山下クリニック,FENDI,海外天

親指の付け根が痛むので山下整形外科クリニック。関節に空洞が出来ている。
しかし今日の痛みの場所は少し違って、単なる使いすぎ。1晩で原稿10枚がまずかったか。

革のスカートについている革の花飾りが取れてしまったので、FENDI池袋西武店。
着る度取れてしまい、4回目の持ち込み。

ロンドン時代の友人Sさんは「そういう服は何度も着るもんじゃないのよ」
と言うので店員に聞いてみた。
「1、2度パーティーで着ておしまいってつもりで作った商品なんですか?」
「いえ、決してそのようなことはございません。何分デリケートな作りになっておりまして」
って露店で買ったTシャツならわかるけど。
私は10万円以上する服をワンシーズンで着倒すような買い物の出来る身分ではない。

「また直してもらっても、どうせまたすぐ取れちゃうんだから、縫い付けてしまって下さい」
「修理担当者に聞いてみます。有料になりますがよろしいですか」
ってうーん、そういうもんか?欠陥商品じゃないのか?

母と、母の友人でハンドバッグ職人のKさんと中華料理「海外天」。
Kさんは今日が誕生日とのこと。
海外天は面白いメニューがあって、さっぱりしているので好評。

母が買った、書類が入る大きさのショルダーバッグはきれいな紫色で軽い。
最近革のバッグは売れないらしい。軽い布製バッグのほうが安いので人気がある。
寂しい話だ。Kさんはいつも新しいデザインを研究しているし、丁寧に作ってくれる。
私が高校入学の時に作ってもらったバッグを、
社会人になっても使っていたと話したら喜んでくれた。

やっぱり良い商品は長持ちしなくっちゃ。
FENDIのスカートの話をしたら「じゃあ僕が縫ってあげるよ」。さすが職人魂!

須佐美君からメール。小説の出だしを読んでもらってアドバイスをもらおうと思ったら、
ストーリーまで考えてくれる。須佐美君のストーリーの方が断然面白くて、自信を無くす。
でも、彼はサスペンスタッチのエンタテインメント、私は青春ファンタジー?路線だ。
頑張るぞ。

高校時代の友人Mから電話。久し振り。
彼女も最近男を追い出して、付き合いはうまくいっているらしい。
彼女の経験から
「今のその気分、元気があるときに真理ちゃんのペースで別れちゃった方がいいよ」
と、アドバイスされる。
そういう気にはなれないんだなあ。私はO君のペースってものを見せつけて欲しい。
「それは、なかなか難しいよ。『お母さん、まだ怒ってるかな』ってなもんよ、きっと」
ひえー、情けなさ過ぎる。

Mは今、「なんで生まれてきたんだろう」「私の役割、したいことってなんだろう」
という問いに改めてぶつかっているらしいので、
中島義道の本と映画「ショコラ」をお薦めする。

2時間近く話し、眠気に負け、原稿書けず。
2001年05月21日(月)

抱茎亭日乗 / エムサク

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