マンガの『闇金ウシジマくん』読んでる。
もんのすごく面白い。というか怖い。心底怖い。 ウシジマくん=闇金の社長(でも23歳)なんだけど、彼が怖いというより、底なし地獄に落ちていく客の人生が怖い〜!!!
パチスロ狂い・ギャル男・預金残高に生き甲斐を見いだすフーゾク嬢・株に手を出した主婦など、まあ予想がつく範囲の人々ではあるが、描かれ方が本当にリアル・・・(リンチシーンは妙に現代アートだが) 生クリームの搾り出し袋のごとく吸い尽くされて、残骸しか残らない。
自分は上記にはあてはまらないものの、いつ何時こうなるかわからない。 いや、闇金に手を出さなくても、いつ無収入になるか。。。
だいたいマンガ読むと2ちゃんねるの関連スレとか読んでみる(笑) そしたら結構するどい意見があった。 「これ、学生のうちから教材として読ませたらどうよ?」 「若いヤツは自分はウシジマの方になれるとしか思わんよ」
・・・そのとおりだ。 自分だって10代頃、未来の自分がこうなるとは思ってもみなかった。
まあ結局『闇金には手を出すな』しか言えんのだが、これ読んでて客の側にちょっとした共通点があるような気がした。 その瞬間の自分しか想像できないってのはわかるんだけど、その瞬間に得られた結果に満足しないのね。
例えばパチスロだけが生き甲斐のニート君35歳は、せっかく日雇いで手に入れた6千円程をたった10分でスッちゃう。即座にキャッシングしてきた3万円も2時間くらいでスッちゃう。 そして彼は泣くのだ。 「1日働いた金を10分で無くした!5日分の金を2時間で無くした!!」
働いた金で遊べたんだからいいんじゃん??? とりあえずそこで「ああ良く遊んだ!!満足だ!!」って満腹中枢を意識して働かせる訓練したらどうか。 ってこんなんでポジティブになれるタイプなら苦労しないか。
この作品、内容もいいんだけど、絵柄がまたいい。 まず人物、とりわけ後ろ姿がとんでもなくいい。上手い役者を見てるようだ。 2巻の迷彩着た糞ガキの後ろ姿なんて、大きくして壁に飾りたいくらい。
それと背景。他の人が描いてるのかもしれないけど、露出オーバーにしたみたいな感じで、空虚な感じと妙な透明感がある。諦めの境地みたいな。
普通、登場人物の背景にY字路ってあんまり描かないと思う。 人物がどっちに行こうか迷ってるシーンなら別だけど。 でもその不安定な感じの背景がまた内容に合ってるというか。
う〜ん、「もやしもん」と「へうげもの」も面白かったけど、ウシジマくん断トツかも〜。 結局、現実が一番コワイわけね。
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