女流画家協会展,斬新和食「橙屋」銀座店

明け方見た夢。追いすがる私の手を振り解いて、O君がマリとどこかへ行ってしまう。
汗びっしょりになって目が覚めた。

ジョン・ガリアーノのスカートに薄手のコートを羽織って椎名町駅近くを歩いていたら、
後ろから自転車で来た女性が「ベルトが垂れていますよ」。
「こういうデザインなんです」
「あら、そうなのゴメンナサイ」
「いえ、ご親切にありがとうございます」
「わからなかったわ。年寄りなんで余計な事言って」
「いや、大丈夫です」
こういうのは久し振りだ。

O君の叔母さんの絵が、女流画家協会展に入選したとの事で東京都美術館。
どれも大きな作品ばかりで驚いた。
叔母さんの絵は大きな木の根っこにいくつかの蝶がいて、
空きペットボトルが転がっている風景画。
私は動物嫌いで特に蝶とか鳥が苦手。叔母さんの作品も気味が悪かった。

叔母さんは懇親会に出るという話を聞いていたので、会場に紛れ込んだが見つからない。
女流画家大集合で熱気ムンムン。私は知り合いもいないし、いたたまれない雰囲気。
「初入選の皆さん、前に来てお名前を仰って下さい」
とアナウンスがあったので注目するも叔母さんの姿は見えず。

諦めて外に出ると激しい雨。駅まで傘無しで歩いて、またびっしょり。

次の約束まで時間があったので、キャベツ・人参・リンゴジュースを飲みながら原稿を書く。
胃腸を整える働きがあってお酒を飲む前にいいらしい。
健康ジュースの店なら禁煙にすればいいのに。
店の前には美容院があって、出勤前のお姉さま方が頭にカーラーを巻いたままやって来た。
セットの合間に健康ジュースを飲んで一服するわけね。

高校からの友人YとKMちゃんが「真理ちゃんを励ます会」をやってくれる。Sは現われず。

銀座ナインの「橙屋」は巨大な店。カウンター席の前を通るとき大勢いる板さんが
「いらっしゃいませ!」と大声で次から次へと叫び、花道を歩いているような感じ。
メニューの創作寿司など、行ったことはないがNOBUの真似か。

Yは同じように浮気性の男と別れた過去があり、今は友達として付き合っているらしい。
「真理ちゃんが『もうダメだ』ってとこまで頑張ってみれば?いける所までいってみたら?」
KMちゃんは「『男は狩人』っていい言葉だねー。でも私はイヤ、そういうの」。
会社にものすごいデブで異常な女好きがいるらしい。気持ち悪い。

実はYは一昨日男に振られたということで、いつしか話はYのリベンジ作戦へ。
「やっぱり早まったかなあ」
「成り行きとはいえ電話で言っちゃあダメでしょ」
「暗くなっちゃったからなあ」
「でも、友人に遠慮していただけかもよ」
「どうかなあ」

頑張ろうねみんな!
2001年05月22日(火)

抱茎亭日乗 / エムサク

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