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春の庭 - 2009年04月18日(土) 二週間ぶりに庭の草むしりをしました。 いい感じにボーボーで、黄緑色のやわらかな葉をした草は、そりゃもう素直にぶちぶちと抜けて、楽しい。 庭は季節毎にさまざまな感情を私に与えてくれますが、この時期は、見ているだけでドキドキします。 薔薇の若芽のその芯にぷっくりと膨れた花芽を見つけた時、それがいくつもあった時、ボタンの蕾がすこしずつ割れて、赤い花弁の色が見え始めた時、播いた種が小さな双葉を広げている様、咲き終わった洋ナシの子房が膨らんで、受粉が成功したのが確認できた時。 この先に起こるであろう現象を想像すると、嬉しくてしかたがない。 そんな浮足立った気分で、庭の隅々までチェックをする。 葉先にテントウムシが二匹いて、オレンジ色の一匹が黒い一匹の背中に乗っていたのを、「テントウムシがテントウムシダマシ(害虫)に襲われている!」と勘違いして(襲わないし)指でつついたら、交尾中でした。 ごめん。 愛の営みの最中でしたね。害虫は私だったよ。 ユリの茎の真ん中に芋虫を発見して、靴底の刑にしたり、チュウレンジバチをハサミでチョッキンの刑にしたり。 雨水が溜まったバケツにうようよしているボーフラを網で掬って、メダカの鉢の中へ投入。 キュートな小魚が、肉食獣のごとく俊敏な動きで、奴らに襲い掛かかる。 でも、ボーフラは身体が長いから、よく見ると、尻尾が口からはみ出してたり。(メダカ、気にせず) フジにブルーベリー、こぼれ種で増えたセリンセは花の時期を迎えて、周囲には丸々としたミツバチがぶんぶんぶん。 うるさいぐらいに飛び回って。花から花へ。 おいおい、その花はさっきアンタ、頭突っ込んだトコだよ。 違うトコ行きなさい。 植物はもちろん、虫たちもわんさか庭にあふれています。 楽しい。 害虫は嬉しくないけど、盛り上がってる彼らを見るのは愉しいです。 (殺虫剤、まいちゃうけどな) 春の庭はどこまでも前向きで、夢にあふれているんですよ。 ...
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