きっと どこかで
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2004年09月08日(水) 台風被害(高潮)

前回の台風で、香川県など、高潮の被害がかなり出た。(床上浸水、床下浸水など)高潮は、単なる水害だけでなく、塩分を含んだ水が来た、ということで、電気系統がダメになったものがたくさんあった。私の職場のあるビルも、1階は浸水の被害を受け、1階の事務所は、電気系統はダメになるし、パソコンなど電気機器も壊れてしまっていた。

なにより、驚いたのは、朝、通勤で道を歩いていると、道路が水であふれている。家も水につかってしまっている。どうも、夜中に浸水があったらしい。朝でも、70cmくらいは、水かさがあっただろうか。それが、なかなかひかないのだ。

道路は車で大渋滞していた。あちこちで道路が通行止めになっているものだから、迂回する車で、混雑していた。どこが通れるところなのかもわからず、迂回しているようだった。電車も一部止まっていた。

翌日から、復旧作業。家庭では、塩水に浸かって使えなくなってしまった、電気製品、においがひどくてもう使えない、ふとんやタンス、その他、いろいろなものの運び出しが行われていた。畳も取り替えないといけないので、それをはずして家から外へ運び出していた。

近くに競輪場があるのだけど、バンクの中に水が入ったらしく、ホースを使って外へ排水していたけど、3日ほどかかっていた。こんなこと、同じ市に住む人でも、地域が違うと実感がないようだ。実際間近で見ないと、わからないことなのかな。

2日目くらいから、自衛隊の人達も加わって、荷物の運び出しや、運送をしていた。その後、消毒作業を行う。そのにおいも結構きつい。

まあ、浸水する時に、下水や、トイレの水なども上がってくるのだろうから、そのにおいも加わるし、中の物体自体も上がってくるのだそうだ。(特に床上まで浸水している場合だろう。)

そこへまた、もう一つ、同じようなコースでの台風が来た。今回は、「土のう」を積んだりして、対策をしているところが多く見うけられた。前回よりは被害は少なかったようだが、それでも、また、浸水したところもあったようだ。

私の旦那は車のディーラーに勤めているが、先週は、塩水に浸かってしまった車の運送の手伝いをしていて、真っ黒に日焼けして帰ってきた。修理不可能な車も結構あるのだそうだ。修理費用の方が、購入費用より高くつく、ということだそうだ。だからといって、すぐに次の車が買える人はそういない。たいてい、家の修理や、生活必需品(冷蔵庫など)をまず、買い揃えるところからだし、今日現在でも、まだ、家の片づけが出来ていない家もまだあるそうだ。(手伝いなどの人手がないところなど)

地元では雨はそんなに降っていないと思っていただけに、高潮の被害には、突然で、ビックリしたところも多かったようだ。


ライム |MAIL

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