彼が教えてくれたこと、残してくれたもの

今まで 別れなんて 恐くなくて
失うものなんて ないと思っていたし
相手のためなら それが当然だと思ってた

相手が生きていてこそ それは意味があることで
相手が死んでしまったら どうしたらいいのだろう
答えは 簡単には作れない

でも 私は生きていかなければならない
その 答えを作っていかなければならない
彼に恥ずかしくないように 彼に誇れるように

彼が教えてくれたこと 残してくれたもの
その全てを 自分の中に刻み込んで
これからの 道のりを歩んでいかねばならない

見返りがなくても 私を待つ姿 追いかける姿
その全てが もう見ることはできなくても
私の中で 永遠に輝き続ける 

愛してくれてありがとう
私は あなたを愛せたのでしょうか
でも 後悔はいらないね 愛してるよ 優

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今日、お昼過ぎに出発して、火葬にいってきました。
運転するのが結構大変で、出発して家から数メートル走ったら
なんと 親父のサンダルをはいて 私、、、運転してました(・・;)
頭がパニックになっていたのか、はたまたボケてるのか。
走って家に戻って、靴をはきかえて出発。

いろいろお話をしながら いきました。
母が新しいタオルに優をつつんで、抱いていてくれました。
生きているときには、よほど機嫌がいい時以外、
しかも 私の 膝以外には座ったことがない彼です。
眠っているような 愛らしい顔をしてました。

体もやわらかくなっていて、手がふにふにになりました。
最後に ちぅ しました。まぁ いつもしてたしね。
わざと 濃い口紅をしていき、優に残してやろうと思ったの。
イカしたママだと記憶して欲しかったから。
でも 毛だから うっすらとしか、色は残らなかった。

40分位かな。やいたあとお骨をひろいました。
優はとても小さかったんだなぁと ほんとに思いました。
いま 別れなければならなかった理由も探してみたけれど。
うーん あたしはやっぱり忙しさにかまけて
自分優先にしてたことを 後悔してしまいます。

後悔先にたたず。 わかってるんだけどね。
でも 親として、愛してくれてることに対して
甘えすぎていたことに ほんとに深くお詫びというか
あやまりたい気持ちがあふれてきちゃうんだよね。
あたし エゴのかたまりだったなーって。

今度もし動物を飼うことがあっても
自分で子どもを産むことがあっても
同じコトは絶対に繰り返さないぞと思いましたね。
優が 身をもって教えてくれたことは
絶対に忘れちゃいけないなあって。

少しほっとしています。寂しさは募るばかりだけれど。
あの姿形ではないけれど、側にいてくれてると思うから。
しばらく 感傷的な文が多いと思うけど
許してやってくださいね m(__)m
がんばらなくちゃね!あたしも! みんなも!
2001年11月21日(水)

fly high / のん

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