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妄想変隊しゅらばりあん1(←2があるとは思えない) - 2002年06月20日(木) 総統花智は、すでに夜中の3時過ぎだというのに、クリックする手を止めることなくパソコン画面を睨んでいた。 隊長レッド花屋は、おかげで次の日、9時を過ぎてもベッドから出られそうになかった。寝不足で。 総統花智には、その日、これといった用事はなかったが、レッド花屋には着実に締め切りが迫っていた。 状況は切迫している・・・ハズなのだが、本能の人花智はちっとも動かない。 というより、先週から続く食中りで弱り、その弱ったところに、ある種の熱病が取り付いてしまい、腹黒花屋でさえ押さえが利かない状態になっている。 「そろそろ原稿に手をつけたいのだが」と花屋。 「わかってるって」と花智。 「明日も明後日もお茶の稽古があるだろう?そうでなくとも、先生にはサボるなと言われているのに。いつ原稿をするつもりだ?」 「いや、でも、ココが気になって・・・。原稿どころじゃないって」 「・・・何故、今更、そんなものにハマるのかね・・・」 「・・・W杯だし。やっぱ、サッカーといえば、コレでしょ」 「ましてや、ソレは明かにイバラだと思うが」 「いや〜〜、そうなんだよね〜〜〜!でもさ、でもさ、すっげ、ホンモノっぽくない??日向サンも彼となら未来は明るいよ!!!ね?ね?」 「・・・・・・・・。」 「あ〜、もう!分かってるって!だから、さっきちゃんと描いたじゃん。シュウの絵。」 「絵だけだろうが」 「ちこっと、ネームもやってるじゃん」 「いきなり、挫折してか?」 「いや、それは違うって。資料集めが足りなかったんだってば。だから、サ。ほら、今からネット繋げっから。繋げて、資料を印刷したらさ、また、明日から出来るし」 「・・・そういって、また、アソコへ行く気だろう」 「え、あ、それは印刷してる間に・・・ね・・・。だって、まだ全部、見終わってないんだもん!気になって、眠れないって!」 「・・・・・愚かな。その怠惰な性格が今を招いているというコトに気がつかないのか」 「〜〜〜〜〜〜」 「・・・寝不足で、頭痛がしても知らんぞ」 「〜〜〜〜〜〜」 「ましてや、ソレを語り合える者はいないぞ」 「〜〜〜〜〜〜」 「フラストレーションは溜まる一方だろうな。そのイバラは」 「・・・・・いいもん。一人で日記に書くもん」 「やめておけ・・・源×小次など誰も読みたがるまい。時間の無駄だ。」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やっぱり?」 ...
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