相棒、「8時からかよっ!!」と思いつつ見た。 なかなか面白かった〜!
・・・とか言いながら実は前半ちょっと寝ちゃったけど(笑) 気がついたら裁判員のオッサン死んでて、話がわかるまでに時間かかってしまった〜
それにしても真面目に作ってるドラマだよね。 派手な演出はせずに時事ネタを押さえるって、落語見てるみたい。 俳優も与えられた役割のみをきちんとこなしてて、変な怪演する人もいない。全体のバランスが良いので安心して見れる。
ただ宝生舞のとこは・・・オッサンあんな死に方ありか!?とか、人殺して「ゴメンナサイ」で終りか!?とかツッコミまくり〜 むしろ宝生VS田中美奈子がみたいぞ、と思ったり(笑) 演技がどうというより設定として、台本読んだ全員が「オイオイ。」と思わなかっただろうか。。。
しかしこのドラマだけ見るとやっぱり「裁判なんてシロウトがいきなり出きるか!」って思っちゃうよね。
だいたい、選ばれたら「裁判のすすめ方講座」ってどっかで受けられるわけ?勝手に自分で勉強すんの? 尤もそんな講座あったら、そのマニュアルとか精査しないとダメだし、特定の見方に偏らないとも言えないから、出きるわけない??? でも裁判所側も資料出すわけでしょ?その情報が客観的なものだとはどこが判断すんの???
それと「裁く」ということをどうとらえるか。 裁判官が人を裁くのに「覚悟がないとできない」とかいうセリフがあったけど、日本人の場合、公の場で決断ができるか否かって「それが仕事かどうか」ってことにかかってる気がするぞ。。。
「違う、正義だ、モラルだ」って人もいるかもしれないが、たいがいの日本人は「それ、あなたの仕事だから」って言われないとやらない!!
「覚悟」じゃなくて、立場と権限が与えられる→それに慣れる、って段階があって初めて「裁定を下せる人間として仕上がる」ってだけだ。
そんでたぶん実際に裁判員やったら2種類の人間に分かれると思う。 やっぱり「決断」が面倒で「2度とやりたくね」って思っちゃうタイプと、意見を求められたのが快感で「またやりたい」って思っちゃうタイプと。 (まさか実際に2度選ばれることはないんだろうけど)
どっちもやっぱり所詮シロウトで、実際の裁判官からすると「・・・こいつらのおかげでよけいな仕事が増えた」ってだけなんと違うか〜
こういう制度が出来たってのを国民が忘れ去った頃に、本来の目的が発揮されるようになるのかもしれない。それか何回かやって無期限停止とか(笑)
少なくとも「えん罪をふせぐ」とか「裁判を迅速にすすめる」ってことには何の役にも立たない気はするけどな〜 事件に置かれた当事者の気持や、「人を裁く」ということを真剣に考える、ってことに対しては意味のあることだとは思うがね。
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