凄かったです。
こういう日本が生み出した骨太な高い精神性は、今どこへ行ってしまったんだろうと思います。

2006年09月16日(土)

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