きっと どこかで
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2004年08月29日(日) 大学卒業生支部交流会

先週の日曜のこと。今年の大学の卒業生の支部交流会は、香川県支部、岡山県支部、高知県支部3県支部の合同交流会だった。この3県は、前から、合同で、交流会をしているらしい。

毎回、料理の講習をしているようである。今年の先生は、私が在学中にお世話になった、調理学の先生(教授)。今は、短期大学に異動されている。(こちらのほうが、通勤には便利だそうな。)

私は、この先生にはほんとにお世話になった。その頃の私は、グループでの調理作業というのが苦手で、2年生の時の単位がとれず、3年生で、2年生に混じってもう一度、再履修をしたが、これも苦手意識があり、どちらの時も、サボってばかりだったので、この時も単位がとれなかった。4年生になり、家で料理を三食一週間作って、写真を撮って出す、という課題を与えていただき、なんとかクリアで単位を取ることが出来た。

卒業してからは、栄養士として就職したが、調理作業の方が多い職場で、そこで、実践しながら、鍛えてもらった気がする。(栄養士が何人もいる職場だったので、まず、現場−調理作業 を経験すること、本来の栄養士としての仕事はそれをこなしながら、というところだった。)

今回の、講習の先生の名前を見たとき、在学中にお世話になった先生ではないかなと思った。地元香川県での講習だし、私も準備のお手伝いで早めに行っていたので、講習前に先生とお会いして、ちょっとお話することが出来た。

「先生にはお世話になったんですよ。」と、何年もかけて単位を取らせてもらったことなど話したら、先生は、覚えておられたよう。あの頃の私と今の私とみて、ちょっとは成長しているなと、思ってもらえたかな。何をしていいかわからず、洗い物ばかりしていた学生時代の私だけど、今回は、自分でも率先して、料理を作っていた。五種類の料理のうち、2つは、私も作業に参加したもの。

初めて作った料理ばかりだったんだけどね。でも先生によると、「在学中に作ったはずよ」とのこと。いやー、全然、記憶にございません、ホント。

今回は、地元の電力会社がPR用に作っている、キッチンフロアを使って、電磁調理器具を使っての調理だった。いつもガスなので、勝手が違うんじゃないかと思ったけど、コンロの操作方法を教えてもらいつつ、作業したら、そんなに使いにくさは感じなかった。逆に、こちらの方が、なべ底に、熱源がピッタリついている分、熱効率がいいのではないかと思ったりした。また、五徳だの、ないので、ふきこぼれた時のそうじもすぐ出来て、簡単なのではないかと思った。

電磁調理器具の使用が目的ではなかったのだけど、こういう体験もなかなか出来ないので、貴重な体験だった。火力を必要とする、中華なべを使っての調理は、IHクッキングヒーター(中華なべ用)を使ってやったが、先生にコツを教えてもらいつつやったら、きれいに出来あがった。

先生の感想は、出身大学の卒業生ばかりの講習なので、たいへん教えやすかった、と言っていただいた。

その講習会の後は、支部総会。支部長会の報告などがあった。

管理栄養士の国家試験の合格率が、そんなにいいとは言えないのだそうだ。やはり、学生が大学を選ぶ際にはそういうことも参考にしているかもしれないので、合格率を上げるような授業内容にもしていきつつ、また、今までの大学の持つ伝統もある程度大事にしていかなくてはならず、模索しているようにも見える。でも、国家試験にうかっても、実際、現場で役に立つ栄養士にならなくては、何にもならない気がする。

栄養士の分野は、とても広い。アメリカなどは、それぞれ、細分化された資格になっているらしいが、日本は、一つ。卒業してから、得意とか、興味とかそういうことで、いろいろな分野に就職していく。そこで、その分野の専門性を高めていく、といったところか。(病院栄養士、学校給食栄養士、事業所給食栄養士、保健所栄養士、などなど。)病院だって、病院給食もあるし、栄養指導もある。

私は、今は栄養士に関する仕事はしていない。以前は病院給食栄養士だったが、時間も不規則だし、(早番・遅番とかがある)子供に手のかかることもあり、出来ないなあと思っている。

でも、卒業生の集まりに行くと、何か、関係のある仕事がいいかなと思ったりもする。家庭生活では、役立っているけどね。とりあえずは、今の職場にまだしばらくいてもいいかなと思っている。


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