| ヤリチン超大物文化人が笑うイケテナイ浮気事件 |
あまり眠れない。酒飲んでばかりで胃腸もボロボロだ。
朝男を追い出すときに、須佐美君のアドバイス 「まずは相手の将来を考える」を受け売りした。 でも、私が言うと「私のこと考えてよね」ってことになっちゃうから変だ。
男はオゴウチ君にしか相談していないと言うから 私とも「マリ」とも話さなくちゃ駄目じゃん、もっといろんな人に相談しないと、と言った。 「結論をすぐには出せないのはわかってる」と言ってあげた。ああ、またお母さんしてる。
水曜日の朝帰って来ると言うが今回は小さなリュックで出かけたから こっそり帰ってくるつもりか?しょうがないヤツだな。
オゴウチ君から電話。男に「謝って反省して、桜井さんと余生を生きるしかない」 と話してくれると言う。友達は有り難い。
住枝さんにも相談してみたかったので檸檬屋へ。 数回しか会ったことが無いが、住枝さんは男のことを結構気に入っている。
黒いジャケットにスカート、緑のブラウスの私を見て 「葬式か?」と聞く住枝さん。「ふん!」 超オオモノブンカ人宮崎学さんも来ていて 「そういうときは『ハイ、住枝さんの』って答えるんだよ」。 「これからはセクシー系を目指すんです」、お母さんは返上だ。
「桜井さんは今、何か書いているの?」「いえ、今それどころじゃなくて」 「GWは?彼氏は遊んでくれたか?」「いえ、追い出しちゃいました」 けけけと笑う超オオモノ、「そのての話は止めろ」と言った後すぐに 「そういう時はな、騒ぐなよ」とアドバイスをしてくれる住枝さん。
「いや、騒げ。とことんやれ。そうか桜井は今大変なんだ。けけけけけ」 と聞いてくれるので、超オオモノの女性遍歴の中で強烈な印象の女、 長く続いた女、別れ方、浮気がばれたときのセリフなど教えていただく。
超オオモノは「浮気はしない」なんて言わないし、 ちょっとでも嫌になったらすぐ出ていくし、 追いかけないし、欲しがれば家でも子供でも渡すし、待ってる女はいくらでもいると言う。
「男の人はそうやっても咎められないけど、女は『ヤリマン』て言われちゃうんですよね」 「ヤリチンだろ?」と言う超オオモノも、付き合っているのに名前を知らない女はいないそうだ。 やっぱり男は隠しているのか。
超オオモノが何をしてきたか、何を作って残してきたかを見れば、 その生みの苦しみや孤独、闘いの疲れを癒すのに女が必要で、 それも一人じゃダメというのはわかる。 だけど男は会社という守られたところで、 頑張ってはいるが命がけで闘っているわけでもないのに ハチャメチャに遊ぶことだけ真似してる。超イケテナイ。
「新しい男ができるでしょうか?出会い系サイトでも見てみようかな」 「いるよ。しばらく一人で生きろ。大丈夫だよ」と言ってくれる超オオモノ。
住枝さんは「何でそんなプライベートなことをHPに書くんだ。理解できん」。 「田中康夫のPG日記みたいなもんですよ」と言ったらその場のみんながかなり引いた。 読みたい人もあまりいないだろうが、男が嫌がらなければいいんじゃないか?
「男はでかいリュック背負って出てったんだろう? きっと女はそれ見て『帰ってよ』って言うんじゃないか?」と住枝さん。 ソファに寝ながら、私が帰ろうとしているのに「今度二人で来なさい」と話が終わらない。 最終電車を目白で降りるつもりが気付いたら新宿。総武線東中野に出てタクシー。眠い。
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2001年05月07日(月)
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