きっと どこかで
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2004年05月16日(日) 「光とともに」第5話

ドラマのヒカルくんのいるのは「あさがお学級」という、障害児学級。児童は一人だったが、今週から同じような自閉症の子供が入って二人になった。あるサイトで、あさがお学級の子どもが一人なのを不思議がっている書きこみを目にしたが、障害児学級は、小人数で、丁寧な指導をしているところのようだし、我が子の通う学校も、障害の違いなどにより数クラスあるので、子供が一人であるのもめずらしいことではないと思う。(あまり詳しくは知らないので・・違ってたらゴメン)

あさがお学級に、ヒカルくんとは違ったタイプの自閉症の女の子(琴美ちゃん)が体験入学で入ってくる。琴美ちゃんは、絵を上手に書き、お母さんも、大喜びする。ただ、ヒカルくんのママは複雑な心境。自分の子供はそんなにうまく描けていなかったから。比較してしまう自分を責めるが、気持ちは押さえきれず、家にいる時練習さそうとして、ヒカルくんの好きなパズルを隠して絵を描こうと言うが、ヒカルくんはパズルがないと言って大騒ぎ。思わずカッとしてぶってしまう。

子育てとはわからないもの。手をかけたからといって、それがすべて結果として現れないのが、不思議なところ。琴美ちゃんは、十分な療育は受けてはいなかったが、母親はわからないなりにも懸命に子育てをしていた。光くんは療育機関にも通い父親も協力して子育てをしている。

絵を描く、ただそれだけを見れば、あの日は琴美ちゃんの方が優れた感性を持っているようだった。でも、自分の子供を見る時、苦手なところばかりに目をやってしまってはいけない。その子の得意なところや、こんなことなら夢中になってやる、というものがあるもの。そういうところに目を向けて、自信を持たせて、やらせていると、他のことも、そのうち出来るようになってくるもの。

そういう子育ては、普通の子供を持つお母さんにも通用するものだと思う。


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