きっと どこかで
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2004年06月19日(土) 「光とともに」第10話

この日のテーマは、いつも一緒にいる人以外の人と一緒に行動するということと、お金の感覚を学習して、お手伝いをしてお金を稼いで(一応)自分の好きな物を買いに行くということ。

光くんのママがドラマで、以前、「光よりも1日でも長生きしなきゃって思ってるんです。」というセリフがあった。でも現実は、普通に考えると、親は子供より先に死ぬもの。願いはわかるけど、あまり現実的でないなあと思っていた。

そしたら、今回のテーマ。光くんをママなしでも行動できる人間に、他の人のサポートでも行動できるようにという訓練。

光くんは「塩メロン味のお菓子」が大好き。これを、利用して、お手伝いをしたら1回10円もらえ、10個たまったら、光くんが普段一緒に行動していない人と一緒にそのお菓子を買いに行くという計画をたてる。

お手伝いは、お部屋の掃除。きちんとゴミをほうきで集め、ちりとりで取って、ゴミ箱へ入れる。出来たら1回10円。光くんは100円集め、それを持って、小学校の音楽を担当している先生と一緒に買い物に出かける。


今回も、子供と一緒に見た。おかげで、子供は次の日の朝眠そうだったけど・・。

光くんのような子供は、どの程度まで成長するのだろうか。日本の場合は、障害を持っている方は、あまり外で見かけることも少なく、情報も普通の子供を持っている場合は、ほとんど知らないことが多い。

それで、子供に障害があると医師から診断を受けた場合、ショックを受ける親御さんが多いのではないか。どの程度まで成長するのか、こういう人達の社会の受け皿はどうなっているのか、そういうことがわかれば、心配も少しは減るのではないかと思う。

アメリカなどでは、障害を持っている人も普通に大学に通っているという話も聞く。

日本の場合は、障害があるなら、通常のクラスでは過ごせません、そういう子供専用の学校があるから、そちらへ行ってください、という対応。それにいい点もあるのだろうが、一般の人は障害者がどのように過ごしているのか、知らずに過ごす。

それで、自分の子供が障害を持っているといわれたら、別世界へ行かなくてはいけないような感覚を持ってしまうのではないだろうか。障害を持っている人達もまわりの人達も、心豊かに過ごしているということ、もっとアピールしてもいいのではないかという気もする。


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