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序章 封印は解かれた - 2005年09月10日(土) 自民党が歴史的勝利に沸く前夜。 選挙ミーハーを自認する私が、しかし、今回はさっぱり興味が沸かず、 居間でぼんやりテレビを見るものの、親父殿がせわしなくテレビの チャンネル変えるのに嫌気がさして、自室に篭ったそんな夜。 暦の上では秋になり、京都の片田舎の我家は 夜は虫の声が響き渡り、ベランダのエンジェルストランペットの すがすがしい香りが涼風にのって自室を流れるそんな夜。 フローリングの硬い感触を味わいながら、ふと目をやると 丸テーブルの下にミッドナイトブルーが美しい機体が。 スタイリッシュなフォルムからは想像できないほど高機能なそれは、 しかし、購入直後、DVDを一枚観たきり、その後使用することなく 沈黙を続けていた。その名は、 PS2 先代のPSが幻想水滸伝2専用機状態であったことを差し引いても、 今回の放置プレイはあまりに酷い。 「ああ。さすがに勿体ないなあ・・・ってか、自分、幻水1やってない」 銜え込んだままの先代からのメモリーカードにはうっすらと埃が 溜まっている。 ・・・よいしょ。 丸テーブルから本体を引き出すと、長いケーブルが現れ、 ずるりと床に落ちた。 自室に響く硬質な音。 それは、合図。 時計は午後10時を指して、 そして、 最後に確認したのは午前4時だった。 いきなり6時間プレイですか! ってか、途中でチ○ビタなんか飲んでやるなっつーの! ...
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