西表島,唐変木,ヌードビーチ,初枝

汗びっしょり、よく眠れず。
新金一旅館の朝食は\530で美味しいらしいが、7時前に出発なのでありつけず。

ANK431便で石垣島、8:55。空港で八重山そば。去年O君と来た時は2人で食べた。

西表島への船上でO君にメール。
最高に晴れてて海もきれい。涙。やっぱり一人は結構辛い。
ジェットコースター並だった冬場と違って、船はあまり揺れない。

去年O君と泊まった民宿パインアップル館。食堂の外観が巨大なパイナップル。
ご主人はパイナップル農場を持つ。今は収穫最盛期らしい。

バイクを借りて月が浜近くの「唐変木」でオリオンビール、トーフチャンプルー。
相変わらず混んでて、出てくるのが遅い。お詫びにと言って黒糖飴をくれる。
ヤモリが2匹、「キキキ」と鳴く。

少し眠ってしまった。「眠いですか?」と向かいの席の男性に聞かれる。
私の隣に座っている女性と海に行くけど一緒にどうですか、と誘われた。
ちょっと不安だったけど女性も一緒だし、昼間だし、面白そうなので着替えに宿に戻る。

車で宿まで迎に来てくれる。
後部座席には大きなクーラーボックス。なんと発泡酒片手に運転!
大丈夫か?車は坂道をどんどん登り、農道脇の茂みの前で停まる。
ビーチサンダルで草木をかきわけ、倒木の下を潜り抜け、滑りながら進む。
ヌードビーチという(ホントか?)小さな浜。もちろん誰もいない。きれい。

島の男はシュノーケル道具と一緒に当然のように抱えてきた大きなクーラーボックスから
発泡酒を取り出して飲む。
「ここは島の人でもほとんど知らないはず。誰もいないから女の人が裸で泳いでたんだ。
それでヌードビーチって言うの。地図には載ってないよ」
島の子供の秘密の遊び場だったのか。

競泳用ゴーグルの私に男性がシュノーケル3点セットを貸してくれるが、
サイズが合わないし、やったことがないのでせっかくだがすぐに返す。
競泳用でも魚は見えた。

男性に背中の汗疹を指摘されてしまう。昨日の寝汗のせい。とほほ。

茂みを登って車に戻る。濡れた足が滑ってしんどい。
Aさん、Yさん2人はトローリングに、私は一人で星砂の浜ビーチへ。海水が温泉並の温かさ。
魚は平気なのが不思議。17時過ぎまで海。
伊豆辺りだと3時過ぎには涼しくなるものだが、全く寒くない。

夕食後男性から電話「初枝で待ってます」。ろれつが回ってない。
女将に車で送ってもらって「初枝」。満席。

昨年偶然、大学時代のバイトの同僚りっちゃんに初枝で再会。
りっちゃんは西表の海人(うみんちゅ=漁師)と結婚して初枝の女将さん、
子供は5歳!とのことで驚いたのなんの。

りっちゃんの子供、かわいい男の子は来年小学生。
去年来た時は生まれてなかった1歳にならない女の子も睫が私より長く
ほっぺもぷにゅぷにゅで愛くるしい。

前回はゆっくり話せなかったので、結婚の経緯や今の生活などについて聞く。
いろいろ大変だけどお店も繁盛して、幸せそう。

名前忘れた島魚の塩焼き、採れたてサザエのつぼ焼き。美味しい。

帰りはYさんが運転するのかと思ったら、Aさんが運転席に。こんなに酔っ払っているのに?
「まあいいや。どうせ男に振られたし、西表で死ぬならそれも良い人生だ」と言うと
見送りのりっちゃんが「そんな事言わないでよ」。
なんて言いながらもカチッとシートベルト。
ふらーりふらーりとドライブ、対向車3台。無事宿に到着。

部屋のバスルームにヤモリ。夜中鳴き声止まず。また眠れない。
2001年07月01日(日)

抱茎亭日乗 / エムサク

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